【一定の口癖がある】
女子大学生グループにしろ、SNSグループにしろ、量産型女子が独自の社会で生き抜くには、相手に共感することが必須条件です。
自分の意見を言うことはさほど求められないので、彼女たちが口にする単語は一定数で決まってきます。代表的なのが「かわいい~」「すごーい!」です。
これらの単語を口癖のように言っておけば、差し障りなく会話を進めることができます。誰からもにらまれることがありません。
むしろ、「あの子はいつも共感してくれるし、今度この髪色と髪型やろって言ったら、またやってくれるはず」と、量産型女子としての期待値がグッと上がるのです。
男性としては奇妙に映るようですが…そこは量産型女子にとって問題ではないのです。
【マニュアル通りが得意】
【マニュアル通りが得意】
人のマネするのが得意で、人に合わせて共感することを何よりも重視する量産型女子にとって、マニュアル通りに動くことは安心材料です。
マニュアル通りに動いている限り、誰からも咎められることはありません。
女子大学生の中で人気のアルバイトは、接客マニュアルが充実している飲食店や、同じ文言を繰り返すテレアポや工場のライン作業です。
逆に、マニュアルに載っていないことや突発的に起きた物事に対しては、慌てふためいて、ただ騒ぐしかできないという特徴があります。
マニュアルはあくまで基本をまとめたものであって、それがすべてではないということを知っておくべきですが、まわりが同じ量産型女子だと、なかなかその考えに移行するのも難しいものです。
【常にグループ行動】
【常にグループ行動】
女性は年代を問わず、グループで群れる傾向がありますが、量産型女子の代表選手である女子大学生は特にそうです。
グループ行動が好きと言うよりは、自分の居場所を確保するためにグループに属しているのです。
表面的には、似たような髪色・髪型をして、同じようなファッションをしているため、とても仲良く見えます。
ですが、そのグループに居続けるには、「みんなといっしょであり続ける」という掟を遵守しなければなりません。
同じグループの人が「海外旅行に行きたい!」と言えば、たとえお金がなくても同意しなければなりません。彼女たちにとっては、お金を貯める努力を懸命にすればいいだけの話です。
「このブランドバッグ可愛いよね~」と言われれば、皆こぞって身の丈に合わないブランドバッグを買いそろえます。
グループの一員であり続けるには、それ相応の努力が必要なのです。
【自撮りがとにかく好き】
【自撮りがとにかく好き】
SNSで写真をアップするために、量産型女子はとにかくネタを探しています。最もアップしやすく、ネタを提供しやすいのは自分のこと。
そのため、彼女たちはひたすら自撮りをするのです。メイクし終わった後に、じっくりカメラ目線のポーズを研究し、それを何枚も撮ります。
流行りのポーズやお決まりのポーズが多くなるので、まわりは「あれ、このポーズ前も見た気がする」という感覚に陥ります。
ともあれ、自分を少しでも美しく見せるためのポーズ研究は欠かしません。その集中力を、別の面で活かせたらいいと思うのですが、好きでないと集中力が発揮できないというのはあるようです。
【自分に自信がない】
【自分に自信がない】
まわりと同じことをすることで安心感を得る心理は、自分に自信がないから生まれるものです。そもそも自分に自信があれば、まわりが何を言おうと意に介しません。
まわりと同じということは、もし「おかしい!」と指摘されたとしても、自分だけがおかしいわけではないと安心することができます。
みんなと同じであるということが、良くも悪くも自分自身への自信につながっているのです。
同じファッションやブランド、髪色・髪型は、言わば量産型女子にとって、仲間意識を高めるためのツールと言えます。
【スマホが手放せない】
【スマホが手放せない】
現代人にとって、スマホは情報を集めるためのツール。女子大学生が多数を占める量産型女子にとっても同じことです。むしろ、手放せないと言っても過言ではありません。
スマホを忘れたらもう大変。大学の授業や仕事をそっちのけにしてでも、スマホを取りに帰ります。と言うのも、スマホがなければ、SNSで更新された情報がチェックできないからです。
顔を合わせて会話する時でも、「あのSNSのことなんだけどさ…」といった会話が始まったら、何が何でもついていかないといけません。
それはグループから外されるかもしれない、という恐怖心から生まれる心理です。
ごはんを食べに行っても、ごはんの写真ばかり撮って、なかなか食べ始めない…ごはんを食べに行くという行動の意味が、根本から違ってきている気がします。
【何事も自分で決められない】
【何事も自分で決められない】
普段「かわい~」「すごーい!」を連発し、SNSやファッション雑誌で流行る言葉が世界のすべてである量産型女子。
そんな世界から、自分なりの考え方が生まれる余地はなしに等しいでしょう。物事の決め方はすべて、「友達と同じだから」「あの芸能人がいいと言っていたから」ということに尽きます。
同じ髪色・髪型からわかるように、何かを決断する時に、自分の言葉や考え方が出てくることはまずありません。
普段から物事を深く考えるクセがないので、どうしても他人基準の判断になってしまうんですね。
むしろ、「この流行りを誰よりも早く取り入れてます」と主張することが、一種のステータスになっている面もあります。
本当に自分がしたいことなのかは、甚だ疑問ではありますが…。
【自分の意見がない】
【自分の意見がない】
自分で何事も決められないのであれば、自分の意見を持つこともほぼありません。最初から「みんなと一緒でいいのかな?」という感覚があれば、量産型女子にはなっていないはずです。
自分の意見や考えを主張して、変にまわりから浮いてしまうくらいなら、大人しく口をつぐんでいる方が生きやすいですしね。大学という狭い社会に生きる女子大学生は特にそうです。
本当の自分を見失ってでもグループに属する方が、よほど心地いいのです。
【プチプラコーデが多い】
【プチプラコーデが多い】
女子大学生が多数を占める量産型女子は、いくらブランド物がいいと言われても、金銭的に追いつかない人が多いです。
その影響もあってか、プチプラコスメやファストファッションが非常に猛威を奮ってきています。安いのに安く見えないというのもポイントです。
また、プチプラやファストファッションの移り変わりスピードはとてつもなく早く、常にファッションについて話している量産型女子にとって、常に話題のネタになり得ます。
反対に高いブランド物などを持つと、「そんな高いの、どうやってゲットしたの?」など、嫉妬の目を向けられやすくなります。
それはグループ行動を重視する量産型女子としては望まないものですね。
【まわりから浮きたくない】
【まわりから浮きたくない】
量産型女子にとって、まわりと同じファッションブランドに身を包み、似たような髪色・髪型をして、一緒に行動して経験を共にすることこそが、仲間としての絆を生むことにつながります。
その世界にいない人にとっては、「それって、そんなに大切なこと?」と、感覚がわからないかもしれません。ですが量産型女子にとっては、それが世界のすべてなのです。
ヘタにまわりから浮いて、グループ内で孤独になるのはあってはならないことです。だからこそ、そう簡単にグループから抜け出せないのでしょうね。