西川のスリープマスターが教える!羽毛ふとん選びの3つのポイント

西川のスリープマスターが教える!羽毛ふとん選びの3つのポイント

暖冬が続いた近年ですが、今年の冬は平年よりも寒くなるとの予報がでているようです。本格的な寒さがやってくる前に、冬の寝具に必須の羽毛ふとんを準備するのがおすすめです。今回は、寝具のプロ「西川」のスリープマスターが教える「羽毛ふとんの選び方」などをお伝えします。

記事の目次

  1. 1.中身が見えない、種類や値段がさまざま...どうやって選べばいい?
  2. 2.羽毛ふとん選びの3つのポイント!
  3. 3.羽毛ふとんのお手入れ3つのポイント!
  4. 4.西川のおすすめ羽毛ふとん!
  5. 5.今年は寒い予想…早めの冬支度を♡

中身が見えない、種類や値段がさまざま...どうやって選べばいい?

ふんわり軽くてあたたかな羽毛ふとんは、本格的な寒さに向かうこれからの季節に最適な寝具です。保温性や吸放湿性に優れ、軽くて扱いやすく、耐久性があり、お手入れも簡単で長く愛用できるなど、掛けふとんに求められる条件を高いレベルで満たしています。

しかし、羽毛ふとんは種類が多く、中身の羽毛も見えないので、どうやって選べば良いかわからないというお声が多く寄せられます。

そこで、眠りと寝具のプロ、西川のスリープマスターが羽毛ふとんの選び方を3つのポイントでご紹介します。

教えてくれたのは…

プロフィール画像寝具メーカー「西川」スリープマスター
眠りのスペシャリスト「スリープマスター」は、西川・日本睡眠科学研究所認定の資格取得者。眠りのメカニズムや、寝具についての知識を保有し、快適な睡眠環境づくりのアドバイスを行います。テレビ・ラジオ・雑誌など多方面のメディアで幅広く活躍しています。

羽毛ふとん選びの3つのポイント!

それでは、実際に羽毛ふとんを選ぶときの3つのポイントをご紹介します。

①羽毛:ダウンの割合やダウンボールの大きさであたたかさに違いが出る

羽毛には「ダウン」「スモールフェザー」「フェザー」などの種類があります。一般的に羽毛ふとんは、「ダウン」と「フェザー」を混合したものが使われ、「ダウン」の割合が多いほど保温性と調湿性に優れています。

ダウンを50%以上使用したものが「羽毛ふとん」、ダウンが50%未満のものは「羽根ふとん」として区別されます。

羽毛の種類!

  • ダウン:水鳥の胸部あたり生えている、羽軸がないフワフワとしたした綿羽。たんぽぽの綿毛のようなボール形状で、「ダウンボール」と呼ばれます。一羽のグースから10〜20g程度しかとれません。
  • スモールフェザー:腹部に生えている細い羽根軸のある羽毛。ダウンと混合され弾力性を発揮します。
  • フェザー:翼の部分に生えている羽根軸をもった羽毛。

羽毛の種類!豆知識♡

鳥の体が大きいほど「ダウンボール」も大きく、より空気を含み、膨らむ(=かさ高がある)ことであたたかさが向上します。

ダック(アヒル)、グース(ガチョウ)、マザーグース(親鳥)の順に体が大きくなり、暖かさは比例してマザーグース>グース>ダックとなります。

最も希少価値の高いダウンは、北極地方のアイスランドやグリーンランドの海岸に生息するアイダーダックです。

②キルト:片寄らない工夫がされた構造のキルト縫製を選ぶ

いくつものマス目に区切った羽毛ふとんのキルトは、羽毛をしっかりと包み込み、片寄りを抑え、あたたかさを持続させるための空気層をつくるのを助けます。さらに身体へのフィット性も高め、温もりを保ちます。

キルトの種類によっては使っている間に羽毛がマスからマスへ移動し、片寄りが出てしまいます。特に首周りの羽毛がへたってくると寒く感じる原因となります。

羽毛が片寄りにくい工夫がされたキルト構造の羽毛ふとんの方が長持ちするので、選ぶ際の重要なポイントです。

③側生地:羽毛が吹き出さず、体にフィットする生地を選ぶ

生地の種類によっては羽毛ふとんと体との間に隙間ができやすく保温力が低下するため、軽くてやわらかい、体にフィットする生地を選ぶことが大切です。

羽毛が吹き出さないよう高密度に織られ、羽毛のふくらみを邪魔せず、しなやかでドレープ性に富む素材ほどフィット性が高くなりおすすめです。

<かたい生地>
羽毛ふとんと体との間に隙間ができやすく、ふとんの中の温まった空気が逃げる。

<やわらかい生地>
体にフィットして、ふとんと体の隙間が少なく、熱を逃さない。

羽毛ふとんのお手入れ3つのポイント!

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西川のおすすめ羽毛ふとん!

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