焼肉屋の仕事内容ってどんな感じ?
焼肉屋さんの大まかな仕事内容をご紹介します。担当する場所によっても仕事内容が異なりますのでぜひ働く前の参考にしてみてください。
在庫確認、仕入れ
その日の営業終了後や営業開始前に在庫を確認してどれがあとどれくらいでなくなるのか、急いで買い足さなくてはいけないものは何なのかをチェックします。焼肉屋では肉を卸売業者に発注する必要があるので、時期によっては仕入れできない可能性もあります。そのため、なるべく確実に入荷できるように数日余裕を持って注文しなくてはいけません。
それ以外の野菜や酒類などは、特別な業者を使っていない限りは手に入れることが可能なので前日に確認するお店がほとんどです。
食材の下処理、調理
焼肉屋さんで使う肉は基本的に塊単位で販売されているため、お客様に出すまでに綺麗にしなくてはいけません。業者で解体してもらうほうが確実に綺麗ですし、手間もありませんがどうしても値段が高くなってしまいます。少しでもコストを抑えながら良いお肉を提供したいお店は業者に依頼せずに自分で肉の解体をします。
肉の部位によっても異なりますが、1つの部位をお客様に提供できる状態にするには30分以上はかかります。また、肉以外にも野菜や一品料理などの下処理や調理が必要なため焼肉屋の仕事の中で一番時間のかかる仕事です。
座席案内や注文を取るなどのホール業務
キッチンでの仕事以外に円滑にお店を回すためには欠かせない存在がホールスタッフです。来店したお客様の案内や注文の受け運び、次のお客様がすぐに座れるように座席の清掃をするなど閑散期で人の出入りが少ない時期でない限り、仕事中ずっと動きっぱなしになります。
また、お店が空いている時間帯には外でチラシを配ったり声をかけたりなどの営業活動をするお店もあるため、決まった休み時間以外で休憩できることはなかなかありません。
焼肉屋の1日のスケジュールは?
焼肉屋での1日のスケジュールをご紹介します。これから働こうと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
厨房勤務の人は出勤時間が早め
焼肉屋ではキッチンで働く人たちの出勤時間がかなり早くなります。ホールスタッフの人は営業開始の1時間〜30分前の出勤がほとんどですが、キッチンのスタッフは遅くても2時間前には出勤しなくてはいけません。
チェーン店などの焼肉屋であれば仕込み時間の短縮のためにある程度調理が済んだ状態のものを仕入れますが、個人経営のお店はコスト削減のためにほとんどを自分たちで仕込みます。
もちろん、シフト次第で出勤時間をホールスタッフと同じ時間にすることは可能ですが、仕事を覚えたい人や今後自分のお店を持ちたい人は仕込みが始まる時間からの出勤をおすすめします。
ホールスタッフは営業開始前までに座席の用意を済ませる
ホールスタッフはキッチンの人たちよりも出勤時間が遅いからと言って仕事が少ないわけではありません。お店を円滑にまわすためにその日の予約状況の確認や、各座席のセッティング、清掃を営業が始まるまでに全て行います。
営業ができる状態になった後は全員でミーティングして情報を共有するお店も多いため、遅刻してしまうと自分だけが情報を把握できずに出遅れてしまうことも少なくありません。
営業開始後はホール、厨房共に連携してお店をまわす
お店がオープンしたらホールスタッフはスムーズにお客様を案内して注文を受け、キッチンスタッフはなるべく早くお客様に提供できるよう手分けして調理を行います。
基本的な仕事内容は全く異なりますが、お互いがしっかりと連携していないとお店を円滑にまわすことはできません。「私には関係ない」と知らないふりをするのではなく、お互いが今どのような状況なのかを常に把握しながら仕事をします。
営業終了後は各自清掃と明日の仕込みをする
お店の営業終了後は各自手分けをして片付けや明日の仕込みをします。特に焼肉屋は油が飛び散っていたり、煙の匂いが充満しているため清掃に時間がかかります。
キッチンも常に衛生的な状態を保つためには隅々まで清掃をしなくてはいけないため、営業が終了したからと言ってすぐに帰宅できるわけではありません。働く人数が少ないお店であればあるほど清掃に時間がかかってしまうため、営業終了後から仕事を終えるまでに2時間以上かかることもあります。