男が失恋を引きずる理由③
もう恋なんてしない?
槇原敬之の古い歌のタイトルにもなっているこのことば。男性は、大恋愛の末に失恋となると、よくこんな心理状態になります。
さんざんに傷ついて、ひどい言葉を投げつけられて、『あんな思いはもうコリゴリ』という意味で使う人もいるでしょう。
でもそれ以上にやっかいなのは、
失恋したその恋愛を、人生最高のものだったと思ってしまうケース。
『俺の一生一度の恋は終わった。もし今後女と付き合うことがあっても、それは人生のオマケみたいなものだ。』なんて、真剣に思い込んでしまうのです。
女性と交際して破局した場合でも、長い片思いに破れた場合でも同様に、こんな風に思ってしまうことがあります。
何年か経てば彼も、これがただの思い込みであることに気付くのですが、その時はそれが分からない。
そして、新しい恋どころか、気晴らしに友達と遊んで笑い合うことさえ、この『一生一度の恋 』への冒涜のような気がして拒んでしまうのです。
こんな心理状態になったら、なかなか立ち直ることができなくても仕方ないですよね。
では次に、そんな彼が、早く失恋から立ち直るためのに。それができるほど強くなるためにはどうしたらいいか。そのために、あなたに何がしてあげられるかを、見て行きましょう。
失恋男が立ち直る方法①
趣味や仕事に打ち込む
ありきたりかも知れませんが、やはり失恋から立ち直るにはこれが一番。
どんなにひどい失恋をした時でも、仕事をしている時だけはそのことを忘れることができます。
失恋した本人は『忘れていてはいけない。ちゃんと向き合って、今までより強くなるために、この恋を総括しなければ』などと考え、仕事や趣味に逃げることをためらうかも知れません。
でも、特に失恋の直後、傷が生々しい段階で、繰り返しそのことを考えたところで前向きな結論は出ないのです。意識を他に向け、傷を癒す時間が絶対必要です。
いくら仕事に打ち込んでも、プライベートな時間に傷心にどっぷり浸かっていては、なかなか立ち直れない。仕事外の時間の過ごし方も、これまでとは変えなければいけません。
恋愛期間中は、彼女とのデートを優先するため、男友達と遊んだり、趣味に時間を裂くことができなかったでしょう。
片思いだった場合でも、友達や趣味より、彼女の気を引く方法を考えることを優先していたかもしれません。
そこで失恋した男性としては、疎遠になっていた友達に連絡を取ったり、趣味の予約を入れたりといった行動を、意識してとるべき。
それが早く立ち直る方法です。
失恋男が立ち直る方法②
思い出さないように
失恋を引きずる男性が、ある程度心の整理ができてきた頃、部屋に残された元カノの持ち物を見て、楽しかった頃のことを思いだし、一瞬で元に戻ってしまった…という話をよく聞きます。
片思いに破れた場合でも、彼女に渡せなかったプレゼントや、誘いたいと思っていた映画やライブのパンフレットなどが部屋に残っていたら、同じことです。
こんな心理になるのを防ぐ方法は、終わった恋の記憶に繋がるものは、全て処分すること。
捨てるのが忍びないなら、箱に詰めて元カノの家に送るとか、ガムテープで蓋をして、押し入れの奥など目に付かない場所にしまうとか。
部屋の中にある、失恋の記憶に繋がるものを集めること自体、辛い作業かもしれません。でもこれも、早く立ち直るための、彼が早くもっと強くなるための方法なのです。