キスツス・アルビドゥスという聞きなれない花ですが、この花には「私は明日死ぬだろう」という死の予告とも取れる花言葉が与えられています。
この花言葉にはキスツスが午後の一定の短い時間にだけ咲き、すぐにしおれてしまうという花の特徴が由来となっているようです。キスツスの和名は「午時葵(ごじあおい)」ともいい、その性質が花の名前に現れています。
⑥ 死:イチイ
あさのいろ おはよう
— ✰miles.スマイル✧立夏♡竹笋生 (@milessmile_0311) December 20, 2017
イチイ/一位:涙の中の思い出
イチイ科イチイ属、常緑針葉樹
沖縄県を除く日本全国に分布
別名:アララギ
雌雄異株:稀に雌雄同株
成長は遅いが高さ20mの高木
花は4月頃、初秋に赤い実
甘い果実は食用や焼酎で果実酒
種子は有毒で飲み込まない様に
大山頂上自生は特別天然記念物 pic.twitter.com/UwzSuvYwr5
「死」というシンプルに怖い花言葉を持っているのがイチイという名前の花です。赤く小さな粒のイチイの実は甘くて食べられる実としても有名です。
このイチイの花の花言葉は西洋由来で、西洋ではよく墓地に植えられる花として有名なのでこの花言葉が与えられたと考えられます。贈り物には向きません。
⑦ 私の命を捧げます:タツナミソウ
おはようございます
— Koutaisi (@ef15199) May 13, 2020
タツナミソウ
ムラサキと白
です^_^ pic.twitter.com/uJAknBrHVh
縦に連なるように紫色の花ぶりが印象的なのがこのタツナミソウです。花言葉は「私の命を捧げます」とあり、直接的な死を表現するものではありませんが、思わしげな言葉が深く響きます。
捉え方によっては「永遠の愛」を誓う愛情表現にもつながるかとも考えられますが、少々重みのあるメッセージかもしれません。すでに恋人だったりパートナーだったりする関係だと良い贈り物かもしれませんが、少し距離があるなら避けておく方が無難でしょう。
⑧ あなたは私に死を与えた:トリカブト
神奈川県箱根町の駒ヶ岳頂上に咲いていたトリカブトです。正確にはイヌハコネトリカブトだそうです。マツムシソウを探しにいって見つけられず、霧が晴れるとこの花が咲いていました。2002年9月26日撮影。 pic.twitter.com/0ZyOaLfUgn
— 山本研二 (@hanatanbou) May 18, 2020
青い花びらが枝垂れるように咲く姿が印象的なトリカブトは「あなたは私に死を与えた」という花言葉を持っています。直接的でパンチの聞いた花言葉ですね。
トリカブトは実際の事件や小説などのフィクションにも用いられる毒を持った花として有名です。昔はこのトリカブトの成分が医療に使えないかということでさまざまな人体実験に用いられたそうですが、そのために何人もの人々が命を落としたという言い伝えでも知られます。
⑨ あなたに嫌われたら、私は死にます:スグリ
スグリの花 pic.twitter.com/9u5b7pba5M
— 森のふくろう (@cameleye0724) May 2, 2018
赤く小さな花が連なって咲く姿は愛らしいスグリですが、花言葉には「あなたに嫌われたら、私は死にます」というとても重いメッセージが込められています。
もし、まったく興味のない相手にこの花を贈られたら恐怖で背筋が凍りますね。
⑩ あなたは私を死なせる/死も惜しまず:ドクニンジン
3月15日の誕生花は
— :lollipop::cherry_blossom:伝説のT将軍@嬢帝ゆみえる推し:cherry_blossom::lollipop: (@akbgeneral48) March 15, 2020
ドクニンジン(毒人参)
花言葉は
あなたは私の命取り/
死も惜しまず pic.twitter.com/MufWmD760r
花の名前にすでに「毒」という言葉が見受けられ、なかなか強烈な印象を与えるドクニンジンは「あなたは私を死なせる」「死も惜しまず」という死の匂いが強い花言葉を持っています。
このドクニンジンは古代ギリシャ哲学の祖といわれるソクラテスの処刑の際に用いられた植物です。「死も惜しまず」という花言葉は無実の罪でも進んで刑を受け入れたソクラテスの信条が込められています。
⑪ 無視したら私は死にます:ガマズミ
自転車を走らせてエゴの花を見に行ったのですが花はほぼ落ちてしまっていました。でもイボタノキ、ガマズミの花は見頃を迎えていました。 pic.twitter.com/NjYBtdZllD
— おこじょ (@okojyo4) May 17, 2020
あまり聞きなれないガマズミという花には「無視したら私は死にます」という恐怖が漂う花言葉が与えられています。強い怨念のこもったメッセージが湛えられています。
このガマズミは一方で友情と心の繊細さの象徴の花としての性質も持っており、恋の花というよりは友愛の花として捉えられているようです。それにしても怖い花言葉であることにかわりはありません。