㉓ さよなら:紫苑(シオン)
西洋も東洋も紫色をした花には悲しいイメージが与えられています。紫苑(シオン)は古くは平安時代の文献にも見られる歴史にゆかりの深い花です。
紫苑(シオン)の花言葉には「さよなら」「君を忘れない」「追憶」というものがあります。今昔物語に父の死を嘆き悲しむ兄弟の話があり、兄弟が父の墓前に手向けた花がこの紫苑(シオン)でした。
㉔ 無限の悲しみ:アリウム・ギガンチウム
紫色のボール状の花を咲かせるアリウム・ギガンチウムは、ヨーロッパ各地では悲しみの花として有名です。ヨーロッパでは紫色の花は死者を悼む花として共通の認識があります。
その死者への悼む気持ちに寄り添うように、このアリウム・ギガンチウムはよく墓地にその姿を見せています。他に「深い悲しみ」という花言葉もあります。
㉕ 呪い:クロユリ
一見して不気味な存在感をたたえている花クロユリですが、花言葉もその存在感をことさらに煽り立てるように「呪い」という言葉が当てられています。
良い面では「恋」という花言葉もあるのですが、激しい恋が反転すると「呪い」に変わるということでしょうか、恋の熱情を感じさせる花言葉となっています。
直接的に死を連想させる花言葉ではありませんが、クロユリの不気味な存在感は不気味さもありますのでプレゼントには向かないでしょう。
花言葉の意味を理解して贈り物を選ぼう!
花言葉の意味を理解して花をプレゼントすることは上級者のテクニックとなります。また、花言葉に詳しいということは雑学のネタにもなりますね。
「死」を意味する花言葉を持つ花をプレゼントすることは避けるよう注意してください。しっかりとした知識を身につけることで花のある生活はより美しい日々をもたらしてくれます。