「ワーママ管理職」のイメージは?
「ワーママ管理職」と聞いて、どんな姿をイメージしますか?
- 早朝3~4時に起きて活動を始める。
- 残業できない分、仕事を持ち帰って家族が寝たあとに残務処理。
- 平日のために週末は大量の料理を作り置き
きっとこんなところではないでしょうか。
たしかに、雑誌やインターネットで見聞きするワーママ管理職の日常ってこんなものが多いですよね。こんな話を見聞きしてしまうと、「私にはとても無理」「管理職なんてならずに平社員でそこそこ稼げればいいや…」と、ワーママが管理職になることに対してネガティブなイメージを抱いている人も多いのではないかと思います。
でも、現実にはこんなスーパーウーマンな管理職なんてほんの一握り。むしろ管理職になるほうがワーママにとって働きやすいことも多いんです。
ワーママの管理職ってどんな感じ?具体的な仕事内容は?
「ワーママ管理職」といっても、仕事内容は男性管理職と変わりません。ここでは実際の仕事内容や、ワーママが管理職になったときに活かせるスキルについてお伝えしていきます。
管理職って何をするの?
もちろん具体的な内容は業界や企業によって異なりますが、一般的にはこのようなものがあげられます。
- チームビルディング
- 部下の育成
- 部下の人事評価、査定
- 採用
- 会社や部門の方針に関する会議に参加
ワーママが管理職になって活かせるスキル
先ほどご紹介した仕事内容を見て、どう感じましたか?ちょっと難しそうに思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。マネジメントやチームビルディングなんて自分にできるんだろうか…そう不安を感じてなかなか管理職になる気にならないという話もよく耳にします。
ですが、実はワーママが日常生活のなかで無意識に使っているスキルって管理職として仕事をするうえでとても役に立つものばかりなんです!
- 段取り力
- マルチタスク処理能力
- 予想外の事態への対応力
- 決断力
- 人を育てる力
それに、果てしなく予測不能な子育てに比べれば、仕事なんてちょろいもの。相手が大人な分、子育てよりもある程度予測がつきますし、話せばわかってくれることがほとんどです。そう考えれば、管理職の仕事もそこまで難しいものではないような気がしてきませんか?
ワーママ×管理職に向いている人
部下を育成する指導力や高いコミュニケーション能力が必要とされる管理職の仕事。一見難しそうな仕事であっても、育児や家事で得たさまざまなスキルが仕事に役立つんです。
では、どのような人が子育てで培ったスキルを上手に活かすことができるのでしょうか。ここでは、ワーママ管理職に向いている人の特徴を見ていきましょう!
冷静な対応ができる
管理職になるとあらゆる問題に直面したりチームの動きが思い通りにならなかったりするケースが増えてきます。想定外であっても怒りや焦りなどマイナスな感情に振り回されず、やるべきことに優先度をつけて判断しなくてはいけません。
部下からミスやクレームの報告を受けた際も、慌てず最後まで聞く姿勢で接することが大切。そのため、どんな場面でも冷静に対処できる人は管理職に向いているといえるでしょう。
情報の収集力・分析力がある
管理職になると組織の経営方針に従いながら運営する必要があります。計画通りに進めていくには、周囲の状況や経営陣の考え方など必要な情報をしっかり収集することが重要です。
「情報を集めるのが得意!」という人であっても、それらを分析できなければ仕事に活かすことは難しいため管理職に向いているとはいいにくいです。現状分析を行いながら情報を正しく活用できる人は管理職として評価されやすいでしょう。
コミュニケーション能力が高い
管理職で特に重視されているのが調整力。仕事では上司や経営陣の意向を部下に伝えることはもちろん、チーム全体を上手にまとめながら生産性を上げていくことが求められます。これらを円滑に進めるためには、高いコミュニケーション能力が必須といえるでしょう。
コミュニケーションを通じて良い人間関係を築けば、チームワークとして働きやすい環境を作り上げることにもなります。話を聞くのが好きな人、人の成長を見るのが好きな人は管理職の仕事に向いているといえそうです。