企業内保育所ってどんなところ?実際に働く保育士がやりがい・給料事情までご紹介します!

企業内保育所ってどんなところ?実際に働く保育士がやりがい・給料事情までご紹介します!

保育士を目指している学生さんや、現在保育士として働いているけれど転職を考えている方は認可保育所や認可外保育所、企業内保育所など、就職先をどこにしようか迷われているかもしれません。 こちらでは、実際に保育士として働いている私が企業内保育所での仕事やお給料事情まで詳しくお話ししたいと思います。

記事の目次

  1. 1.企業内保育所の種類と設置形態について
  2. 2.企業内保育園ってどんなところ?
  3. 3.認可保育所で働くメリットは?デメリットは?
  4. 4.企業内保育所のお給料事情は?ボーナスはある?
  5. 5.企業内保育所で働くための資格
  6. 6.まとめ

企業内保育所の種類と設置形態について

フリー写真素材ぱくたそ

「企業内保育所」とは、オフィス内やその近隣に設置された保育所のことです。自分が勤めている会社が保育所を所有していれば、育児や仕事を両立するパパさん・ママさんも安心して働くことができますよね。

今回は「企業内保育所で働きたい!」と思っている方のために、仕事内容やメリット・デメリットについてご紹介します。まずは、どのようなタイプの企業内保育所があるのか見てみましょう。

企業内保育所の種類

企業内保育所には3つの種類があります。

・認可保育所
認可保育所とは各自治体に認可された保育施設で、従業員の子どもだけでなく地域に住んでいる子どもを対象としています。認可園となっているため国からの助成金が出るほか、保育士の人数や施設の広さ、設備など一定の基準が設けられているというのが特長です。

・認可外保育所
認可外保育所とは、国や自治体からの認可を受けていない保育施設のことです。助成金は出ませんが、認可保育所のような高い基準を満たす必要がないため、周囲の状況に応じてさまざまな運営形態をとることができます。

・企業主導型保育所
認可外となっていますが、内閣府主導で行われているため運営費などの助成金が出ます。育児と仕事を両立しやすいよう、スケジュールや開園日を調整したり企業の営業時間と合わせたりできるなど自由度が高いといえます。

企業内保育所の設置形態

企業内保育所の設置形態についても見ていきましょう。

・単独利用型
企業が単独で保育施設を運営し、企業で働く自社の社員が施設を利用します。今までの企業内保育と同じとなっていますが、保育事業者に運営を委託することも可能です。

・地域開放型
このタイプでは地域に住む子どもを受け入れることができます。地域枠の定員数は任意ですが、全体の5割ほどに設定されているところが多いです。

・共同利用型  
ある企業が設置した保育施設を、近くの企業やグループ企業と契約を結ぶことで共同利用することができます。こちらも、単独利用型のように保育事業者へ運営を任せることが可能です。

・共同設置型
共同利用型と似ていますが、こちらでは複数の企業が費用を負担して共同で保育施設を設置します。利用できるのは設置した全ての企業の従業員です。
 

企業内保育園ってどんなところ?

出典: https://girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/10/baby2.jpg

ここからは、企業内保育所とはどんなところなのか解説していきます。一般的に多く存在している認可保育所や認可外保育所とは違う点もありますので、そちらもチェックしておきましょう。

企業の就業時間に合わせて働く

企業内保育所は、その企業で働く社員の方のお子さんを預かる保育所です。そのため子どものお父さんやお母さんの勤務時間の前後が出勤・退勤時間となりますが、早出勤務や遅出勤務があり、みんなでシフトを組んで働いています。

私が働く病院内の保育所では、勤務時間30分前からお預かり可能としており、お迎えは退勤後1時間以内としています。大体朝8時ころに預けられ、17時過ぎにお迎えに来られる方が多いです。残業で時間外になるときにも、認可保育所と比べると少しやさしく、お仕事が終わるまでお預かりをしています。(時間外加算はあります)

また、365日24時間体制の病院なので夜勤や日曜日出勤もあります。夜勤で働くお母さんは出勤前にお子さんを保育所に預け、夜勤が終わった朝にお迎えに来ます。夜勤の時には保育士2名体制でお子さんの保育をしています。

対象年齢は、お子さんを預けて働く意欲があれば生後何ヶ月かは問いません。過去には、生後2ヶ月のお子さんをお預かりしたこともあるようです。現在では1歳を迎えたお子さんをお預かりすることがほとんどです。

少人数&たてわり保育

私が働く企業内保育所では、0歳から満3歳児さんが在籍していて定員は30名ほどです。また、3歳を迎えられたお子さんは4月から保育所や幼稚園に通うために退園をするので、4月は人数がぐんと減り10名弱からどんどんと増えていくイメージです。月齢などは関係なく、子どもたち全員を1つの部屋で縦割り保育をしています。

最近では、月齢の低い段階のほうが認可保育所に入りやすいため、最初から認可保育所に入れることが多いようです。定員人数まで達することはほとんど無く、ゆったりした雰囲気で保育をしています。

カリキュラムに沿った保育

少人数ではあるものの、毎月の目標や歌・手遊びはしっかりと決められているし、1日の流れもカリキュラムに沿って行われています。お散歩に行ったり、制作をしたりと企業内保育所で行っていることは認可保育所と変わりません。保護者とかわす連絡ノートや子ども達の発育記録も毎日しっかり記入しています。

また、働いている保育士は保育士の国家資格を持っており、その多くは認可保育所や幼稚園で働いた経験があるベテランの人ばかりです。私は未経験から仕事を始めたのですが、周りに経験者がたくさんいるのでアドバイスを頂けてとても助かっています。

認可保育所で働くメリットは?デメリットは?

出典: https://girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/10/children.jpg

少人数でゆったり働ける企業内保育所ですが、働いてみてわかるメリットとデメリットがあります。ここでは、企業内保育所で働いて良かった点と悪かった点をお話ししたいと思います。

少人数制でゆっくり過ごせる

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企業内保育所のお給料事情は?ボーナスはある?

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