子供の出産をきっかけに、性に対する興味が無くなってしまう女性は多いようです。
これは性嫌悪というよりは、子供を育てることを優先する女性としての本能や心理に関わる部分です。
また、出産に立ち会った男性も、その光景を見て性に対する意識が変わることもよくあります。
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男性にもある性嫌悪
以前まで、性嫌悪は女性だけのものと思われていましたが、今では男性の性嫌悪症も増えているようです。
しかし、男性の性嫌悪は女性の性嫌悪とは少し種類が違います。
女性は性行為や、性的表現自体に嫌悪を感じるので、好きな人であってもセックスができませんでした。
ですが、男性の場合は妻とだけセックスができなくなってしまいます。
性欲自体は正常なので、マスターベーションや、風俗、浮気などでの性的行為は普通に行えます。
これは結婚生活が長くなると、妻を女性ではなく、家族として見てしまうようになることが原因です。
家族として見るようになってしまっては、男性は心理的に性的対象として見ることができなくなってしまうのです。
家族に対して性的なことをすることに嫌悪感を持ってしまう心理が働いてしまうのです。
実は、この家族として見てしまうことで性的対象でなくなる心理は男性だけでなく、女性にもあるようです。
結婚した男性と女性のお互いが性的対象として見れなくなることがセックスレスの原因になることは多いようです。
性嫌悪症の克服
性嫌悪症になった人は自分が性的なことができないことに対して苦しんでいる人もいて、克服したいと考える人は多いです。
自分で性的な快楽を感じることができないという理由だけではありません。
周囲と自分が違うという疎外感や、彼氏や夫に迷惑をかけているという思いから克服したいと思う人が多いようです。
恋愛関係であれば彼氏、結婚していれば夫の合意があれば、心療内科などでカウンセリングによる治療を受けることもできます。
時間はかかりますが、根気よく治療を続けることで、性嫌悪症は克服できるようです。
性嫌悪症は2人の問題
結婚して夫婦生活が長くなると、夫や妻が家族としてのポジションが強くなります。
そのため、家族に性的なことをするということに対して嫌悪感を持つようになってしまいます。
しかし、家族に性的なことを求めないだけであって、仲が悪くなったわけではありません。
単に夫婦生活の中からセックスがなくなっただけです。
なので、セックスがなくなったことについて、悩みはするものの、それ以外では今まで通りの仲の良い夫婦生活が続いたりします。
しかし、仲が良くてもセックスがない夫婦生活には危険も含んでいます。
夫は性処理のために風俗に通い始める人もいれば、体の関係だけを求めた浮気をする可能もあります。
妻の方もセックスレスは不倫に走るきっかけになる人も多いです。
夫か妻のどちらか一方が性嫌悪症になってしまった場合は2人で克服しないとお互いが辛い思いをしていまう可能性があります。
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