変わり千代結びの意味は?
日本人の食生活にかかせないものといえばお箸。正しい持ち方や使い方ができないと、「あの人マナーが悪いよね」なんて言われてしまうものです。
しかし、マナーが悪く見えてしまうのはお箸の使い方だけに限った話ではありません。実は箸の置き方にもマナーが隠されているのです。
食事の際に箸置きがなかった場合、そのまま箸をテーブルの上に置いてしまいがちですが、実はその何気ない行動はマナー違反。ではどうしたらいいのかというと、「変わり千代結び」などの箸置きを作ってその上に箸を乗せるのが正解となります。
また、箸を使い終わったあとは汚れた部分を見せないのもマナーの一つ。そんな時には変わり千代結びに箸先を収めることでマナー違反を回避することもできます。
変わり千代結びは箸袋さえあれば誰でも簡単に作ることが可能なので、いざという時のために覚えておくといいでしょう。
変わり千代結びの作り方を【ステップ別】で紹介!
箸袋を折るのはマナーとして大丈夫なのかと思われがちですが、箸置きにするために箸袋を折るのは問題ありません。むしろ、箸をテーブルやお皿に置くほうがマナーが悪いとされてしまうので、箸置きがない場合は箸袋で変わり千代結びを作ってみてくださいね。
それではここからは、代わり千代結びの作り方について見ていきましょう。誰でも簡単に作れるように、ステップ別に分けて詳しく解説しながらご紹介します。
①箸袋の口を右にする
まずは箸袋を用意し、右側に箸袋の口が来るように置きます。表裏は特に指定はありませんが、もし表にしたい面があるのであれば、そちら側を上にして進めましょう。
②左2/3を右斜め上に向かって後ろに折る
箸袋の口を右側に向けたまま、箸袋の3/2を斜め上に向かって後ろに折ります。時計で表現するならば、3時10分の角度になるように折ってみましょう。
③②を斜め前に上から折り返す
②の手順で斜め上に折った部分を、次は上から手前側に折り返します。時計で表現するならば、3時30分の角度になるように折ってみましょう。
④包み込むように③を上に向かって折り、余分な部分を結び目に差し入れる
③の手順で下に折り返した部分を後ろ側に向かって包み込むように折ります。その時余分な部分が出てしまうので、それを後ろの結び目に差し入れてしまいましょう。
作業をやりやすくするために、余分な部分を結び目に差し入れる際は裏返して行うといいですよ。
⑤表に返す
結び目に余分な部分を差し入れたら箸袋を表に返せば完成です。もし④の手順で裏返さなかった人はそのまま使用してください。
食事中は箸置きとして使えますが、食事が終わったら箸袋の口の部分、もしくは結び目に箸先を入れましょう。そうすることで食事が終わったというサインになりますよ。
変わり千代結び以外にもあるおしゃれで簡単な箸置き4選!
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