そうなってきたら、自分のおかげではなく、周りの人が手伝ってくれたり、上司が指導してくれたから成功できた、という返し方をするようにしましょう。自分への褒め言葉を自分で受け取らず、周りに与えるようにするのです。
このような返し方をすれば、褒め殺ししてくる同僚以外の同僚や上司の機嫌を取ることもできます。褒め殺しをかわした上で、自分の評価も上げることができるので、特に仕事では有効に使える返し方です。覚えておいてください。
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【褒め殺しのかわし方③】褒め返す
褒め殺しの返し方としては、逆に相手のことを褒め返すという返し方もあります。
褒め殺しをされているときは、相手から言葉をかけられている状態ですので、基本的に受身になっています。しかし受身になっている状態だと、相手はさらに褒めてくるようになり、攻撃の手が止まらないため、まずは受身の状態を打破することが大切です。
受身の状態を打破するためには、相手に何かを投げかけなければなりません。しかしここで攻撃的な言葉で相手に投げかけてしまうと、相手はせっかく褒めたのに、というスタンスをとってくるため、こちらが悪者になってしまいます。
そのため褒め殺しを受けたとき、受身の状態を打破するためには、逆に相手を褒めることが大切になってくるのです。「いやいや、○○さんもすごいじゃないですか」という返し方をすれば、今度は相手を受身体勢にすることができるため、この返し方も覚えておきましょう。
【褒め殺しのかわし方④】スルーする
褒め殺しのかわし方としては、スルーするというものもあります。
褒め殺しをされたときは、とにかく何か返答をしなければならないものですので、そこはしっかり返答するようにしましょう。何を言われても、適当な言葉を見繕って、相手に差し出し、会話を終えるのです。
褒め殺しは相手が何か思惑を持って行っているのですが、その思惑はあなたの感情を変えるために行っています。それを考えれば、どのような返事をするかというよりも、あなた自身がそれに惑わされないということが大切なのです。
あなたが惑わされず、自分をしっかりと持っていれば、相手がどれだけ褒め殺ししてきたとしても、何も効果はありません。そのため相手の言葉を精神的な意味合いでスルーするというのも、一つの対処法となるのです。
【褒め殺しのかわし方⑤】話を変える
褒め殺しのかわし方としては、話を変えるというかわし方もあります。
褒め殺しされていると、ずっと褒め続けられてしまいます。早く終わらないかなと思っても、なかなか終わらないものですので、こちらからその褒め殺しを終わらせる方法が必要です。
褒め殺ししてくる相手がどのような人間なのかわかりませんが、ある程度、日常会話であったり、相手の趣味をわかっているということでしたら、そのような会話を振ってみましょう。ゴルフが好きな人であったら「最近、ゴルフ行きました?」というようにです。
このようにすることでうまく話を変えることができ、相手の褒め殺しをストップさせることができます。褒め殺ししてくる人が好きな会話をある程度知っておくと、このような時に便利ですので、情報収集しておきましょう。