記事の目次
- 1.【はじめに】水晶ドクロって?
- 2.水晶ドクロの謎【そもそもオーパーツって何?】
- 3.水晶ドクロはどこがすごいの?① 300年かかる?
- 4.水晶ドクロはどこがすごいの?② そもそも加工できない?
- 5.水晶ドクロにまつわる伝承
- 6.水晶ドクロにまつわる都市伝説①
- 7.水晶ドクロにまつわる都市伝説②
- 8.水晶ドクロの出自は?
- 9.水晶ドクロの謎【おかしな点も?】
- 10.他にはどんな水晶ドクロがあるの?
- 11.結局水晶ドクロは本物?
- 12.本当は水晶ドクロはどうやってみつかった?①
- 13.本当は水晶ドクロはどうやってみつかった?②
- 14.本当は水晶ドクロはどうやってみつかった?③
- 15.水晶ドクロの時系列でわかるおもしろいこと
- 16.水晶ドクロに残る謎
- 17.水晶ドクロは今どこにあるの?
- 18.水晶ドクロの他にはどんなオーパーツがあるの?①ヴォイニッチ手稿
- 19.水晶ドクロの他にはどんなオーパーツがあるの?②黄金シャトル
- 20.【おわりに】水晶ドクロの夢
【はじめに】水晶ドクロって?
みなさんは水晶ドクロというオーパーツの存在を聞いたことがありますか?聞いた事すらないという人もいれば名前だけは聞いたことあるという人も多いかもしれません。
水晶ドクロがオーパーツということは聞いたことがあっても詳しくどんなものかまで聞いたことある人は少ないのではないでしょうか。
水晶ドクロは1920年代にマヤ文明の遺跡で発掘されたとされる水晶でつくられた人の頭蓋骨のことをさします。英語だとクリスタルスカルと呼ばれていますね。
明らかな人工物であることは一目でわかるため、いつだれがどんな目的でつくったのか長いこと議論されてきました。
マヤ文明が残した古代遺産なのではないかという期待も大きかったのですが一方で発見した探検家たちの話も少し疑問が残る点を持っていました。ここでは水晶ドクロ、別名クリスタルスカルの発見経緯や他のオーパーツやパワーストーンの話もまじえて結局水晶ドクロとはなんだったのかをまとめてみました。
水晶ドクロの謎【そもそもオーパーツって何?】
水晶ドクロはオーパーツの中でもかなり有名な存在でした。他の有名なオーパーツにはアンティキティラ島の機械やコスタリカの石球などがあります。
ですがそもそもオーパーツの定義とはなんでしょうか。マヤ文明などの単語が絡んでくることもあって少しスピリチュアルな響きを感じますよね。
オーパーツは「Out-Of-Place ARTifactS」の略で日本語では「場違いな工芸品」という意味になります。正式な考古学用語ではないのですが一般的に広く普及している単語なのできいたことある方も多いのではないでしょうか。
オーパーツの特徴は「いつなぜつくられたのか、どうやってつくられたのか」が年代測定器などを用いて調べてみても分からないことにあります。
どこからがオーパーツであるという明確な定義はないのですが物品に使われることが多く、工芸品という単語の意味からもパワーストーンなどに近いです。ナスカの地上絵やストーンヘンジなどは厳密にはオーパーツとは少し異なります。古代文明の遺産ではないかとよく言われますが残念なことに偽物も多いです・・・。まぁ予想通りですよね。
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水晶ドクロはどこがすごいの?① 300年かかる?
見つかった経緯については後に詳しくまとめますがこのクリスタルスカルは発見当時謎だらけであり、多くの専門家の頭を悩ませました。
1970年代後半に分析がなされたのですがクリスタルスカルには工具を使った後がみつからなかったのです。更に驚くべきことにもし工具なしの場合仕上げるまでに300年の歳月を要するとの結果が出ました。
マヤ文明の遺跡から出土したオーパーツとして世界でもトップクラスに有名になったクリスタルスカルですが非常に緻密につくられていたことでも話題を集めました。
人体の骨格や解剖学にも精通した人間がつくったのではないかと言われており、1970年当時のテクノロジーでは詳細まで解明することはかなわなかったこともスピリチュアルな印象を高めています。
ここまでの説明だと世界に1つしかないように思われますが実は世界に10数個発見されています。ですが大抵クリスタルスカルといえばヘッジススカルと呼ばれるものを指すことが多いです。
発見者の名前をとってつけられたこのヘッジススカルがダントツで有名であり、偽物かどうかの議論のやり玉にあげられるのも大抵がこのヘッジススカルです。