第13位:龍三と七人の子分たち
北野武が監督を務めたコメディなヤクザ映画です。
かつて「鬼の龍三」と言われ恐れられていた高橋龍三が年老いてしまった後から始まる物語です。そんな高橋龍三がオレオレ詐欺に引っかかってしまうことから、元ヤクザの老いぼれ7人と手を組んで奮起する笑えるヤクザ映画となっています。
第12位:関東無宿
平林たい子の小説が原作となり、鈴木清順の独特な世界観が織り交ぜられた任侠アクションです。東京の下町が舞台となり、ヤクザの掟に反対する男たちの葛藤や悲哀などの姿がドラマチックに描かれた作品です。
アウトローに生きる男たちの熱い姿と、それを彩る松原智恵子や中原早苗といった日活のスター女優たちの姿は必見です。
第11位:実録・施設銀座警察
元組長でありながら映画俳優や小説家などといった顔を持つ安藤昇の主演作品です。佐藤純彌が監督を務めています。
戦後の銀座を舞台に様々な博徒が集まり暴力団へと発展していく様を描いた作品です。実際に「施設銀座警察」はその過激さや暴力性からとても恐れられていた存在でした。
第10位:乾いた花
石原慎太郎の小説が基となり、池部良、加賀まりこなどをキャストとして迎えた映画です。監督は篠田正浩が務めました。
賭博場で出会った二人の運命が、とある男との出会いによって悲劇的な運命をたどることとなります。一部的に熱狂的なファンを獲得したセンセーショナルな作品となっています。
第9位:竜二
金子正次の体験談をもとにした脚本を川島透が監督し映画化した作品です。金子正次は今作において主演を演じ大きな話題を呼びますが、公開直後にガンによってこの世を去ってしまいます。
妻子とともに暮らすためにヤクザをやめ堅気となった花城竜二の新しい人生における葛藤を描いた悲哀な映画となっています。
第8位:アウトレイジ ビヨンド
映画「アウトレイジ」の続編として製作された今作品は1作目である「アウトレイジ」をさらに凌ぐ人気となった作品です。「全員悪人」といったキャッチコピーはとても有名になりました。
前作から5年の月日がたった日本が舞台となり、大友が生還したことで新たに抗争に火蓋が切って落とされます。新たに西田敏行、松重豊、高橋克典などの豪華出演陣を迎え、さらに血みどろな戦いが繰り広げられます。
第7位:仁義なき戦い 代理戦争
仁義なき戦いのシリーズ第3弾となった今作品は昭和35年の広島が舞台となっています。
村岡組の幹部が暗殺さてたことで跡目争いが勃発し、やがて広い範囲の暴力団も巻き込みながらの大きな代理戦争が巻き起こっていく物語となっています。
第6位:仁義なき戦い 広島死闘編
仁義なき戦いの第2弾となる作品です。ヤクザ同士の激しい抗争の中に恋愛や青春といった要素が組み込まれたことでも人気となったヤクザ映画です。
広島において激化した村岡組と大友連合会の二代暴力団の激しい抗争が描かれている作品となっています。
第5位:悪名
ヤクザ映画の原点とも呼ばれている田中徳三監督の映画です。今東光の小説が原作となっています。
型破りのヤクザとその子分が日本各地を放浪し、その先々で理不尽な権力を相手に様々な騒動を起こしていきます。主人公の朝吉(勝新太郎)と子分の貞(田宮二郎)は名コンビとしても大きな人気を得ることとなりました。
第4位:仁義なき戦い
実録ヤクザ映画の原点でもあり、日本ヤクザ映画界においては金字塔となっている作品です。
戦争帰りの広能昌三(菅原文太)は暴漢を射殺してしまったことから、ヤクザ同士の抗争に関与していくこととなります。そんな戦後のヤクザの抗争に巻き込まれた若者の人生を描いた作品となっています。