記事の目次
- 1.壊れた&外れたファスナーの直し方とは
- 2.壊れた&外れたファスナーの直し方①構造を理解しよう
- 3.壊れた&外れたファスナーの直し方②鉛筆を使う
- 4.壊れた&外れたファスナーの直し方③洗剤を使う
- 5.壊れた&外れたファスナーの直し方④スライダーを取り外す
- 6.壊れた&外れたファスナーの直し方⑤ペンチを使う
- 7.壊れた&外れたファスナーの直し方⑥ペンチとスライダー
- 8.壊れた&外れたファスナーの直し方⑦布を噛んでしまった場合
- 9.壊れた&外れたファスナーの直し方⑧分厚い生地の場合
- 10.壊れた&外れたファスナーの直し方⑨閉めたのに開いたファスナー
- 11.壊れた&外れたファスナーの直し方⑩エレメントの構造を把握する
- 12.壊れた&外れたファスナーの直し方⑪エレメントを取る
- 13.壊れた&外れたファスナーの直し方⑫クリップを使う
- 14.壊れた&外れたファスナーの直し方⑬動画を見てみよう
- 15.壊れた&外れたファスナーの直し方を実践してみよう
布は無理に引っ張るよりも、ファスナーと同じ方向に、水平に引っ張ると布が離れていきやすいそうです。
引っ張るスピードも、無理やり速く引っ張るよりも、ゆっくり引っ張るといいそうです。
ゆっくり布を引っ張りながら、ファスナーを少しずつ動かしてみましょう。
壊れた&外れたファスナーの直し方⑧分厚い生地の場合
もしもファスナーに噛み込んでしまった布が、デニムなどの割と分厚めの生地だった場合は、こちらの方法がおすすめです。
まずは、エレメントやスライダーの部分のファスナーをドライヤーを使って温めていきます。ドライヤーを使ってファスナーを温めると、ファスナーが温かくなることで柔らかくなります。
次に、ピンセットや針、爪楊枝などの細い物を使って、分厚めの布とファスナーの間に入れることで、噛み込んでしまった生地を取り出しやすくなります。
ドライヤーを使ったファスナーに噛み込んでしまった布の分離方法は、便利ではあるのですが、同時に注意すべきポイントもあります。
ドライヤーでファスナー部分を温め過ぎると、火傷してしまったり、ファスナーが熱によって歪んでしまったりなどの危険もあります。気を付けましょう。
壊れたファスナーを直すだけでなく、布を引っ張るという工程が加わるので、1人ではなかなか難しいのが現状です。可能であれば布を引っ張る役割を、自分以外の誰かにお願いしてみることをおすすめします。
壊れた&外れたファスナーの直し方⑨閉めたのに開いたファスナー
スライダーを使ってエレメントの部分を噛み合わせて、ファスナーを閉じたつもりなのに、スライダーをくぐらせた筈のエレメントの部分が開いたままの状態になっているファスナーというのも、壊れたファスナーにはよくある現象ですよね。
そんな時の対処方法は、まず、ペンチを使ってスライダーを軽く挟んで、開いた空間を狭めてあげましょう。今までの対処方法にも何度かペンチが出てきましたが、ペンチは本当に使えるので、1つは持っておきましょう。
ペンチでスライダーを挟むと、左右のエレメントが正しく噛み合うようになります。
今回の場合も、スライダーを閉め過ぎて、動きを固くしてしまわないように注意しましょう。
壊れた&外れたファスナーの直し方⑩エレメントの構造を把握する
スライダーをくぐらせた筈のエレメントの部分が開いたままの状態になっているファスナーの直し方はまだあります。
こちらはエレメントに着目したファスナーの直し方です。
まず、エレメントの構造は、左右のギザギザのパーツが噛み込むことで、ファスナーが閉まるという仕組みになっています。
もしもこのエレメントのギザギザ部分が、どれか1つでも曲がっていたり壊れていたら、それだけでファスナーは動かなくなってしまいますよね。
その可能性を考えて、目視でエレメントのギザギザ部分が曲がっていたり壊れていないかをチェックし、異常があればペンチを使ってエレメントの形を修正してみましょう。
細くて細かいエレメントのファスナーの場合は、繊細なエレメントが壊れてしまう可能性があり危険なので、出来ればこの方法は大きめのエレメントのファスナーの際に使用するようにしましょう。
壊れた&外れたファスナーの直し方⑪エレメントを取る
エレメントの構造を理解した上で、エレメントのギザギザ部分が曲がっていたり壊れていたのを見つけて、尚且つその破損部分がペンチだけではもうどうしようもない状態の壊れ方だった場合は、もういっそのこと、そのエレメントのギザギザ部分の1部を切り捨ててしまおう…という大胆な考えのファスナーの直し方もあります。