カサカサ唇を改善してくれる栄養素
唇の乾燥を改善してくれる栄養素があるって知っていますか?
肌同様、唇もスキンケアが大事ですが身体の中からケアをしてあげることで、乾燥を改善、予防することができます。
必要な栄養素を摂取して、唇のスキンケアをしてあげましょう。
ビタミンB2
皮膚や粘膜を維持してくれる働きのあるビタミンB2。
不足すると、肌荒れや口角炎、口内炎の原因になります。
ビタミンB2は、葉物の野菜や卵、納豆、乳製品などに多く含まれています。
一番おすすめの食材はレバー。
効率よくビタミンB2を摂取することができます。
普段からこれらを摂取しない人は意識して食べてみるといいですね。
ビタミンB6
ビタミンB6もビタミンB2同様、皮膚や粘膜を維持してくれる働きを持っている栄養素です。
レバー、まぐろ、かつおなどに多く含まれています。
バナナもおすすめ!
なかなか唇の乾燥が治らない、という人はスキンケアだけでなく食生活を見直してみてもいいかもしれませんね。
カサカサ唇に隠れている病気
スキンケアをしてもなかなか唇の乾燥が治らない人は、もしかしたら病気が隠れているかもしれません。
本来、乾燥が原因で唇がカサカサになっているだけなら、正しいスキンケアをしていれば改善されるもの。
唇のカサカサがなかなか治らないという人は「口唇炎」の可能性もあります。
あなたの治らない唇のカサカサは、口唇炎ではありませんか?
チェックしてみてください。
接触性口唇炎
接触性口唇炎とほ、接触性皮膚炎と同様の症状が唇に現れたもの。
なんらかの物質が原因で唇が炎症を起こします。
原因物質はたくさんありますが、ファンデーションや日焼け止め、口紅、界面活性剤など様々。
唇だから、と思っていてももともと肌が弱い人は反応しやすいこともあるため、気を付ける必要があります。
接触性口唇炎には、アレルギー性接触性口唇炎もあります。
アレルゲン物質が原因で唇が炎症を起こします。
アレルギー性接触性口唇炎は、原因物質が食品である場合が多く、マンゴーや柑橘類、パイナップルなど様々。
また、金属類でも反応することがあります。
原因物質は人それぞれなので、意外なものが原因になっている場合もあります。
接触性口唇炎かもしれない、と思ったときは原因物質が何なのかを調べてみてもいいですね。
アトピー性口唇炎
アトピー性口唇炎は、アトピー性皮膚炎が唇と同じような症状が唇に現れたもの。
もともとアトピーを持っている人がなりやすいと言われています。
軽症であれば、ワセリンなどで保湿するという対応になりますが、基本的には皮膚科で診てもらう必要があります。
光線性口唇炎
唇が腫れて水疱ができたり、ひりひり痛いときは光線性口唇炎かもしれません。
光線性口唇炎の原因は多量の強い紫外線です。
強い紫外線を浴びた唇は炎症やかぶれを起こしてしまうのです。
ストレスや睡眠不足、栄養不足が原因の場合もあり、対処法としてはその原因となるものを取り除く必要があります。
光線性口唇炎は放置しておくと悪化してしまい、なかなか治らないので早めの対処が必要です。
日焼け止め効果のあるリップクリームを塗るなどして、唇を紫外線から守ることが大切。
剥脱性口唇炎
剥脱性口唇炎は、唇のターンオーバーが過剰になることで起こります。
まだ成熟していない細胞が出てきてしまうため、唇がカサカサになってしまうのです。
唇を舐める癖がある人はこの剥脱性口唇炎になりやすいため、注意が必要です。
なかなか治らない上に治し方も確立されていないので、完治までに時間がかかる病気です。