Twitter運用のターゲット選定&トンマナ設定で失敗しないポイントを解説

Twitter運用のターゲット選定&トンマナ設定で失敗しないポイントを解説

Twitter運用において企画段階で重要なのがターゲット・トンマナの設定です。それぞれを事前に決めて運用することでどのようなメリットが得られるのか、そして具体的な決定方法について詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.ターゲット選定(ターゲティング)とは?
  2. 2.トンマナとは?代表的な2つの運用スタイル
  3. 3.Twitter運用でターゲット・ペルソナを決めるメリット
  4. 4.Twitter運用でトンマナを設定するメリット
  5. 5.ターゲット選定・ペルソナ設定で失敗しないための5つのポイント
  6. 6.属人化を防ぐトンマナ設定に欠かせない5つのルール
  7. 7.ターゲティング・トンマナ設定の成功例
  8. 8.まとめ

文末表現・語尾や表記のルールは、文章の雰囲気を決める重要な要素です。

「だ・である調」「です・ます調」のどちらを選択するか、体言止めを使うかどうか、キャラクター人格の場合は語尾をどう統一するかを決めておくと良いでしょう。

表記のルールとして、たとえば「できる・出来る」「ありがとうございます・有難う御座います」など、漢字とひらがな・カタカナのバランスを取ることが大切です。

英数字は半角とするか全角とするか、『』()【】などのカッコの使い方はどう区別するかなど、細かく決めておくことで運用担当者が迷わず投稿を作成できるようになります。

このような表記ルールは、実際のTwitter運用を想定して投稿を作成してみると、必要なルールがイメージしやすくなるでしょう。

NG表現の明確化

アカウント運用を通して、使ってはいけないNG表現は早めに決めておきましょう。

たとえば、「今だけ特別!」「業界トップレベル!」「人気No.1!」など、誇大広告に抵触しそうな表現は、あらかじめ禁止するルールを設けておくと良いでしょう。

特定の人物や企業を批判するような内容を避けること、競合アカウントの情報や競合サイト・競合商品の紹介は最小限にとどめることなど、自社のマイナスになる行動も規制しておくと安心です。

特に攻撃的な表現や差別的な内容、マナー違反な投稿はTwitterアカウントの炎上にもつながるため、十分注意が必要です。

投稿全体の文章構成

投稿を作成する際の文章構成として、ある程度のひな形を作成しておくと業務効率改善・読みやすさの向上につながります。

たとえば、次のような文章構成でツイートを作成するルールを決めても良いでしょう。

・冒頭のあいさつ
・自社商品・サービス紹介
・担当者の一言コメント
・ハッシュタグ
・商品ページのURL

また、それぞれの文章を改行なしで書き連ねるか、それとも一文ごとに空白行を入れるかを決めておくこともポイントです。

絵文字・ハッシュタグの使用可否

トンマナを決める際には、絵文字やハッシュタグを使うかどうか、使う場合どのくらいの頻度で入れるのかを事前に決めておきましょう。

絵文字やハッシュタグを多用することで親しみやすさを出すか、それとも冷静で客観的な文章のみに限定して信頼性を獲得するかは、ブランディングやターゲティングによっても変わってくるでしょう。

これまで一切絵文字を使っていなかったアカウントが、急に絵文字を多用するようになると世界観が崩れてしまいます。

ハッシュタグの使い方に関しても、文中のキーワード強調にも使うのか、それとも文末に箇条書きする形でのみ使うのかを決めておくことをおすすめします。

コメント返信・フォローの有無

原則としてユーザーのコメントに返信するのか、ユーザーへのフォローを行うのかも明確にしておきましょう。

ユーザーによってコメント返信・フォローの有無に差が生まれてしまうと、不公平な印象を抱かれてしまう可能性もあります。

また、アカウントが伸びてくるとコメント返信やフォローが追いつかなくなることも考えられますので、最初からユーザーとのコミュニケーションは控えるという方針を決めても良いでしょう。

ターゲティング・トンマナ設定の成功例

最後に、ターゲティングやトンマナ設定で競合と差別化し、フォロワー獲得やブランド認知向上に成功している例を3つ紹介します。

Twitter運用を始める際のターゲティング・トンマナ設定の参考としてチェックしてみてください。

シャープ

https://twitter.com/SHARP_JP

シャープの公式Twitterアカウントでは、運用担当者の個性を全面に押し出した運用方法が特徴です。

企業の公式Twitterの中でも非常にフランクで、親近感を抱きやすい運用スタイルとなっています。

自社製品についてツイートしているユーザーへのコミュニケーションも豊富で、積極的にコメントやリツイートを行っていることも特徴です。

大企業の堅いイメージとは裏腹に、非常に親しみやすい雰囲気で運用されていることから、ユーザーの間でも「シャープさん」と呼び親しまれているほどです。

ローソン

https://twitter.com/akiko_lawson

ローソンの公式Twitterアカウントは、ローソン店員の「あきこ」というキャラクターの人格で運用されていることが特徴です。

自社商品やキャンペーンの紹介ツイートが中心ですが、画像のクオリティが高くシェアしたくなるデザイン性も魅力です。

投稿時間帯も統一されており、お昼時や夕食時に合わせてツイートしている点も特徴です。

BtoCを想定したTwitter運用では、非常に参考になる成功例の1つです。

森永乳業

https://twitter.com/morinaga_milk_

森永乳業の公式Twitterアカウントでは、イメージキャラクターの「もーりー」の人格で運用されています。

特徴的な語尾や顔文字、絵文字も多用されており、フランクで親しみやすい世界観で統一されています。

自社のTwitterアカウントのトンマナとして、架空のキャラクターでの運用を検討している場合には、森永乳業の運用スタイルも参考にしてみてください。

まとめ

Twitter運用では、ターゲット選定やペルソナ設定、そしてトンマナの設定が重要な要素となります。

Twitter運用のターゲット選定で重要なポイントは、以下の5つです。

・空想上のペルソナを作らない
営業担当者にヒアリングする
既存顧客からアンケートを取る
・Twitterのユーザーから探す
ペルソナは定期的に見直す


トンマナを決める際には、以下の5つのルールを明確に決めておくと良いでしょう。

文末表現と表記の統一
NG表現の明確化
投稿全体の文章構成
・絵文字・ハッシュタグの使用可否
・コメント返信・フォローの有無


これらを事前に決定しておくことで、運用担当者の属人化を防ぎ、より少ないリソースで運用成果をあげることができます。

企業公式Twitterの開設を考えている方、すでに運用しているが思うような成果が出ていない方は、ぜひ参考にしてみてください。

なお、DolphinのSNS運用サービスでは、ターゲティングやトンマナの統一を含めた戦略立案〜広告運用まで、幅広いニーズに対応したTwitterアカウントの運用代行を受け付けています。

初期導入費は無料で利用できますので、お気軽に資料請求をお申し込みください。

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