他人が行うメイクとして受け入れられるものを聞くと、全世代の7割以上が受け入れられると答えたのが 「日焼け止めを塗る」74.9%、「眉を整える(描く)」71.4%。
「クマやニキビなどをコンシーラーで隠す」51.0%という結果になりました。アイラインを引くことや二重テープを使用することも、全世代平均で4人に1人以上(25.2%)が受け入れています。
【美容医療編】半数以上が美容医療を検討している
脱毛や薄毛治療などの美容医療に対して20代の半数以上(52.2%)が「自身もしている」「検討している」と回答。美容医療を受ける男性に対して「理解できる」と答えた人は、全世代平均で約9割(88.4%)に上りました。
世代別に見ていくと、40代85.6%、30代89.5%、 20代90.3%と、メイクと同様に、若い世代ほど理解度が高くなっているようです。
男性に人気の美容医療「脱毛」
実際に受けたことのある美容医療の施術を聞くと、全世代で人気の施術は1位「ひげ脱毛(20代57.4%、30代44.4%、40代36.7%)」、2位「腕・脚の脱毛(20代25.4%、30代25.2%、40代36.7%)」と、全世代で圧倒的に脱毛が人気であることがわかりました。
3位は世代ごとに人気が変わり、20代では「ニキビ治療」18.7%、30代は「歯並び治療」19.2%、40代は「薄毛治療」23.3%という結果に。
美容医療を受けたことのない人に興味のある施術を聞いてみると、やはり「ひげ脱毛」が48.7%で最多、次いで「腕・脚の脱毛」29.9%、「薄毛治療」28.8%と続きました。また、20代男性には「VIO脱毛」にも興味があると回答している人もいます。
男性が美容医療を受けるきっかけ第1位「自分をより良く見せたいから」
男性が美容医療を受けるきっかけ第1位はメイク同様、「自分をより良く見せたいから(56.0%)」。2位「自己満足のため(47.6%)」、3位「コンプレックスをカバーしたいから(37.7%)」はそれぞれメイク回答時より10%程高くなっています。
その他に、「毎朝ヒゲを剃る時間が勿体ないから(26歳男性)」といった時短目的、「清潔だと思うから(33歳男性)」などの衛生目的の回答もあり、実生活でのメリットを狙った理由が多いことがわかりました。
「パートナーを不快にさせたくないから(22歳男性)」、「衛生面と老後に介護される場合を見据えて(39歳男性)」など将来の介護を見据えた意見も見受けられました。
美容医療男子を「理解できない」派の理由とは…
美容医療男子を「理解できない」と回答した1割ほどの人の理由で、半数以上の53.8%が「なんとなく」と回答。メイク男子を「なんとなく」理解できない人よりも割合が多い結果となりました。
男性美容はメイクほどジェンダーイメージとの結びつきもなく、公表する人もそもそも多くない中で、否定するだけの大きな理由がないことがうかがえます。
男性の美容ケアは当たり前の時代に!
今や男性美容ケアが当たり前の時代に変化してきたことが今回の調査で分かりました。男女の境界線がないジェンダーレスな社会が幅広く広まりつつあります。これからどんどん男性の化粧品や美容医療の需要が高まってくるかもせれませんね!