言葉を使うときに「間違っていないかな」と心配になることも多いのではないでしょうか。「〜だわ」はどのようなシチュエーションで使うのか、具体的にチェックしていきましょう。「〜だわ」が使える代表的な事例についてご紹介します。
①強調したいとき
「〜だわ」は物事を強調したいときに使うことが多いです。「それは犬だわ」「あれはアジの干物だわ」といったように使われることが多いです。
「それは犬だ」「あれはアジの干物だ」といったように言うよりも「〜だわ」とつけた方が柔らかな表現になるのがポイント。「強調したいけど、相手に対して冷たい言い方はしたくない」という場合に「〜だわ」を使うと良いのではないでしょうか。
②物事をはっきりさせたいとき
「それが正しい方法なんだわ」「私が掃除しておいたんだわ」といったように、物事をはっきりさせたいときにも「〜だわ」が使えます。
「それが正しい方法だ」「私が掃除した」といったように言うよりも「〜だわ」とつけた方が優しげな印象になります。相手に対して強い断定をしたくないときに「〜だわ」を使うと便利です。
③物事に反論したいとき
「これは○○だと思う」という相手の意見に対して「あなたのような考えが全てではないんだわ」「それは、断定できるようなことではないんだわ」といったように、相手に対して反論したいときに「〜だわ」が使えます。
反論するときは冷たい言葉になってしまいがちですが「〜だわ」にすることで喧嘩腰になるのを防げます。状況に合わせて使ってみましょう。
④謝まるとき
「あんなことを言ったけど悪気はなかったんだわ。ごめん」「渡そうとしていたプレゼントを忘れたんだわ。申し訳ない」といったような謝罪のシーンで「〜だわ」を使うことがあります。
「〜だわ」を入れることでカジュアルな言葉遣いになります。友人など、近しい人に対する謝罪に使えるでしょう。
【おまけ】「〜だわ」と「〜だは」に似た分かりづらい言葉2選!
「〜だわ」と「〜だは」と同じように「どちらを使うのが正しいのかな」と思う言葉はいくつかあります。間違えて使わないように代表的な例をチェックしましょう。
①「こんばんわ」「こんばんは」
間違えて書いてしまいがちなのが「こんばんわ」と「こんばんは」です。元々「今晩は〜です」といった言葉が短縮された「こんばんは」となったので、「こんばんわ」と書くのは間違い。誤って書かないように気をつけましょう。
②「はなじ」「はなぢ」
「はなじ」と「はなぢ」のどちらが正しいのか判断するために、「鼻血」と漢字に書き直してみましょう。「血」=「ち」なので、鼻血に関しても「はなぢ」と書くのが正しいです。振り仮名をつけるときには注意してください。
言葉の意味を知って、知識を深めよう!
何気なく使っている言葉も、実はいろいろな意味が含まれていることがあります。標準語だと思っていたのに実は方言だったということもあるのではないでしょうか。「〜だわ」に関しては名古屋から発祥し、全国に広がっていったと考えられているのが一般的です。
現在では名古屋以外の人も「〜だわ」と使うのが普通になっています。「〜だわ」だけでなく「〜だわさ」「〜だわね」 などいろいろな使い方がされています。言葉を深掘りするといろいろな発見があるので、ぜひ知識を深めていきましょう。