例えば、先ほどの口角炎は胃や十二指腸のトラブルの兆しと言われています。
さらに下唇がただれていたりガサガサしていたら腸が弱っている、上唇がただれていたりガサガサしていたら胃にダメージがあるとも言われています。
そういった胃腸系の不調の表れとして唇がガサガサになることもありますので、普段胃腸薬などで押さえつけていたり、不規則な生活・ストレスフルな生活をしている人はそれらが原因となっているかもしれません。
なかなか生活習慣やストレスコントロールをすることは難しいですが、唇を健全な状態に治すためには必要な作業になってくることでしょう。
【ガサガサの原因】化粧品との相性【唇】
次にあげられる唇がガサガサの原因は、化粧品との相性が悪いことです。
よかれと思って使っていたオーガニック素材のリップ。巷で評判だからと使い続けたワセリンなども含まれます。
確かに各化粧品メーカーやスキンケア用品は万人の肌に合うように作られていますが、時には合わないこともあるということを知識として知っておくと良いでしょう。
自分の唇に合わないスキンケアを続けてしまい、唇がガサガサになっていることも考えられますので今使っているリップケア用品を使い始めたころから唇のコンディションが悪くなった人は肌との相性を見極める必要があるでしょう。
メイクが残っている可能性も…
また、唇がガサガサになることを防ぎ、艶のあるリップへと治す過程として唇のメイクオフは丹念に行うことも大切です。
唇に残ったルージュ・グロスなども唇がただれてガサガサになる原因の一つ。いわゆる汚れが残っている状態でいくらスキンケアを施しても残念ながら効果はいまいちです。
汚れはしっかりと落とした上で正しいスキンケアを行いましょう。
【ガサガサの原因】栄養素の不足【唇】
次に唇がガサガサになる原因として上げられるのは、栄養素の不足です。
最近ビタミンやミネラルは足りてますか。気が付いたら適当なご飯や外食、ジャンクフードばかりになっている人は要注意。
食べることは美容に直結します。毎日食べているものが肌や髪、あなたの体を作っていますので身体の素材はしっかりと栄養のあるものを取りましょう。
特にビタミンやミネラルには体の免疫力を高めたり、体のいたるところを治す成分として役に立つものです。
いくら丁寧にスキンケアを重ねていても、高級なリップを使っていても、食生活が悪く身体を守るために必要な栄養素が足りていないのであれば本末転倒です。
普段の食生活では補えないものはサプリメントや野菜ジュースなどで補い、唇がガサガサにならない為の、唇のガサガサを治すための身体づくりから見直していくとよいでしょう。
ガサガサ唇はヘルペスになる可能性も。
さらに、ガサガサ唇や、ガサガサな唇を作ってしまっている原因を放置していると、ヘルペスになってしまう可能性も含まれています。
口角炎とちがうところはヘルペスはウイルス性であるということ。
唇がガサガサの状態、つまり体の免疫力が落ち続けている状態で放置していると外敵に体が打ち勝つ事ができずに体内に侵入を許してしまうことになり、ガサガサの唇からヘルペスになってしまう可能性があるのです。
ガサガサ唇の対処方法
そこで、一体どういった対処方法や治し方があるのかや、唇のスキンケアの仕方、リップパックの仕方などもご紹介致します。
たがが唇。されど唇。しっかりと保湿して艶のある女性を目指すだけではなく健康的な体で乾燥する冬をヘルシーに乗り切っていきましょう!
【ガサガサ唇の治し方①】鼻呼吸を心掛ける
ガサガサ唇の治し方の一つ目は、まずは呼吸法から改善しましょう。
それも口呼吸から鼻呼吸に転換していくのです。口呼吸をしていると口から風が通り抜けるため、唇の乾燥を促進させてしまいます。
さらに、唇のガサガサからは少し脱線してしまいますが、ドライマウスの予防にもなります。
唇を乾燥させないという視点から見れば、ぜひ口呼吸ではなく鼻呼吸で過ごせるようになりましょう。
口呼吸から鼻呼吸へシフトする、治し方は日常生活の中でできるだけ気を付けることです。
口呼吸と気づいた時には鼻呼吸で深い呼吸をくりかえしてみる。口呼吸をやめるように飴やガムを口に入れておくという事も有効手段です。
さらに睡眠中の口呼吸対策としては、鼻の呼吸をスムーズにするテープや口が開かないように固定するテープなども存在しますので、そういった工夫を凝らして口呼吸を治していきましょう。
【ガサガサ唇の治し方②】体内と皮膚へ水分補給
次にご紹介するガサガサ唇の治す方法は、皮膚の水分と体内の水分を補給すること。
もちろん、ワセリンを使ったり保湿クリーム、リップクリームを使って水分を逃がさないことも大切ですが、まず体の渇きから潤していくことが大切です。
体内への塩水やスポーツドリンクなどできるだけしっかりと「水分補給」になるものを選び、体に吸収される水分を意識します。