雑魚の意味と由来！語源の魚の種類も解説！

魚に対して、小魚を意味することに由来して弱者を指して雑魚と呼ぶことがあります。

大きい魚、サメやクジラは強者ですよね。
他の魚から食べられる確率はとても低いです。
しかし小魚は弱くて戦いに負けて食べられてしまう確率がとても高いです。

「雑魚は勝ち目が無い！」と戦力にならない人を呼ぶ時に使われることがあります。

大物でスター性のある人は世間への影響力が強いです。
しかし、小物にはスター性はありません。
真似をしたいと思われることもありませんし、カリスマ性や信頼性も感じられません。

「雑魚の言うことは気にするな！」と影響力のない人間を呼ぶ時に使われることがあります。

人を見下した意味で使われることの多い「雑魚」という言葉は、地位の低い人を指す表現として使われることがあります。

社会での立場を指して地位が低いと指すことがあります。
また、お金を持っていない身分を指して地位が低いと指すこともあります。

「雑魚は出世コースには入れない！」と地位の低い人間を呼ぶ時に使われることがあります。

「雑魚」という言葉を単体で使って人を指す時は、価値なし、魅力なし、弱者、影響力なし、地位が低いといった代表的な意味から考えても人を見下してあまり良くない意味で使われることが多いことが解りました。

しかし、雑魚という言葉に他の言葉を組み合わせると違った意味を現す言葉もあります。
そこで、雑魚を組み合わせて意味をなす言葉をご紹介します。

「雑魚」と「寝る」を組み合わせて「雑魚寝」という言葉があります。

何人かで旅先や友人の家に泊まる時に「布団が少ないから雑魚寝して下さい」といった使い方をされますよね。
イメージとしてはきちんと布団に眠るのではなく、一枚の布団に何人かでゴロゴロと寝る感じです。

実際の意味は「大勢の男女がいりまじって雑魚のように眠ること」を指します。
雑学ですが、関西の花街で客と芸者が一室に眠ることから始まって、年越しの夜や神社の宵祭りの時など社や御堂に男女が集まって一夜を明かした風習に由来してつくられた言葉です。

部屋は手狭で寝具も足りない状態の中で複数の男女が混じって寝る様子はまさに市場の雑魚が入った籠のようでした。
大きさや種類の揃っていないオスとメスが混じって眠る姿が市場に並ぶ雑魚の様子に似ていたことから「雑魚のように寝る」ことを「雑魚寝」と呼ぶようになったようです。