4大SNSとは?SNSマーケティングを始める前に知っておきたい各SNSの属性
4大SNSとは、Twitter、Facebook、Instagram、LINEの4つを指します。各種SNSに特徴があり、自社が行いたいマーケティングによって使い分ける必要があります。
SNSによっては認知拡大やリピート率の向上など、さまざまな効果が期待できるため、各SNSで得られる成果などへの理解が必要です。
日本国内のSNS利用者数は7,975万人で、年々その数値は拡大しています。年齢ごとにその数に違いはあれど、日本国民のほぼ全年齢の方が利用しているSNSについて理解することで的確に情報を届けることが可能です。
ここからは各種SNSの特徴やユーザーの属性、実際に運用がおすすめな場合を紹介します。
4大SNSの特徴を比較
4大SNSとはTwitter、Facebook、Instagram、LINEの4つを指し、それぞれの特徴は下記の通りです。
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4大SNSはそれぞれに特徴があり、自社の事業と照らし合わせて利用していく必要があります。
現在利用しているSNSでなかなか成果が見られない時は、上記の表を参考に別のSNS運用を検討しましょう。
Facebookの特徴|多機能で、ビジネスシーンでよく利用される
Facebookは2006年9月26日に公開されたSNSで、現在は社名がMetaに変更しています。
Facebookには商品カタログを作成できるショップ機能やホームページとして利用できるページ機能などがあり、マーケティングや集客、販売までを1つのプラットフォームで完結できます。
日本国内ではユーザーが下火になっている印象ですが、海外では根強い人気を誇っているため、対海外向けのSNSとしても有効です。
Facebookユーザーの属性
Facebookの国内ユーザーの年齢層や数値※は下記の通りです。
10代:約19.0%(N=142)
20代:約33.8%(N=213)
30代:約48.0%(N=250)
40代:約39.0%(N=326)
50代:約26.8%(N=287)
60代:約19.9%(N=282)
30代と40代のユーザーが多いため、ターゲットが高年齢の場合に活用すると効果が期待できるSNSと言えます。
国内のユーザー数は2,600万人となっており、ターゲティング次第ではより多くのユーザーと接することが可能です。
Facebookは他のSNSと異なり、フォーマルな印象が強いSNSで、就職や転職、結婚や出産などのライフイベントなどに関する投稿がよく見られ、テキストの制限がないため、テキスト量が多い投稿がほとんどです。
※総務省「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
Facebookの運用がおすすめな場合
Facebookを運用する場合、ビジネスシーンで利用されるケースが多いです。登録が実名制であることから、アプローチするユーザーの情報を正確に捉えてターゲティングできます。
ページ機能を活用してイベントや商品(サービス)ごとに分けて情報発信ができます。
一方で、上記でも紹介した通り、Facebookは利用ユーザーの年齢層が高いです。そのため、10代などの若年層に対するアプローチとしては不向きです。
年齢層が高いターゲットへのアプローチとしては効果的なSNSであることを覚えておきましょう。
また、Facebookは広告配信にも長けています。エリアやターゲットを絞った広告配信が可能で、個人事業主や中小企業でも適切な広告配信が可能です。
自社の商品やサービスに関する広告配信などを検討している企業にもおすすめのSNSと言えるでしょう。
Twitterの特徴|140文字でまとめた文章をつぶやく
Twitterはリアルタイム性の強いSNSで、現在起きている出来事などをすぐに知ることができます。ツイートの拡散性が強いことも魅力の1つで、使い方次第では企業の発信がバズることも考えられます。
また、若年層ユーザーが多いことから、若い世代に対してアピールをしたい場合に効果的なSNSです。
そんなTwitterの投稿形式は140文字の文章とリンクや画像、動画を掲載できます。そのため、テキストと画像を組み合わせて情報量を増やし、ユーザーの目をひく投稿ができます。
最近では、リアルタイムの音声サービス「スペース」などもリリースしており、テキストだけではないあらゆる媒体で発信ができるようになりました。
リアルタイムでの発信やユーザーの拡散性に期待する発信をしたい場合はTwitterが良いでしょう。
Twitterユーザーの属性
Twitterのユーザー属性※は下記の通りです。
10代:約67.6%(N=142)
20代:約79.8%(N=213)
30代:約48.4%(N=250)
40代:約38.0%(N=326)
50代:約29.6%(N=287)
60代:約13.5%(N=282)
20代のユーザー数が圧倒的に多く、若年層へのアプローチに適していることがわかります。若年層にアプローチをかけたい企業はTwitter運用が適していると言えます。
※総務省「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
Twitterの運用がおすすめな場合
上記でも紹介した通り、Twitterはリツイートによる拡散性が高いプラットフォームであるため、ツイートがさまざまなユーザーの目に留まりやすいです。
Twitterの拡散性を活かす運用としてキャンペーンや新商品のPRが挙げられます。
キャンペーンとして新商品のPRを実施する場合、商品のプレゼントキャンペーンを実施します。キャンペーンの応募条件として、フォローとリツイートをユーザーに要求することで商品やアカウントの認知度アップが期待できます。
また、Twitterは若年層に対して効果的なSNSであるため、企業として取り扱っている商品やサービスのターゲットが若年層である場合、効果的です。
それだけでなく、Twitterが他のSNSと比較した場合、カジュアルなSNSであることからユーザーとの距離感が近いです。
そのため、自社のファンとの関係値向上をはかりたい企業にもおすすめのSNSです。
Instagramの特徴|画像や動画がメインのSNS
Instagramは2010年にリリースされたSNSですが、Twitterのユーザー数を抜き去り、SNSの中でも上位にランクインしています。
そんなInstagramですが、他のSNSとは異なり、画像や動画投稿に特化したSNSです。
アプリ内で写真を編集できたり動画を編集できたりなど、クリエイティブに長けているプラットフォームと言えます。
「インスタ映え」と呼ばれる文化を発祥したのもInstagramがきっかけです。
投稿の種類も豊富で24時間で投稿が消えるストーリーズと呼ばれる機能を使って投稿することでリアルタイムな発信が可能です。
また、Instagramはハッシュタグの利用が活発なプラットフォームでもあります。Instagramはフォローしたユーザーの投稿がタイムラインに流れてくることが多く、フォローしていない他ユーザーの情報はあまり流れ込んできません。
そのため、ユーザーが情報を探す場合はハッシュタグを使った検索を行う傾向が高いです。他のSNSでもハッシュタグは利用されていますが、Instagramでは特に活発に利用されています。
企業として発信する際もハッシュタグを活用することで、認知拡大につながります。
Instagramユーザーの属性
Instagramのユーザーは伸びて来ており、今後もプラットフォームとして成長することが予想されます。日本国内におけるInstagramのユーザー※は下記の通りです。
10代:約42.3%(N=142)
20代:約69.0%(N=213)
30代:約68.1%(N=250)
40代:約38.7%(N=326)
50代:約30.3%(N=287)
60代:約13.8%(N=282)
日本国内のInstagramの月間利用ユーザー数は3,300万人を突破しており、国内でも人気度が高いです。
Instagram内では画像だけではなく、手軽にその場で更新できるストーリーズやショートムービーを投稿できるリールなど新しい機能が追加されています。
なによりも、ショッピング機能という商品の認知から購入まで1つのプラットフォームで解決できることが大きな強みです。
※総務省「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」