記事の目次
- 1.静電気がたまりやすい!これって体質?
- 2.静電気がたまりやすい体質を改善!
- 3.静電気がたまりやすい体質・・・その仕組みとは?
- 4.静電気がたまりやすい体質の原因は、水分不足!
- 5.静電気体質はスピリチュアルな問題ではない!
- 6.静電気がたまりやすい人の弊害とは?
- 7.静電気体質の改善方法をご紹介!
- 8.静電気体質の改善方法(1)水分を多めに摂る
- 9.静電気体質の改善方法(2)起毛の衣服を着ない
- 10.静電気体質の改善方法(3)静電気対策グッズを身につける
- 11.静電気体質の改善方法(4)金属に触る前に壁にさわる
- 12.静電気体質の改善方法(5)加湿器を利用する
- 13.静電気体質の改善方法(6)20分の半身浴
- 14.静電気体質の改善は、暮らしの中で出来ることから始めよう!
静電気がたまりやすい!これって体質?
寒い季節になると、どこを触っても静電気が起きるようで怖い、と悩む人は多いようです。些細な問題に見えますが、本人にとっては深刻です。何しろ周りを電気で囲まれているような錯覚に陥るのですから。
しかし、一方では「静電気で悩んだことなんて一回も無い」という人もいます。不公平なようですが、静電気がたまりやすい人とたまりにくい人がいることは事実です。
これは個人の体質が原因なのでしょうか?
あるいは、スピリチュアルなことが関係しているのでしょうか?
静電気がたまりやすい体質を改善!
このページでは、静電気がたまりやすい人向けの対策や改善のポイントを解説します。
実は、「静電気がたまりやすい人は、体調が悪くなりやすい」という説もあるそうです。そんなことが本当にあるのでしょうか?
その答えは、このページを最後まで読んで頂ければわかると思います。では、さっそく静電気の対策と、改善のポイントを見ていきましょう!
静電気がたまりやすい体質・・・その仕組みとは?
そもそも静電気とは、停止した電荷が引き起こす現象の事を指します。この世界のすべての物体はプラスとマイナスの電荷を持ち、その電荷が流れることによって「電流」が起きるようになります。つまり、電線や電化製品のコードの中に流れる電流は、電荷が流れている証拠なのです。
しかし、物体がたくわえることの出来る電荷の数量は限られています。そのため、物体へ満タンにたまった電荷が他の物体へと移動することがあります。これが「放電」であり、わたしたちの暮らしに起こる「静電気」なのです。
放電=静電気は、触れ合っている物体同士の間で起こります。中でも、電流を通しやすい金属には電荷が移動しやすくなります。その結果、ドアノブに触ると激しい火花が散ることもあるのです。
「静」電気といえども、その電圧の大きさはあなどれません。静電気で飛び散った火花が原因の火災も報告されています。そのため、「静電気がたまりやすい人」は注意が必要なのです。
静電気がたまりやすい体質の原因は、水分不足!
静電気は空気が乾燥しているとたまりやすいため、冬場にもっとも発生します。その理由には、私たちの体の中の水分量が関係しています。
水分は電気を通しやすいため、体が電荷で帯電していてもすぐに放電されます。つまり、空気が乾燥する→体内の水分が足りなくなる→電気をためやすくなる というシステムですね。
冬場は寒いため、水分を摂取する機会が減ってしまいます。そのためにより体が乾燥してしまうのでしょう。「あたたかいお茶やコーヒーはよく飲んでいるけど・・・」という人もいますが、カフェインを含む飲み物には利尿作用があるため、余計に水分が体から排出されてしまう原因になります。
また、長い時間寝る暮らしをしている人も体が乾燥しやすいです。寝ている間は、意外に多量の汗をかきます。暮らしの中の睡眠時間が多くなるほど、体の水分は抜けて、静電気がたまりやすくなるのです。
静電気体質はスピリチュアルな問題ではない!
ここまで解説したように、静電気のたまりやすい人は「水分不足で体が乾燥している人」です。
ときどき、「静電気体質の人は霊感体質」というようなスピリチュアル的なウワサが流れることがありますが、それは化学的な実証を無視した説だと言わざるを得ません。
おそらくスピリチュアル好きな人たちの間では、電荷をためこみやすい体質=霊を引き寄せやすい体質 という風に曲解がなされたのでしょう。なんでもかんでも、スピリチュアルなことと結び付けたい人は多くいるものです。
しかし、平和な日常を送る我々が想像できない激しい放電が、普段の暮らしの中で確認されることは事実です。理解や常識を超える現象を目の当たりにしたときは、スピリチュアルな力を信じてしまいたくなります。
静電気体質をスピリチュアルなものが原因と考えていては、対策の立てようもありません。れっきとした化学現象であることを心に留めて、改善のためのポイントを探って行きましょう。
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