記事の目次
- 1.【はじめに】水晶ドクロって?
- 2.水晶ドクロの謎【そもそもオーパーツって何?】
- 3.水晶ドクロはどこがすごいの?① 300年かかる?
- 4.水晶ドクロはどこがすごいの?② そもそも加工できない?
- 5.水晶ドクロにまつわる伝承
- 6.水晶ドクロにまつわる都市伝説①
- 7.水晶ドクロにまつわる都市伝説②
- 8.水晶ドクロの出自は?
- 9.水晶ドクロの謎【おかしな点も?】
- 10.他にはどんな水晶ドクロがあるの?
- 11.結局水晶ドクロは本物?
- 12.本当は水晶ドクロはどうやってみつかった?①
- 13.本当は水晶ドクロはどうやってみつかった?②
- 14.本当は水晶ドクロはどうやってみつかった?③
- 15.水晶ドクロの時系列でわかるおもしろいこと
- 16.水晶ドクロに残る謎
- 17.水晶ドクロは今どこにあるの?
- 18.水晶ドクロの他にはどんなオーパーツがあるの?①ヴォイニッチ手稿
- 19.水晶ドクロの他にはどんなオーパーツがあるの?②黄金シャトル
- 20.【おわりに】水晶ドクロの夢
水晶ドクロはどこがすごいの?② そもそも加工できない?
その他にもこのクリスタルスカルは1つの水晶からつくられていることが分かっており、下顎骨の部分は取り外しが可能だったことが分かっています。
クリスタルスカル発見当時の技術では水晶は割れやすく加工が難しいとされていたため、マヤのオーパーツであるという主張を後押ししました。
1970年代当時の分析ではこのクリスタルスカルの制作年代が分からなかったため、古代人がつくりあげた祭具であると主張する者やパワーストーンの一種だと考える人も多くいました。
太陽の光を浴びると全体が美しい虹色に光るなどスピリチュアルな面も多く噂されました。が、実際は水晶の特徴によるもので特殊なパワーストーンだから光るという仮説は否定されています。
また、1970年代当時から大きく話題になっていた特徴の1つとして「水晶の石目を無視して加工されている」ことがありました。
壊れやすい水晶の石目を無視してつくることには非常に高い技術を要するのと同時に何のメリットもないと当時言われていました。こういった当時の事情を知るとパワーストーンであるとかマヤ文明の残したスピリチュアルなオーパーツであるという主張も納得できます。
水晶ドクロにまつわる伝承
このようにさもいわくありげなクリスタルスカルですがアメリカ先住民の言い伝えによればパワーストーンの一種とされており
「世界に13あるクリスタルスカルをすべて集めた時、人類の起源や謎、目的が解き明かされるであろう」
といわれています。うわぁ、すごいですね。いかに孫悟空でもさすがに13個のパワーストーンは集める前に連載が終了してしまうのではないでしょうか。
先述したヘッジススカルもこの13個のうちの1つに入っています。
ですが1920年代に発見される以前にもこの伝承があったという証拠はもちろんないため、少し眉唾ものっぽく聞こえてしまう人がいても不思議ではありません。取材などの名目で人気が出ればアメリカ先住民の土地にも何かしらの恩恵はありますしね。
結局のところクリスタルスカルが昔から存在した事実を裏付けるような文献や証拠は発見されず、その信憑性が薄いものになってしまったのは残念なことです。
ですが他のスピリチュアルなオーパーツ同様、クリスタルスカルも偽物と断定するには不可思議な点が多くそういった点がより魅力を引き立たせたのも事実です。
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水晶ドクロにまつわる都市伝説①
こういった太古の遺跡にまつわるオーパーツにはスピリチュアルな噂がつきものですよね。クリスタルスカルにおいても都市伝説めいたものは囁かれていました。
先ほども少し触れましたが、太陽の光で虹色に光ったりするほかにもドクロの下から光をあてると燃えるような赤色に輝いたり目にあたる部分が光ると言われていました。神秘のパワーストーン的な印象ですね。
また、何かを記した紙の上にクリスタルスカルを置くと目の部分から文字が拡大されて見えるなど、オーパーツらしいスピリチュアルな都市伝説がいくつもありました。
陽光を浴びたクリスタルスカルの目をずっと見ていると1分半で80%の人間は催眠状態におちいるという統計結果もあるとかないとか。
「いったいどこでそんな統計とったんだ・・・。」
という感じの話ですがこういったスピリチュアルを越えて多少うさんくさく感じるパワーストーン話の1つ2つがついているのもオーパーツの醍醐味ではないでしょうか。
もしかしたら催眠にかかった人たちが都市伝説を吹聴しているのかもしれませんね。そう考えるとロマンある話です。