素麺を食べると太るって本当?その理由とは?
暑い日でもツルッと食べられて冷たくて美味しい素麺。夏の定番レシピとなっている素麺は味も淡泊でとてもヘルシーなイメージがありますよね!
しかし「素麺を食べると太る」というウワサがあるのをご存知でしょうか?
薄着になる夏に向けて絶対太りたくない人、いまダイエットを頑張っている人にとってはかなり驚きのウワサです。ダイエットに良いからと素麺を食べていた人ならとてもショックですよね!
素麺を食べると太ると言われている理由はいったい何なのでしょうか?
1食の炭水化物の量が多すぎる
素麺が太ると言われている大きな理由の1つに、1食の炭水化物の量が多すぎるというものがあります。
炭水化物は糖質と食物繊維からできています。そして素麺の場合は原材料のほとんどが小麦粉なのでほぼ糖質ということになりますね。
炭水化物は体を動かす時の大切なエネルギーになりますが、食べ過ぎると体に脂肪として蓄えられてしまうため太りやすくなると考えられています。素麺は単品で食べることも多く、薬味だけでは栄養も不足するでしょう。
また、素麺だけでお腹をいっぱいにしようとするとどうしても量をたくさん食べてしまうこともあり、それが太る原因になってしまいます。
のど越しがいいので早食いになりがち
さらに素麺は冷たく冷やしてツルッと食べるのが醍醐味ですが、のど越しがいいため早食いになりがちです。
噛まずに飲みこむように素麺を食べてしまうと満腹感を得にくいため大食いになってしまったり、一気食いで血糖値を急激に上げて太りやすい原因を作ってしまったりすることもあります。
夏に氷で冷やしたヒンヤリ素麺を食べるのはとても美味しいですが、いろいろ太る要素を兼ね備えたメニューだということが分かりますね。
素麺のカロリーと糖質は?
素麺は太りやすいメニューだとご紹介しましたが、実際に素麺のカロリーや糖質はどれぐらいあるのでしょうか?
まず、素麺の1食分の量はだいたい100gです。一般的な素麵は2束で100gとなり、それを茹でると270gほどになります。
素麺のカロリーは意外と高い…
茹でた素麺100gあたりのカロリーはおよそ127kcal。それを1食分として食べるのであれば茹でた素麺270gで342.9kcalを摂取する計算になります。
白いご飯は100gあたり168kcalで素麺よりも多くなりますが、ご飯は大人のお茶碗に軽く1杯食べると約160gのため、カロリーは268.8kcalになります。
ご飯は他におかずも食べるため、必ずしも単品で食べる素麺とは同じ条件ではありませんが、それでも1食分で比較すると、素麺1食分はお茶碗1杯分のご飯のカロリーよりもかなり多いことが分かります。
なんとなくヘルシーなイメージで素麺を食べていた人にとっては、このカロリーの多さはちょっと見過ごすことはできませんね…! 素麺は軽い食感の割にしっかりカロリーがある食材なのです。
素麺は糖質も高め!
最近は糖質制限ダイエットなども流行していますよね。過剰に糖質の多い物を食べすぎると太ってしまうことが分かっています。
先ほども少し触れましたが、素麵は糖質もかなり高い食材です。
茹でた素麺の糖質は100gあたり24.9g。乾麺1束100gで茹でた素麺270gを食べる場合は、なんと糖質67.23gも摂取することになります。
「暑くて食欲が無いから素麺ばかり食べていたのに、なぜか太ってしまった!」という場合は、素麺の予想外のカロリーと糖質の多さが関係している場合が多いようです。
他の麺類のカロリーや糖質は?素麺以外の麺は太りやすい?
素麺が太りやすい食材なら他の麺類はどうなのかが気になりますよね!
一般的に麺類は太りやすくダイエットにはあまり向いていないと言われていますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?
素麺以外の麺類である「うどん」「そば」「中華麺」のカロリーと糖質もチェックしてみましょう。
うどんは糖質高めだがカロリーは低め
まず、うどんは腹持ちが良く、価格も安くて庶民の食卓には欠かせない人気メニューです。冬は暖かいうどんが人気ですし、夏は冷たいざるうどんにして食べると美味しいですよね。
茹でたうどん100gあたりのカロリーはおよそ105kcal。糖質は100gあたり21gです。うどん1食分の量はおよそ200gなので、カロリーはおよそ210kcalで糖質は42gとなります。
うどんは糖質は素麺と同じぐらい高いですが、実はカロリーはそれほど高くありません。お出汁を一緒にいただく温かいうどんの場合は汁物のおかげで満腹感も感じやすいメニューになります。