ここまでワーママ管理職の良い面をご紹介してきましたが、当然デメリットもあります。私が考えるデメリットはこちら。
- 家でも会社でも人を育てることへのプレッシャーやストレス
- 気づいたら自分の時間がなくなっている場合がある
- どうしても休めないとき、突発で対応が必要なときの対策が必要
家でも会社でも人を育てることへのプレッシャーやストレス
管理職となると部下の育成やチームの育成に力を注ぐことが増えます。その時に子育ての経験が活かせる反面、家では子供を育て職場では部下を育て…と常に誰かを育てないといけない環境というのは時にストレスになることも。
誰かを育てるって思い通りにいかないことが多いですし、とても疲れますよね。そんなときは、家でも職場でも、「自分1人で1人でしっかり育てないといけない」という気持ちは捨てて、誰かと一緒に育てていくという意識を持つことでストレスも軽減できるかもしれません。
気づいたら自分の時間がなくなっている場合がある
これも先程の話と似ていますが、ママも管理職も常に誰かのことを考えて誰かのために動いている状態が続いてしまうことがあります。そんな状態で日々を過ごしていると、ふとした時に全然自分の時間が取れていないことに気づいて、仕事や家庭へのモチベーションが下がってしまうことがあります。
仕事も家庭もうまく両立するには、意識的に自分が息抜きできる時間を作ることが必要ですね。
どうしても休めないとき、突発で対応が必要なときの対策が必要
ワーママ管理職のメリットとして、急に休む時などに自分で調整ができることがあると書きました。確かにそれはメリットなのですが、管理職ともなると代わってもらえる人がいない仕事というものも少なくありません。
そうした仕事が入っている日にもし子どもの具合が悪くなったらどうするのか。夫が休めるように調整してくれているのか、他の誰かに頼むことができるのかなど万が一のときの対策は事前にしっかりとっておく必要があります。
ワーママ×管理職がおすすめの理由!
ここまでワーママ管理職のメリット・デメリットをお伝えしてきました。多少のデメリットを含めても、私はワーママにとって管理職という働き方はとてもおすすめだと考えています。
最大のおすすめ理由は「自分でコントロールできる部分が大きい」こと
ワーママ管理職がおすすめの最大の理由は、「自分でコントロールできる部分が大きい」こと。仕事においてすべて自分で考えて動けることで、自分で自分が働きやすい状態を作ることができるのが魅力です。
ただ、もちろん、「自分でコントロールできる」=「好き勝手にやっていい」というわけではありません。自分でやれるからこその責任は大きいですし、周りへの気配りや配慮などは常に忘れないようにしましょう。
子育ての経験を活かしながら「やりがい」もゲット
管理職の仕事には、人を育てる力はもちろんのこと、段取り力や予想外の事態に対応する力など、子育てで培ったスキルを存分に活かせる場面がたくさんあります。
自分では当たり前と思っているスキルが実は当たり前ではなく、社内で重宝されるということも珍しくありません。子育てで自然に身につけたスキルがそのまま仕事に活かせて、なおかつ評価されるなんて素敵だと思いませんか?
また、ワーママ管理職には後に続く後輩達のロールモデルや、ワーママが働きやすい職場を作っていくという役割を担うということも多く、そういう点でもとてもやりがいを感じられる仕事です。
収入アップで子育ての選択肢が増える
企業ごとに差はあれど、管理職になると収入アップすることがほとんど。リアルな話、私自身も管理職になって年収が100万円ほどアップしました。
収入が増えるということは、生活のなかでの選択肢が増えるということ。これを読んでくださっている方の中にも、「子どもに習い事をさせてあげたいけど費用面が気になる」、「子育て環境が整った地域に引っ越したいけど、家賃が高い…」というように、お金の問題で泣く泣く断念したことがある方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
収入が増えればそれだけ選べる選択肢が増え、自分が理想とする子育てに近付ける可能性が高くなる。そういった面でも、ワーママが管理職になるのはとてもおすすめです。
まとめ:ワーママ管理職は仕事にやりがいを持ちながら働きやすい環境をつくれる!
いかがでしたでしょうか。なんとなく大変そう、自分には向いていないのではないかと思っていたワーママ管理職に興味を持っていただくことはできたでしょうか。
ワーママ管理職は「仕事にやりがいを持ちながら、自分で自分がはたらきやすい環境をつくれる」という点でとてもおすすめの働き方です。ぜひこれからのキャリアプランの選択肢の一つとして、考えてみてくださいね。
もしワーママ管理職の働き方に興味がある方は『リアルミーキャリア』のようなワーママ向け転職エージェントに登録して、具体的にどんな仕事があるか見てみるのもいいかもしれないですね!