派遣の給料だけでは厳しい！ダブルワークや副業はできるの？

新しい働き方として需要のある派遣社員ですが、働く側にも雇う側にも様々なメリットがある非常に魅力的にな働き方です。しかし、派遣社員の多くが給料の少なさに悩んでいるのも事実。派遣社員はダブルワークや副業は可能なのでしょうか？詳しく解説します。

最終更新日: 2022年4月25日

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派遣社員はダブルワークや副業はできるの？

新しい働き方として需要のある派遣社員。働く側にも雇う側にも様々なメリットがある非常に魅力的な働き方です。

しかし、派遣社員の多くが給料の少なさに悩んでいるのも事実。正社員の人と同じくらい働いているのに時給制で昇給もあまりないのでなかなか稼げません。そのため、副業やダブルワークを始めてみようかなと考える人も多いはず。

ですが、そもそも派遣社員は副業やダブルワークをしても良いものなのでしょうか。もし内緒で働いてバレた場合にはどうなってしまうのでしょうか。

万が一クビにでもなってしまったら副業を始めた意味がありませんよね。今回は派遣社員のダブルワークや副業について詳しくご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

基本的には可能

結論から言うと派遣社員はダブルワークや副業をしてはいけないという法律上の決まりはありません。そのため、副業をしたからといって法律違反になるようなことはありません。

ですが、注意していただきたいのは法律上は禁止されていないものの派遣会社によっては就業規則として禁止している場合があるということです。

自分が登録している派遣会社が副業を禁止しているのであればバレた時にトラブルになってしまうのでしないほうが良いです。

しかし、大半の派遣会社は求人にも「ダブルワークOK」など記載していることが多いため求人内容や就業規則を確認してみてください。

派遣の仕事に影響が出てしまうのはNG

当たり前のことですが、遅刻や欠勤など本職である派遣の仕事に影響が出てしまうような働き方をしてはいけません。

最初の数回は許されるかもしれませんが、副業をしていることで遅刻や欠勤をしているとなると契約更新をしてもらえなくなる可能性もあります。

そのため、副業として働くのであれば派遣の仕事が休みの日にできるものや短時間勤務で仕事に支障が出ないようなものを選ぶようにしてください。

収入によっては確定申告が必要

毎年確定申告をしているかと思いますが、収入額によっては本職の確定申告と一緒に副業の確定申告も必要になる場合があります。

基準としては年間の副業の収入が20万円を超える場合は確定申告をしなくてはいけません。

しかし、この20万円はどういう方法で給料をもらっているかによって異なります。まず、1つめはパートやアルバイトとして働いて給与として収入を得た場合です。

この場合は給料として収入を得ているので年間合計が20万円を超える場合は確定申告が必要です。しかし、単発のアルバイトを月に数回で年間20万円以下に抑えることができれば確定申告の必要はありません。

次にクラウドソーシングやブログアフィリエイトなどで得た所得の場合です。この場合は先述した給与とは違って報酬額から経費を引いた金額が20万円を超えた場合に確定申告が必要になります。

例えば、年間で50万円報酬を得たものの経費として40万円使用した場合は所得額が10万円になるので確定申告の必要がありません。

内緒でダブルワークをして万が一バレたらどうなる？

副業が禁止でもそうでない場合でもわざわざ派遣会社に言うのは面倒、秘密にしたいという人もいるはず。

内緒でダブルワークや副業をしていたことがバレてしまった場合どうなるのでしょうか。

禁止していない場合は特になにもない

まず、派遣会社が副業を禁止していない場合はそもそも契約違反になることがないので、万が一バレたとしても怒られたり、何かペナルティが課せられるようなことはありません。

また、確定申告しなくてはいけない収入になったとしても就業規則で禁止されていない場合は何も言われなかったという人が非常に多いです。

ですが、副業をすることで遅刻が増えたり、当日欠勤が頻繁になった場合は別です。

あくまで副業という形でやっているのに本職に影響が出てしまうのは自分にも会社にもよくありません。

最悪の場合、勤務態度が良くないという理由で契約が更新されない可能性もあります。

禁止している場合は契約違反でクビに可能性がある

派遣会社が副業を禁止している場合、隠れて副業をしていることがバレるとクビになってしまう可能性が非常に高いです。

就業規則として副業を禁止しているのですから、どんなに仕事ができて頑張っていても違反であることには変わりありません。

しかし、就業規則上禁止しているものの仕事の種類や内容によっては担当者に事前に確認をとって許可を得られれば禁止している派遣会社でも副業が可能になることもあります。

ですがあくまで副業なので休日や夜の空いた時間に少しだけできるような簡単なものでないと許可がおりにくいです。

ばれるのが心配であれば誰にも話さないほうが良い

仲の良い職場の社員や派遣スタッフなどについつい「最近こういう副業を始めた」という話をしたくなるかもしれません。しかし、派遣会社にバレずにやりたいのであれば絶対に話さないほうが良いです。

自分がいくら信頼していても他人なのでちょっとしたタイミングや話の流れから「そういえば…」と副業をしていることをバラされてしまうかもしれません。

もちろん、禁止していない会社であれば特にお咎めはありませんが禁止している会社の場合事実確認として休みの日に呼び出されてしまうこともあります。

そうなると休日が潰れてしまう上に、副収入もなくなってしまうので良いことが一つもありません。

副業を始めるきっかけは人それぞれですが、長く収入を得続けたいのであれば簡単に人に話さないほうが安心です。