12月2日は「デーツの日」デーツの魅力からすぐに作れるレシピまで紹介!

12月2日は「デーツの日」デーツの魅力からすぐに作れるレシピまで紹介!

デーツは、今、美容と健康への意識が高い人たちの間で人気上昇中の注目されているフルーツです。その歴史は古く古代メソポタミアの時代にまでさかのぼるといわれ、栄養価が高いだけでなく、おいしく、保存性も良いことから、さまざまなシーンで利用されています。

記事の目次

  1. 1.コロナ禍の小さな不調が気になる?今、私たちにデーツが良い理由
  2. 2.ライフスタイルの改善で腸から元気に
  3. 3.子供、お年寄り、妊婦にもおすすめ!デーツを食生活に取り入れるメリット
  4. 4.腸内環境を整えて免疫力もUP!デーツと組み合わせると良いもの
  5. 5.栄養価が高く保存性がよいデーツは災害への備えにもおすすめ
  6. 6.思い立ったらすぐつくれる!デーツを使ったおすすめレシピ
  7. 7.万能食材デーツを常備して♡

コロナ禍の小さな不調が気になる?今、私たちにデーツが良い理由

長期化するコロナ禍の影響からか、病気とは言えないまでも、さまざまな小さな不調を感じる人が増えています。こんな時だからこそ、栄養をきちんととって、自分の健康度を底上げしておきたいですね。

そこで今回は、以前からデーツ(なつめやしの実)に注目しているという工藤孝文先生に、その良さを教えていただきます。

現代を生きる私たちにとっても、デーツは強い味方になってくれはずです。

教えてくれたのは…

内科医 工藤孝文先生
みやま市工藤内科(福岡県みやま市)院長。1983 年福岡県生まれ。福岡大学医学部卒業後、アイル ランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、現職。専門は、糖尿病・ ダイエット治療・漢方治療。「ガッテン !」(NHK)、「世界一受けたい授業」( 日本テレビ ) など、テレ ビ番組への出演・医療監修のほか、ダイエット関連の著作も多い。日本内科学会・日本糖尿病学会・ 日本肥満学会・日本抗加齢医学会・日本東洋医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会・小児慢性 疾病指定医。

ライフスタイルの改善で腸から元気に

日々多くの患者さんと向き合っておられる工藤先生。コロナ禍で、訪れる患者さんに大きな変化を感じているといいます。

「検査をしても異常がないのに、うつっぽい、めまい、耳鳴りなどの症状に苦しむ人が、平常時の3倍近くに増えています。

これは日常が変化することによって自律神経が乱れることからくる不調で、私は災害不調と呼んでいます。こうした症状は腸内環境と睡眠を改善することで、次第に良くなることが多いですね。」

小さな不調に悩む人にこそ、腸内環境を整える不溶性の食物繊維を多く含むデーツがおすすめといえます。

「食物繊維によって腸内環境を整えると、精神を安定させるセロトニンという神経伝達物質が正常に働くようになります。精神が安定すれば、睡眠の状態も改善され、どんどん健康状態が底上げされていきます。」

また、コロナ禍で太り気味という人は多いかもしれません。運動不足だけが原因ではないと工藤先生はいいます。

「コロナ禍で外出する機会が減ったから太ってしまったと考える人は多いと思いますが、実は太る原因は運動不足だけではありません。

朝、日光に適度に当たらないこと、存分に趣味に打ち込めないことなどが原因となって、幸福感を与えてくれるドーパミンという神経伝達物質が減り、そのストレスを解消するために糖分や油分を求めてしまうといわれています。

心当たりがある人は、甘いものや油ものが欲しいと感じたら、代わりにデーツをつまんでみてください。適度な糖質とミネラル、ビタミンの一部などをとることができ、満足感を与えてくれます。」

さまざまな栄養素がとれるデーツ

  • 食物繊維 7.0g
  • マグネシウム 60mg
  • カリウム 550mg
  • 葉酸 19μg

子供、お年寄り、妊婦にもおすすめ!デーツを食生活に取り入れるメリット

デーツはあらゆる年代の人の健康維持に役立つといいます。どんな人がどんなシーンで食べると良いのでしょう?

「デーツは樹上で乾燥しますので、添加物が含まれず、砂糖も使用していません。

自然な味・甘味を体験させる食育として、まず子供のおやつに取り入れてみてください。お菓子やアイスを食べるより、腸内環境が良くなりますからおすすめです。

幼い頃の腸内環境は大人になってからも影響するといわれています。ですから、お子さんの健康の資本を担う大切な食べ物として、デーツを選んであげましょう。

また、食が細く 1 日に必要なエネルギーが足りなくなりがちなお年寄りにも自然な糖質はいいですね。葉酸や鉄分も含むので、妊娠中の方にも大変おすすめです。

スポーツや仕事の合間の間食にも最適です。疲れて甘いものが欲しいときに、デーツを食べれば、もうひとがんばりできますよ。

ドライフルーツによって含まれる栄養は異なりますから、さまざまな栄養素を含むデーツを選んで食べる価値があります。

健康維持のためには、食事に対して、毎日の小さな工夫の積み重ねが大切なんです。」

腸内環境を整えて免疫力もUP!デーツと組み合わせると良いもの

デーツは食物繊維と栄養の面で、大きな健康価値があるとわかりました。私たちが今一番気になる「免疫力」にもデーツは役立つといいます。

「腸内環境は免疫力にも大きく影響するので、免疫力を高めたい今こそ、腸内環境を良くするよう意識して食べましょう。デーツはそうした食生活改善に大きく役立ちます。

食物繊維のなかには、不溶性と水溶性があり、不溶性:水溶性=2:1でとることが理想といわれています。不溶性は主に野菜からとることができます。

デーツに含まれる食物繊維も約 8 割は不溶性です。一方、水溶性の食物繊維はオートミールや海藻などに多く含まれています。

私の一押しはデーツとオートミールを合わせること。ここに乳酸菌のとれるヨーグルトを合わせると腸内環境にはさらに良いと思います。

好きなものを組み合わせて、おいしく楽しくいただくことが、心の安定には大切です。デーツを上手に利用してください。」

栄養価が高く保存性がよいデーツは災害への備えにもおすすめ

コロナ禍のほかにも集中豪雨による水害や地震など、多くの自然災害が心配される昨今。そんな非常時の備えとして、デーツは良いと工藤先生はいいます。

「保存期間が長く、軽くてかさばらないドライフルーツのデーツは保存食としてもおすすめです。調理をせずにそのまま食べられて、栄養価も高い。

保存食というと、一般的にはカンパンなどを準備するイメージがありますが、硬くて食べにくいですよね。

そこで、お子さんやお年寄りでも食べやすいデーツはおすすめです。自然な味で飽きがこないのもいいですね。防災用にデーツを備えてみてはいかがでしょう。」

炭水化物に偏りがちな災害食の貴重な栄養源として、デーツは一役買ってくれそうです。

思い立ったらすぐつくれる!デーツを使ったおすすめレシピ

そのまま食べても十分おいしいデーツですが、簡単な一手間を加えることで、よりおいしく、健康にも良い一品になります。管理栄養士の園部裕美先生から、デーツの食べ方についてアドバイスをいただきます。

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デーツの食べ方提案①「デーツボート」

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