記事の目次
- 1.結婚前には貯金は必要!みんな正直に貯金額は言うのか?
- 2.結婚前に貯金が必要な理由①新生活のためのお金
- 3.結婚前に貯金が必要な理由②結婚式の費用
- 4.結婚前の貯金は男性でいくら必要?
- 5.結婚前の貯金は女性でいくら必要?
- 6.結婚前の貯金は伝えるべきなのか?
- 7.結婚前の貯金は誰のもの?
- 8.結婚前の貯金を伝えたら?①家計管理が楽
- 9.結婚前の貯金を伝えたら?相手のお金を当てにする
- 10.結婚前の貯金は伝えなかったら?①疑心暗鬼になる
- 11.結婚前の貯金を伝えなかったら?②離婚する可能性
- 12.結婚前の貯金はどうすべきなのか?
- 13.結婚前の貯金の伝え方のコツ
- 14.自分だけの隠し口座の必要性
- 15.結婚後の共有財産を作る方法
- 16.【さいごに】お金のことでトラブルにならないために
貯金額を伝えなかったことで離婚に陥った夫婦が存在します。
この夫婦はお互い共働きで、生活費はもちろん折半して払っていました。結婚してからもお互い独身の時のように遊びに行ったり、好きな物を購入していました。
ある時旦那が、高いゴルフクラブを購入したのを見た妻が「貯金いくらあるの?」と何気なく聞いたら旦那が「それは教えない。僕のお金だから自由に使う」と言いました。
確かに、結婚前の貯金は個人の資産です。しかし、これから子供を産んで家を購入しようと考えていた妻にはその発言が理解できなかったのです。
妻もそれまでの生活を改めて、家族のためにお互いの貯金を共有財産にしようと提案しましが、一向に旦那は同意しませんでした。これでは将来の生活設計ができないと判断した妻は夫に離婚を迫り、夫もそれなら仕方ないとあっさり離婚してしまいました。
結婚前の貯金はどうすべきなのか?
結婚前の貯金を伝えた場合と、伝えなかった場合で、利点もあれば欠点も生じてしまうことがわかりました。
自分の貯金額がいくらあるのか伝えるべきか、そうすべきでないのかの判断はかなり難しく一概に言い切ることは不可能なのかもしれません。
しかし、お金のことで離婚なんてことにならないように対処法を見つける必要があります。そこで、相手への貯金額の伝え方のコツについて解説をしたいと思います。
結婚前の貯金の伝え方のコツ
結婚をすると、どうしてもお金の話が出てくるのは仕方がありません。
自分がいくら貯金しているのかを伝えたくない人もいるのは当然です。しかし、パートナーに貯金額を伝えないということは隠し事の始まりでもあります。お互いを信用できなくなり、離婚するカップルが出てしまうのは不思議ではないのです。
そこで、結論としては結婚前の貯金は伝える方が無難です。しかし、正直にいくら持っているかなんて言うのは控えて下さい。
コツは少し少なめにサバを読んで伝えることです。
夫婦とは言えども元は他人です。また、お金は人を変える力を持っています。あなたの貯金額が多いと知ったら、相手の態度が変わることだってあるのです。お金がなくて離婚する夫婦もいれば、お金があるのに離婚した夫婦もいます。
もし、貯金額が200万あれば100万円から150万円の間の金額を伝えるべきです。その際、口頭だけでは本当にその金額なのか相手が疑うかもしれません。
よって、公開してもいい通帳をあらかじめ作ってそこに、相手に伝えてもいい金額のお金を入れておくことをおすすめします。例えば150万は公開用の口座、残りの50万円は自分だけしか知らない口座に保管するという方法です。
自分だけの隠し口座の必要性
自分だけの隠し口座なんて言うと「隠し事と同じじゃない!」と反論されるかもしれませんが、結婚生活というサバイバルを生き抜くためにはこれだけは必要です。特に、女性の方は貯金額を男性に正直に伝えるべきではありません。
隠し口座が必要な理由は緊急の時です。結婚をすると不測の事態が起きることがあります。例えば家族の病気や、冠婚葬祭の費用、急なお誘い、そして何より自分のストレス発散のための資金は必須です。
自分専用の口座に数百万も貯めておく必要はありませんが、20万円から50万円以内あればすぐにお金が必要な時に役に立ちます。キャッシュカードも自分で保有していれば夫に相談することなく引き出せるのも便利です。
自分である程度は自由になるお金があれば精神的にも楽です。
結婚後の共有財産を作る方法
サバを読んで相手に貯金額を伝えて、相手も教えてもらうことになった後はこれからの家計をどのように管理していくか相談することも重要です。
それらの貯金を家計のお金として1つにまとめてお互いが同意した上で共有財産とするのもいいでしょう。
何よりも、この共有財産というものを作り上げていくことが離婚を回避させるには役に立ちます。他人同士が協力して共有財産を作ることで二人の一体感が生まれてきます。
家族という認識が強くなり、助け合って生活をしていこうという気持ちになるのです。また共有財産があれば、家族のために使う費用はそのお金を使うことで解決するので、住宅や子供の教育資金なども計画的に貯めることが可能です。