好きと愛してるの違いとは?
大好きな彼氏から好きと言われると、彼女は当然嬉しく思います。しかし、なかなか好きと言ってくれない彼氏もいます。女性にはこの男性の心理が理解できない人が多いようですが、男性には好きという言葉を言い過ぎると、好きという言葉に重みが無くなると考える人もいるようです。
彼女からすると、好きという言葉は何度聞いても嬉しいものなので、何回でも言って欲しいのですが、男性は頑固でたまにしか言ってくれません。たまにしか言ってくれないので、逆に彼氏から急に好きと言われると何かやましいことでもあるのではないか?、と疑ってしまいます。
それだけ男性は好きという言葉に重みを感じているということです。そして、好き以上に愛しているということも、なかなか言葉にしてくれません。ここにも好きと同様に男性ならではの考えがあるようです。この好きと愛しているという言葉は男性にとって、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか?また、好きと愛してるの違いは何なのでしょうか?
好きと愛してるの違い (1)言葉の意味
好きという言葉は、気にいる、心が惹かれているという意味があります。愛してるという言葉には慈しむ気持ち、相手を慕う気持ち、大事にする気持ちという意味があります。
言葉の意味では好きという言葉は何かに自分の気持ちが惹かれるという受け身の態勢で、愛してるという言葉には自分から気持ちを与えるという行動的な態勢という違いがあります。
好きと愛してるの違い (2)範囲の広さ
好きと愛してるの違いは、それぞれ求めるものが違います。人が恋愛感情として他人を好きになるためには、まず入り口として何らかの条件が必要になります。それは、性格であったり、容姿であったり、収入であったりなどです。人を好きになるということは、その人の持つ特定の条件を自分の手にしたいという心理から起こるということです。
しかし、愛してるという感情には特定の条件がありません。ずっと一緒にいたい、この人でないといけないなど、条件が特定ではなく、もっと広い範囲となります。
彼女が彼氏に「私のどこが好き?」と聞くことはありますが、「私のどこを愛してる?」とはあまり言いません。愛してるということを確認したいときは「私のことを愛してる?」と聞きます。これは好きという言葉が特定の条件を指す必要があるため、「どこ」という特定を表す言葉が必要になります。愛してるの場合は範囲が広く、長所から短所までその人の存在全てを指す必要があるので、「私のことを」という聞き方になります。
この特定の条件か、個人の存在そのものか、範囲の広さが好きと愛してるの違いになります。
◆関連記事:こちらにも好きと愛してるの違いをまとめています
好きと愛してるの違い (3)欲求の有無
好きと愛してるの違いはその感情の対象者が違います。極端な言い方をすると、好きというのは自分のための感情で愛しているというのは相手のための感情です。
彼女は大好きな彼氏とずっと一緒にいたいと思うことは自然なことです。このとき、ずっと一緒にいたいと思うことは自分の欲求です。彼氏に喜んでもらいたいから料理を作る。これも彼氏のために料理を作ってはいますが、喜んでもらいたいという自分の欲求です。つまり、好きという感情は自分の恋愛における欲求を充したいという心理からくる感情です。
一方、愛してるという感情の場合は自分の欲求は関係ありません。また、相手に喜んでもらいたいというような見返りも求めません。相手のために何かした、という時点で行動が完結します。
つまり、好きという感情では相手のために何かすることがあっても、結果として喜んでもらいたい、感謝されたいなどの自分の欲求が発生します。しかし、愛しているという感情には、相手のために何かして、そこで行動は完結します。何も欲求を満たしたり、見返りを求めたりなどはしません。これが好きと愛してるの違いです。