スズキが生産と販売を手掛けるクロスオーバーSUVの軽自動車・ハスラー。ハイトワゴンのワゴンRをベースとし、軽トールワゴンとSUVのいいとこ取りで産まれた新ジャンルの軽自動車です。
かつてスズキの人気車種だった「Kei」のコンセプトを引き継いだ上で、さらに挑戦的な試みを行ったこのモデルは初代モデルの月間販売台数目標であった5000台を遥かに上回る発注があり、高い期待と評価を受けました。
軽自動車でありながら頼もしい悪路走破性を持っており、アクティブなライフスタイルを送る若者やアウトドアやスポーツなどを楽しむ中高年層にも人気のモデルとなっています。
安全装備も、衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」や自動ブレーキ機能など、ドライバーの負担を十分に軽減してくれる設計となっています。
④DAIHATSU タント
前輪駆動式軽ミニバンのパイオニアであるダイハツのタント。発売当初は軽自動車の中では最長となるロングホイールベースで、「タント」の名が示す通りの広々としたキャビンを確保しています。
2代目から採用された助手席のミラクルオープンドアはタントのもっとも大きな特徴です。使い勝手のいい大開口幅のドアは子育てをする母親や介護をする人たちにとても好評です。
2018年にはソナーセンサーやコントローラー等で構成される後付け安全装置「つくつく防止」が発売され、安全面でのアフターケアも万全です。
⑤SUZUKI スペーシア
スーパーハイトワゴンのスズキ・スペーシア。「パレット」の後継車として軽量化や燃費性能などを大きくリニューアルさせ発売されました。
過去にワゴンRで初めて採用された「スズキグリーンテクノロジー」として次世代環境技術が数多く導入され、基本性能は非常に高いレベルを誇っています。
一番の特長は、2460mmというロングホイールベース採用によって獲得した広い室内空間。軽自動車とは思えないほど広々したスペースが人気の理由となっています。
安全装備面では、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能など、ドライバーの高齢化に伴った機能が多数採用されています。
標準モデルと、メッキパーツを多用した「スペーシアカスタム」、そしてSUV風のアクティブ感が魅力の「スペーシアギア」の3種類がラインナップされており幅広いユーザーのニーズに対応しています。
⑥DAIHATSU ムーブ
ハイトワゴンの代表格・スズキのワゴンRのライバル車としてダイハツから発売されたムーヴ。横開きのバッグドアが特徴の一つでしたが、6代目から廃止され一般的な縦開き式のドアが採用されています。
6代目ムーヴからは基本性能の向上に重点をおいた改良が施され、軽自動車ではトップレベルの走行性能を実現しています。また安全性の確保はそのままに外板を樹脂製パネルに変更し20kg近い軽量化に成功しています。
また安全装備の充実が求められる現代のニーズにピッタリな機能を兼ね備えており、その安全性の高さがファミリー層の人気獲得に繋がっています。
⑦日産 デイズ
2013年に初代モデルが登場したハイトワゴンタイプの日産・デイズ。日産と三菱による合弁会社「NMKV」が開発を手がけ、三菱自動車工業が製造することでもも話題になりました。
日産、三菱両社の特徴を織り込んだ革新的なデザインが人気のモデルです。
標準モデルと「デイズハイウェイスター」の2種類を用意。三菱のeKワゴンと同じく、同一車線運転支援技術「プロパイロット」の搭載や、先進事故自動通報システムSOSコールが軽自動車としては初めて採用され、充実の機能となっています。
⑧SUZUKI ワゴンR
1993年に初代モデルの登場以来、長く愛され続けるスズキのワゴンR。発売当時、軽自動車のマイナスイメージであった「室内の狭さ」を背を高くすることによって払拭した、軽自動車史に革命を起こしたモデルです。
また乗り心地に関しても二重構造のフロントパネルによって高い座面を獲得し、軽自動車の不快な窮屈感を見事に克服しました。
現行6代目の外観デザインは初代モデルに現代風のアレンジを加えたデザインとなっており、ラインナップは「FX」「FZ」「スティングレー」の3種類が用意されています。
⑨三菱 eKワゴン
2001年に初代モデルが登場した三菱自動車のeKワゴン。4代目となる現行モデルではフルモデルチェンジが行われ、外観デザインは大幅に変更され基本性能も飛躍的に向上しています。
安全装備としてはアダプティブクルーズコントロールと車線維持支援機能から構成される高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT」が採用されるなど、高い安全性と走行安定性を確保しています。