【注意力散漫になる病気②】注意欠陥・多動性障害(ADHD)
注意力散漫になってしまう病気の2つ目は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)です。
病気というよりは、生まれつきの発達障害の1つと言われています。
ADHDの人の特徴は、子供の頃から生活に支障が出るレベルで、年齢にそぐわないほど注意力がなくて、じっとしているのが難しいことです。
子供の頃に診断を受けて療育を受けて育つ人はほんのわずかだと思われていて、大人になって就職してから、仕事で不都合が出たことによって診断される人も多くいます。
【注意力散漫になる病気③】注意欠陥障害(ADD)
注意力散漫になってしまう病気の3つ目は、注意欠陥障害(ADD)です。
これは病気というよりはADHDと同じ発達障害の1つですが、ADHDの症状とは違い多動性が少ないのが特徴です。
子供の頃には教室の中で動き回るなどの多動が問題になることが多いために、ADHDの子供には診断が下されやすいのですが、ADDは見過ごされやすく、大人になって仕事上で不都合が出るようになってから診断される人が多くいます。
これらの病気や発達障害は、職場の環境を整えたりするだけではなかなか改善することが難しいのが現状です。
注意力散漫なのがあまりにもひどすぎる場合には病気などを疑い受診することと、その人が仕事をしやすい環境を作ることが大切です。
注意力散漫を改善するためには?!
注意力散漫になってしまう病気や障害もあることがわかりましたが、やはり病気や障害ではなく、注意力散漫になってしまう人が圧倒的に多いことは言うまでもありません。
意味なく注意力が不足していることを叱るよりも、きちんとした改善方法や鍛える方法を伝えてあげる方が、仕事の効率も上がって、職場の環境がよくなることは言うまでもありません。
注意力というのは、鍛える方法や改善方法はないものなのでしょうか?!
ここからは注意力を鍛える方法や改善方法についてみていきたいと思います。
【注意力散漫の改善方法1】こまめに休憩を
注意力散漫を鍛える方法や改善方法の1つ目は、こまめに休憩を入れることです。
注意力を鍛える方法ではありませんが、こまめに休憩を入れることで、注意力の低下を防いでミスを減らすことができます。
同じ物を同じ場所へ運び続ける仕事で、2時間続けて作業をさせた場合と、20分作業したら10分休憩というのを4回繰り返した場合では、どちらの方が1日に運べる物の数が増えるか、という実験があります。
この実験では20分作業をしたら10分休憩するを繰り返した場合の方が、1日に運ぶことができた物の数は多かったとのことです。
休憩を入れることで時間の無駄になるような気もしますが、実は集中力を高く持続できることで、1日という単位で考えたら、作業の効率ははるかに上がることを意味していますね!
【注意力散漫の改善方法2】作業の優先順位を!
注意力散漫を鍛える方法や改善方法の2つ目は、作業を始める前に作業の予定をきちんと立てて、仕事の優先順位を付ける、ということです。
そして優先順位が高い作業から始めて、1つの仕事がきちんと終わってから、次の作業へ移るようにしていきます。
注意力が散漫になってしまう人というのは、一度にいろいろな仕事に手を出してしまい、どうしたらいいのか自分でも訳が分からなくなってしまうものです。
作業を始める前に、作業の優先順位をしっかりと付けて、作業の予定を立てる、という習慣をつけることで、いまやっている作業に集中できて、注意散漫になることを防ぐことができるようになります。
【注意力散漫の改善方法3】集中できる環境を!
注意力散漫を鍛える方法や改善方法の3つ目は、気が散らないで仕事に集中できる環境を作る、ということです。
これも注意力を鍛える方法ではありませんが、環境づくりというのは、注意力散漫になりやすい人にはとても大切なことになります。
特に余計な雑音というのは注意力が不足する人にとっては、作業を邪魔する原因を意味しています。
外からの雑音を防ぐことができない場合には、防音カーテンを付けたり、耳栓を使う様にお願いするなど、仕事に集中できる環境づくりをしてあげましょう。
【注意力散漫の改善方法4】整理整頓をする
注意力散漫を鍛える方法や改善方法の4つ目は、仕事場の整理整頓を徹底する、ということです。
整理整頓ができていない仕事場というのは、仕事に必要なモノを常に探し回らなくてはいけなくて、どうしても作業に集中できずに、注意力散漫になってしまいがちになります。
また整理整頓をする習慣を身に付けられるようにしっかりと鍛えることで、仕事部屋の環境づくりへの関心も高まって、仕事の効率も上がる、という意味もあります。
仕事場の整理整頓を徹底することは、注意力不足を防いで、余計な事故やミスを防ぐうえでもとても大切なことです。
【注意力散漫の改善方法5】ラジオ体操を!
注意力散漫を鍛える方法や改善方法の5つ目は、休憩時間にラジオ体操をする、ということです。
ラジオ体操でなくてもいいのですが、とにかく休憩時間には身体を動かした方が意味があります。
休憩時間にただ座ってじっとしているよりも、軽い体操をして、軽く身体を動かすことで、次の仕事の時間の集中力が増して、注意力不足を防ぐことができます。