Krishna(クリシュナ)
Krishna(クリシュナ)は、「黒い」「濃い青」といった意味がある名前です。
クリシュナとは、ヒンドゥー教でもっとも人気がある神のこと。ヴィシュヌ神の化身と考える宗派もあります。ヴィシュヌ派という一派の中でも、ガウディーヤ・ヴァイシュナヴァ派にとっては最高神です。
クリシュナは、青黒い肌にクジャクの羽飾りが特徴的な神様です。インド神話では、クリシュナは王子としてこの世に生を受けたものの、すぐに命を狙われます。しかし、実はヴィシュヌ神の生まれ変わりだったクリシュナは、子供らしからぬ腕力で刺客を退け、近隣にその名をとどろかせた英雄として描かれています。
完全無欠のヒーローとして描かれ、崇められているクリシュナですから、名づけにも人気があるのも頷けますね。
Atharv(アサーヴ)
Atharv(アサーヴ)は、ヒンディー語の名前です。バラモン教の呪術の教典である「Atharva-Veda
」が由来です。アサーヴには「知識」という意味があり、子供を博学にしたいという思いを込めてつけられます。
Dhruv(ドゥルーヴ)
Dhruv(ドゥルーヴ)は、ヒンディー語で北極星を表す言葉です。北極星は強い光を放つ星で、年中動くことがありません。そのため、ドゥルーヴには「強い」「不動」という意味もあります。
力強く、忍耐力のある男性に育って欲しいという親の願いが込められているようですね。
Ansh(アンシュ)
アンシュは、「太陽の光」という意味のヒンディー語。
インドの名前は長くややこしい発音のものが多かったのですが、近年は短い名前を好む傾向があり、このアンシュという名前も人気の名前となっています。呼びやすく、かっこいいイメージがある名前ですね。
Madhavaditya(マドハヴァディティア)
「春」を意味するMadhavaditya(マドハヴァディティア)という名前も、近年人気のある名前です。日本でも春夏秋冬の文字を使った名前は多いですし、季節に関連する名前は世界共通のようです。
インドではかねてから「aditya(アディティア)」という名前の人気が高かったのですが、近年では新しい名前の終わりによくつけられるようになっています。
Arjun(アージュン)
Arjun(アージュン)は、インドの伝記・Mahabharata(マハーバーラタ)に登場する不死身の戦士・アルジュナにちなんだ名前。アルジュナはヒンディー語で「白色」「透明」を意味します。
太陽神・スーリヤの息子であり、大英雄でもあるアルジュナのように、強さや賢さを持ってほしいという親の願いが込められているようですね。
Sai(サイ)
Sai(サイ)はベンガル語で「神」という意味があります。日本で子供に「カミ」とつけたり、英語圏で子供に「God」とつけたりすることを考えると、ちょっと首を傾げてしまいますが、少しでもあやかりたいという気持ちが見えますね。
Aditya(アディティア)
Aditya(アディティア)はインドで昔からある人気の名前。インド神話に登場する、太陽の化身とされるスーリヤという神の別名でもあります。
アディティアには「太陽」「天の光」という意味が込められていて、ありがたい神様から名前をもらうという、インド伝統の名づけ方法がとられています。
Shaurya(シュリア)
Shaurya(シュリア)は、サンスクリット語で「英雄」「勇敢」という意味のある名前です。息子に対して勇敢な男性に育って欲しいという、親の願望が込められています。
Vihaan(ヴィハーン)
Vihaan(ヴィハーン)は、ヒンディー語で「朝」「夜明け」という意味がある名前です。転じて「新世界の到来」「新時代」といった意味もあります。