Yukta(ユクタ)
Yukta(ユクタ)はサンスクリット語・マーラーティー語の名前で、「集団」「仲間」を意味します。インド中西部のマハーラーーシュートラ州に多い名前です。
Rachana(ラチャナ)
Rachana(ラチャナ)は「創造」を表す言葉。響きもなんだかかわいいですね。
Vaani(ヴァーニ)
Vaani(ヴァーニ)という可愛らしい名前も、伝統的な名前の1つ。「地球」を表し、知識を与えてくれるというサラスワティ女神を指す言葉です。
Vaani Kapoor(ヴァーニー・カプール)という、インド出身の有名女優から拝借した人も多いようです。
Riddhi(リディ)
Riddhi(リディ)は、ヒンディー語で「続く」「到達する」「幸福」という意味があります。
リディという名前は、女児の双子によくつけられる名前です。というのも、ガネーシャという神様の妻が双子であり、「リディ」「シディ」という名前なんです。このことから、双子の女児にリディとシディという名前をつけることは一般的とされています。
Shivanshika(シヴァンシカ)
Shivanshika(シヴァンシカ)はヒンドゥー教の神様・シヴァと、同じくヒンドゥー教の山の女神・パールバディに由来した名前。「シヴァ神の一部」という意味があり、インドでは定番の女性名となっています。
インド人のポピュラーな名字11選!
インド人の名前において、名字は少し複雑です。
というのも、インドは多民族社会であるため、民族によっては名字を持たなかったり、個人名と名字の並びに変動があったりするからです。欧米のミドルネームにあたる部分に父の名前を置いたり、名前の一部に故郷やカーストの名前を入れることもあります。
インド独自の身分制度であるカーストは、現代では差別の観念から廃止されていますが、未だに根強く残る階級制度です。カーストが分かってしまう名字もあるので、インドの中には、名字を名乗りたがらない人も多く存在します。
また、職業名を入れることもあり、名字を見れば先祖の職業が分かるというものも多いです。インドは基本的に世襲制で職業を決めますが、複数の兄弟全員が親の職業を継ぐことはできないでしょう。そのため、名字とまったく関係ない職業に就く人やその子孫も存在しています。
Agarwal(アガワル)
Agarwal(アガワル)は、マッディアプラデシュやウッタルプラデシュという地方に多い名字。もっとも一般的な名字といっても過言ではないでしょう。
ジャイナ教徒の名字とされ、先祖は貿易商であったとされています。
Reddy(レディ)
Reddy(レディ)は、カンナダ語の名字で、南インドのカルナータカ州に多いです。カースト制度の中でも上位の一族が持っていた名字で、行政もしくは農業に携わっていた一族の名字とされています。
Bakshi(バクシ)
Bakshi(バクシ)は、ヒンディー語とプンジャビ語の名字です。ペルシャ語の「bakhshi(会計士)」を語源とした言葉で、イスラム教の軍隊に給料を配布していた公務員の肩書がそのまま名字になったものです。