何を考えているか分からない、裏がある、と疑ってしまうということは本音が見えないということにもつながりますよね。八方美人の人のこういった態度のせいで、話していることや行っていることが本心からの行動ではないと疑われてしまいがちなのです。
自分をしっかりと持ち、自分の意思で行動をしている人の本音って信頼できますよね。でも八方美人の人の行動や意思はその人の本音ではないことが多いため、信頼をされないのです。その結果、本心が分からないので付き合いを避けられがちになるというわけです。
嘘をつかれる
こちらは八方美人の人が本当に嘘をつくわけではありませんが、人によって態度や言動を変えることが相手に嘘をつかれるという不安感を与えているという意味になります。あのときはこう言ってたのに…、と思われてしまえば、相手にとっては八方美人の人の言動は嘘だったということにつながってしまうからです。
嘘をつく人とは本心で付き合えませんし、できれば付き合いを避けたいですよね。嘘をつくつもりもついているつもりもなくても、八方美人な行動が嘘をつくかもしれないというイメージを植え付けてしまっているのです。
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八方美人は苦労人?
八方美人な人の特徴や原因、嫌われる理由をお伝えしてきました。これを読むと八方美人の人は自分の首をしめてしまっているようにも見えますね。誰だって八方美人になりたくてなっているわけではないでしょう。
ここからは八方美人であることによって、苦労してしまう事柄を見ていきます。
いいように利用される
八方美人な態度は利用の仕方によっては大変便利です。頼られれば断れない性質を利用して、いいように利用されることも少なくありません。
嫌なことだったりできないことであっても、断って嫌われるのが怖くて請け負ってしまうのです。利用する側もそれを分かっているので容赦がありません。仕事でもそうですし行事などの面倒ごとを、気がつけば押しつけられていることが多くあります。
我慢することに慣れてしまう
嫌われたくなくてイエスマンになりがちな八方美人さんですが、好きで嫌われたくない態度をとっているわけではありません。嫌だなぁと思いながら行動をしていることもありますし、つらいなぁと感じることも多くあります。つまり、我慢をして行動をしているということになりますね。
こういった我慢が日常茶飯事になってしまい、我慢をすることに慣れてしまいます。我慢強いということは良い部分もありますが、自己犠牲の我慢は自分の心を壊してしまうきっかけにもなってしまいます。
嘘をつくことも出てくる
人によって態度や意見を変えることで、意図せず嘘をついてしまう結果にもなります。それで心を痛めてしまう八方美人の特徴を持った人もいます。嘘をつくことで心苦しくなり、悩んでしまうことも少なくありません。
そしてやはり周囲からの信頼を失うことにもつながります。周囲から、表面上は仲良く見えるけれど嘘をつくことを恐れられて、本当の付き合いをしてもらえないこともあります。
本当の自分を見失ってしまう
こうやって我慢や嘘を重ねていくうちに、本当の自分の気持ちを見失いがちです。本当はどう思っているのか、どうしたいのかがだんだん分からなくなってしまうのです。
そして分からないせいで、また周囲の意見に流されていってしまいます。どんどん八方美人の型にはまっていってしまうというわけです。
いつまでたっても本音を言える仲間が見つけられない
八方美人な態度を取り続けていると自分の本心を見失うばかりか、本当の友人をつくることも困難となってしまいます。嘘をつく人と積極的に付き合う人はいませんし、本心を話してくれなければ打ち解けることもできないからです。
八方美人な性格を改善しない限り、孤独感を感じ続けてしまうことになるかもしれません。
八方美人をやめたい人へ
やはりあまり良いイメージのない八方美人な性格ですが、実は良い部分だってたくさんあるんです。最後に八方美人な性格を直したいという方に向けて、八方美人な性格の良いところと直し方をお伝えします。