記事の目次
- 1.干支の順番に由来や意味はあるの?
- 2.1.干支の由来と意味
- 3.- 60で一つの順番を意味する
- 4.- カレンダーの始まりと干支の順番
- 5.2.干支の順番に動物がつけられた理由と意味
- 6.- 午から亥までの干支の順番や意味
- 7.3.干支争奪の大レース!?順番は?
- 8.- 干支レースのスタートダッシュは牛がトップ!
- 9.- 13番目の干支もいた?
- 10.4.十二支の動物の順番に意味はない?
- 11.5.干支の順番や意味は、どうやって決まったのか?
- 12.- 地名に残る十二支とその意味
- 13.6.干支(えと)は正しい読み方ではない!?真の意味とは?
- 14.- 十干と植物の意味や順番
- 15.- 十二支と植物の意味や順番
- 16.7.干支の読み方と中国の習慣
- 17.- 旧正月の中国は干支だらけ!?
- 18.8.干支と動物は関係ない!?
- 19.- なんと干支の順番には陰陽五行も使われている!
- 20.9.簡単な干支の覚え方や順番
- 21.- 明日のデートは午の刻ね!
- 22.10.暮らしの中の干支と意味
- 23.- 「草木も眠る丑三つ時」の意味とは!?
- 24.まとめ
9.簡単な干支の覚え方や順番
何の理由もなく、頭ごなし十二支や読み方を覚えようとしてもなかなか覚えられません。覚え方にはコツがあります。
覚え方は、十二支のレースや時刻に当てはめるのがいいでしょう。
簡単な覚え方は時計の文字盤の内側に平仮名で「ね」、「うし」、「とら」、「う」、「たつ」、「み」、「うま」、「ひつじ」、「さる」、「とり」、「いぬ」、「い」と書いてしまうのです。このとき数字は隠してはいけません。理由は時間が分からなくなるからです。
「ね」が12時で、「うし」は1時です。このように時計回りに書いていくと11時が「い」になります。
- 明日のデートは午の刻ね!
次に、一ヶ月ぐらいして、今は「うまの刻」だなと、数字を見て言えるぐらいになったら、漢字を加えます。漢字は数字の上に貼ります。理由は十二支の位置で時刻を覚えているからです。もはや、数字は不要です。
もともと書いてあった平仮名はそのままにします。
すると「うま」という平仮名を見て、時刻が分かると同時に「午」という漢字が「うま」という読みであることも同時に覚えられます。一石二鳥の覚え方です。
ただし、彼氏との会話で「明日は、午の刻にデートね。」と言わないようにしましょう。
10.暮らしの中の干支と意味
よく苦手な取引先と会うときに、あそこは「鬼門」だなと言う言葉を聞いたことはないでしょうか?
実はこれも十二支と関係しているのです。ここで言う鬼門とは「苦手」とか「やっかいな」という意味があります。
しかし、実際の鬼門とは北東の方角を意味します。平安時代に暮らした日本人は方角を十二支で表していました。北東は艮(うしとら)の方角と表現します。ちょうど丑(うし)と寅(とら)の間にあったので、「うしとら」の方角と呼ばれました。
では、なぜ鬼門となったのでしょうか?
答えは鬼の特徴を思い浮かべれば分かります。牛の角を生やし、虎皮のパンツをはいていたのが、鬼だったのです。これが理由です。
そのため、艮の方角は「鬼門」とされました。
こうした覚え方をすると一生忘れません。
- 「草木も眠る丑三つ時」の意味とは!?
また、非常に静かな時間帯である午前2時ごろを「草木も眠る丑三つ時」と言います。それは、午前2時ごろが丑の刻だったという理由からです。
やや古い表現にはなりますが、こうして暮らしの中にも十二支は浸透しているのです。
まとめ
古代中国の由来に始まり、日本での十二支の浸透の仕方や理由、簡単な十二支の覚え方を紹介しました。中には学術的でむずかしい箇所もありますが、必要な記事だけを読んで、暮らしに役立ててもらえれば、それで十分です。何も全て覚える必要はありません。十二支の順番の覚え方もコツをつかめば、あっという間です。
興味のある方は中国の歴史や暮らしと絡めて、探るといいかもしれませんね。