「おりもの」って何?
テレビのCMでも「おりものシート」と言っていますが
そもそもおりものが何なのか分かっている方は少ないと思います。
今回はおりものが何なのか
量や色、臭いはどんなものなのか
おりものが体のどんな変化を表しているのかを説明していきます。
・膣内部のうるおいを保つ
・粘膜の保護
・汚れの排出
・ばい菌が子宮内に侵入するのを防ぐ
上記のような効果があるんです。
おりものが出たら体の異常という訳ではなく、体を守るために働いてくれているんですね。
他にも排卵の時におりものはゼリー状に変わり、精子を受け入れやすくします。
臭いもあり、下着についてしまったときの不潔感や不快感が嫌ですが
自分の体のために働いてくれているものだったんです。
おりものシートなど着用して、上手に付き合っていきましょう。
【おりものとは】なぜ出るの?
おりものが出始めるのも個人差があります。
中学生からだったり、小学校高学年だったり……
女性なら誰でも経験し、長い付き合いになるものですよね。
中学生くらいだと、いきなりの体の変化に驚いている子も多いと思います。
おりものは体が大人になった証拠だと思っても良いでしょう。
おりものは、排卵時に多く分泌されます。
排卵日とは「生理」のことをさします。
おりものの量や色などの変化を自分なりに把握しておくと
排卵時期、生理が近いのかな?という心構えもできるでしょう。
自分の体の周期を知る目安になります。
妊娠したいと思っている方。
タイミングが分からない時に、排卵時期の目安としても使えます。
生理終了後は妊娠がとてもしやすいからだが作られています。
したがっておりものの量も落ち着いているでしょう。
排卵期を迎えるとおりものはゼリー状に変わり、精子を運ぶための役割になります。
排卵時期、生理前にはおりものが増えると思っておけば周期はつかめるでしょう。
【おりものとは】量はどのくらい?
おりものの量には個人差があります。
女性ホルモンの分泌量や、ホルモンバランスで変わってきます。
体のつくりはひとそれぞれなので量はこのくらい!というものがありません。
体の変化やサインでも変わってきますから、
普段の自分の量を覚えておく必要があります。
年齢でもおりものの量は異なり10代は少なく
20代~30代がおりもののピークになります。
下着に少し付着するだけの人もいれば、おりものシートを変えなければいけない量の方も。
いつも少ないのに多くなった場合は生理前、妊娠している可能性があると考えましょう。
臭いや、色も普段から把握しておけば、自分の体の不調や病気のサインを見落とすことはなくなるでしょう。
【おりものとは】どんな色?
おりものには色があります。
いつもと違う色のものが出た場合、体の不調や病気のサイン、妊娠の可能性が高まっている状態ですので
お手洗いへ行くときは、きちんとチェックしておくことが大切です。
・白~半透明でのり状(かわくと黄色か褐色)
正常のおりものです。
・透明~乳白色で量が増えた
多くの女性に見られるおりものの色です。
このおりものの色の量が極端に多くなった場合「子宮膣部びらん」という病気の可能性があります。
痒みや、悪臭などの症状が無ければ病気ではありませんので様子を見てください。
・白~薄い黄色で水っぽく量が多い
「クラミジア感染症」の可能性があります。
・不透明で白っぽい、青色っぽい、ウミのようなもの
「トリコモナス」などの性行為感染症の疑いありますので
病院に検査を受けに行きましょう。
・透明で水のようなもの
排卵期に多く出るおりものです。正常なので安心してください。
・茶褐色、血が混じっている
「子宮頚管ポリープ」の疑いがあります。
ポリープは99%良性なので必要以上に心配はいりません。
気になる場合は病院へ検査しに行きましょう。
・茶褐色~黒褐色で血が混じり赤くなる
生理日以外にも出血が見られた場合は「子宮頚ガン」「子宮体ガン」の疑いがあります。
早めに婦人科を受診しましょう。
色や臭いで病気の疑いが非常に高くなります。
親に相談しにくい…と学生だと思うかもしれませんが
酷くなる前に相談して病院へ行きましょう。