まずはLINEだけでなく日常でも使える「単純接触効果」という心理を使ってみましょう。これは頻繁に接触、つまり会ったり、会話したりする人は自然と良い印象になっていく心理効果です。LINEのやりとりに当てはめると、頻繁にLINEのやりとりをしていると、自然に相手からの印象が良くなるということです。
勘違いしてはいけないのは、先に述べたように、望まれていないLINEを毎日送り続けることは逆効果になりかねません。LINEで単純接触効果を使うのであれば、毎日LINEを送る必要はありません。「よくLINEをする」という範囲に収まれば良いのです。相手が毎日LINEを送って、嫌に思わないのであれば毎日送り続けるべきでしょう。見極めだけはしっかりしましょう。
LINEでの恋愛テクニック(2)ミラー効果
こちらもLINEに限らず紹介される恋愛テクニックですが、「ミラー効果」も有効です。人は同じ行動する人や思考を持つ人に好感を持ちます。LINEでこの心理効果を使うのであれば、相手と同じスタンプを利用すると良いでしょう。相手は同じスタンプを持っているということから、同じ好みを持つ人と思ってもらえます。
ただし、あえて合わせていることがバレてしまうと不信感を持たれてしまいます。あくまでも自然な流れで、さりげなく同じスタンプを持っていることをアピールしましょう。
LINEでの恋愛テクニック(3)フット・イン・ザ・ドア
これは営業の仕事をする人が使うテクニックですが「フット・イン・ザ・ドア」を使うテクニックもあります。これは小さな要求が通れば、大きな要求も通りやすくなるというものです。
LINEでこの心理効果を使うのであれば、「明日、近くまで取りに行くからDVD貸してくれない?」とただ相手が持っているDVDを借りるだけの約束をします。相手も近くまで取りに来てくれるし、渡すだけの用事だからと了承してくれます。相手からDVDを借りる了承が得られたら次に、「それだけのために出て来てもらうのは申し訳ないから、近くでコーヒーでも奢るよ」とカフェに誘うメッセージを送ります。相手はすでに小さな要求を通しているので、その次の少し大きめの要求も通りやすくなっています。
この恋愛テクニックを使うには自然な会話の流れをコントロールする力が必要なため、少し上級者向きです。会話の流れが不十分だと、後で通す大きな要求が本当の目的とバレてしまいます。
LINEでの恋愛テクニック(4)ダブルバインド
こちらも営業の仕事をする人などが契約を渋る人などに使うテクニックですが、「ダブルバインド」というテクニックがあります。質問で2択を迫って、その答えをそのまま要求の答えとしてしまう方法です。
LINEで食事に誘ったときに、「何が食べたい?」と範囲の広い質問の仕方をすることは危険です。食事と言っても、和食や中華、イタリアン、フレンチなど、カテゴリーはたくさんあります。そんな多くのカテゴリーの中から「美味しいそばが食べれる和食屋が良い」などピンポイントで答えられてしまうと、その条件に合ったお店を探さなければならなくなります。
しかし、相手に「あっさり系とこってり系どっちが良い?」と聞きます。「あっさり系」と答えられたら今度は自分が知っているあっさり系のお店を2つ並べます。「新鮮な魚が食べれる店とそばが美味しい店どっちが良い?」相手はどちらかのお店を選んで、その店で決定します。こうして、相手に選んでもらったように見せて、自然と自分の知っている店、連れて行きたい店へと誘導することができます。
LINEでの恋愛テクニック(5)ツァイガルニック効果
この方法は上手くいけば効果は大きいですが、失敗すると逆効果になる可能性があります。それは「ツァイガルニック効果」です。人は達成できなかったことが印象に残り、執着するようになります。LINEでこの心理効果を使うのであれば、話しの途中でLINEの返信を止めてしまいましょう。相手は途中でLINEの返信が止まったので、話が完結しなかったことが気になります。
あとで「寝落ちしてしまった」や「急に電話がかかってきた」という途中でLINEの返信を止めたことに対するフォローはしておきましょう。この内容のメッセージが来るまでは相手LINEの返信が止まって話しが完結しなかったことを気にすることになるでしょう。つまり、LINEをしていた相手のことを気にすることになります。
しかし、この方法は相手にもある程度の好意がないと効果がありません。全然好意がないとLINEの返信が止まったことを気にも留めてもらえません。それどころか、急にLINEの返信が止まったことを不快に思われるかもしれません。