シンプルかつベーシックな見た目の舟の箸置きは、シーンを選ばないのでどんな食事の席にもピッタリの箸置き。舟型の箸置きの真ん中の部分にはくぼみがあるので、箸が転がらず安定して使うことができます。
〈作り方〉
①箸袋を横にして置き、縦に半分に折り曲げます。
②箸袋を三等分に折り曲げ、端の中にもう一方の端を重ねて入れます。
③袋状になっているほうを上向きにして、真ん中部分が凹むようにカーブを付けながら折れば完成です。
上記の動画では舟の作り方を音声付きでわかりやすく紹介していますので、参考にしてみるといいでしょう。
②リボン
女子会などの食事の席にピッタリなのがリボン型の箸置きです。可愛らしい見た目をしているので、これが作れたら女子力が高いと周囲から一目置かれる存在になれるかもしれませんね。真っ白の箸袋でもいいですが、色付きのものでやってみると可愛さが上がること間違いなしです。
〈作り方〉
①まずは箸袋を横向きに半分に折ります。
②次は縦方向に半分に曲げて折り目を付け、その折り目に向かって角を折りたたんでください。
③そしてその角を開き、折り目に合わせて角を中に折り込みます。もう片方も同じように折ってください。
④三角形を作るように折り返し、もう片方も同じように折ってください。
⑤折り目側の4つの角を真ん中の折り目に合わせて折りたたみ、裏返して真ん中の部分がふっくらとするように横に引っ張ります。
⑥あとは、角を丸く折ったりお好みで形を整えて完成です。
手順が少し複雑なので、上記の動画を参考に作ってみてくださいね。
③ハート
見た目がとても可愛いらしいハートの箸置き。その愛らしい見た目で女子会はもちろんデートなんかにも使える箸置きとなっています。作り方は先程ご紹介したリボンよりかなり簡単なので、手先が少し不器用な人でも安心して作ることができますよ。
〈作り方〉
①箸袋を横向きに半分に曲げて折り目を付けます。
②その折り目を基準にし、両端を斜めに折り曲げてください。
③それを裏返し、箸袋の端の部分を三角形の底辺に合わせて斜めに折り曲げます。もう片方も同様に折り曲げましょう。
④折り曲げてできた端をもう一度折り曲げ裏返します。
⑤飛び出ている部分を折り込み、角が丸くなるように細かく内側に折り込んでいけば完成です。
動画のように箸をそのまま置くことも可能ですし、使い終わったら折り目に箸先を入れることもできるので、非常に優秀な使い方ができる箸置きと言えるでしょう。
④蛇腹
箸袋で作れる箸置きの種類には、蛇腹を使ったものがいくつかあります。その中でもシンプルかつ簡単に作れるのが扇型の箸置きです。和のテイストを演出することができるため、和食はもちろん、お正月などのおめでたい日の食卓を華やかにすることも可能です。
〈作り方〉
①箸袋を横にしたまま細かく蛇腹に折っていきます。
②蛇腹に折った状態のまま半分に折りたたみ、下の部分をヒモやゴムなどでくくってください。
③広げながら形を整えれば完成です。
扇形の箸置きはヒモやゴムが必要になってしまいますが、お子さんでも簡単に作れてしまうほど手軽に挑戦できる箸置きの一つです。自宅で食事する際、ちょっと花を添えたいという時に作ってみてはいかがでしょうか。
◆100均のおしゃれな箸置きを知りたい人はこちらもチェック!
箸置きがないときの対処法2選!
変わり千代結びやおしゃれな箸置きの作り方がわかれば、いざという食事の席で箸置きがなかったとしても安心することができますね。
とはいえ、お店によっては箸袋が付いてこないことがあるため、その場合は箸置きが作れなくて困ってしまうでしょう。そんな時に慌ててしまわないためにも、箸置きがない時の正しいマナーを学んでおくといいですよ。
①お盆があるとき
箸置きがなくてお盆がある時の正しいマナーは、お盆のフチを箸置きの代わりとして使用することです。
とはいえ、フチならどこを使ってもいいわけではありません。もし仮に正面に人が座っている状況だったとしましょう。口につけた箸先をその人に向けてしまえば、それは相手の方に大変失礼な行為となってしまいます。
ですから、お盆の奥側のフチに箸を置くのはよくありません。ではどこのフチを使うのが正しいのかというと、基本的に箸置きが置かれている場所、すなわち左側のフチを使うのが正解となります。
「箸先五分、長くて一寸」という言葉があるように、箸先を汚すのは1.5cm~3cmにとどめるのが美しい食べ方とされていて、その汚れた部分がフチにつかないようにするのもマナーの一つ。ですから、約3cmほど外に出して置くのがいいでしょう。
②お盆がないとき
箸置きがなくお盆もない時の正しいマナーはいくつあるので、順に解説していきます。
まず一つめは、懐に入れて携帯することのできる懐紙という和紙を使う方法です。懐紙はさまざまな使い方ができるのが特徴で、箸置きがない場合においては箸袋同様に箸置き代わりとして使用することができます。
二つめは紙ナプキンを使用する方法です。テーブルなどの上に紙ナプキンが置かれているお店は多々ありますよね。その場合、紙ナプキンを適度に小さく折りたたんで箸置き代わりとして使用することができます。
三つめは、甲の低いお皿の上に箸を置くことです。お皿の上に置くと渡し箸になってしまうのでマナー違反では?と思うかもしれませんが、箸置きがなくお盆もない場合は問題ありません。ただし、箸を置くお皿には注意が必要です。
マナー違反にならないためには、豆皿や小皿といった甲の低いお皿に口を付けた箸先を少し掛けるようにして置くようにしましょう。とはいえ、ラーメンなど小皿などがついてこないケースもあるため、その場合はお皿に置くのは仕方がありませんが、あえて置くのは控えてください。