・ワスレナグサ:私を忘れないで
ワスレナグサは4月から6月にかけてブルーやホワイトなどの小さな花を咲かせるヨーロッパ原産の一年草です。そんな「ワスレナグサ」の花言葉は「私を忘れないで」「真実の愛」という切ない言葉が付けられています。
この花言葉は恋人とドナウ川を散策していた際、岸に咲くワスレナグサを掴もうとしたものの川に飲み込まれた若い騎士が、最後の力を振り絞って恋人にワスレナグサを贈ったというドイツの悲恋伝説が由来です。
・ゲッカビジン:はかない恋
ゲッカビジンはメキシコ熱帯雨林地帯が原産地の多肉植物です。6月から11月にかけて白く透き通るような花を咲かせます。食用にすることが出来、日本では天ぷらや酢の物、台湾ではスープに使用されています。また南フランスでは香水の原料として愛されています。
そんなゲッカビジンの花言葉は「はかない恋」「はかない美」「艶やかな美人」です。この切ない花言葉は、ゲッカビジンが夜に咲き、翌朝までにはしぼんでしまうことにちなみます。
・キンセンカ:別れの悲しみ
キンセンカは、地中海沿岸が原産地のキク科の植物です。3月から4月にかけてイエローやオレンジの花を咲かせます。日本では鑑賞用として親しまれていますが、西洋では食用としても親しまれ、スイーツなどの彩りによく使用されています。
そんなキンセンカの花言葉は「別れの悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」です。この切ない花言葉はギリシャ神話の太陽神アポロン、水の精クリュティエ、王女レウトコエの悲恋のエピソードにちなみます。
・ハナズオウ:裏切り
ハナズオウはマメ科ジャケツイバラ亜科の落葉低木で、4月から5月にかけてハート型でツヤのあるレッドやパープルの花を咲かせます。丈夫で、病害虫に強く、痩せ地、乾燥地でも育つことが出来ます。
そんなハナズオウの花言葉は「裏切り」「不信仰」です。悲しい花言葉が付けられたのは、イエス・キリストを裏切ったことを悔いたユダがセイヨウハナズオウの木で自ら命を絶ったというキリスト教のエピソードにちなみます。
・スターチス:変わらぬ恋
スターチスはヨーロッパ、地中海沿岸が原産地のイソマツ科の多年草と一年草です。5月から7月にかけてピンクやイエローなどの鮮やかな花を咲かせます。
種類は、園芸種を含めると100品種以上です。色、大きさにバリエーションがあり、長持ちすることからプレゼントとして人気があります。
そんなスターチスの花言葉は「変わらぬ恋」「途絶えぬ記憶」です。この花言葉が付けられたのはドライフラワーにしても色褪せないことにちなんでいます。
・アンスリウム:恋にもだえる心
アンスリウムは原産地が熱帯アメリカのサトイモ科の多年草です。5月から10月にかけてホワイトやピンクなどの花を咲かせます。ハワイで人気が高く、「Heart of Hawaii」という別名で親しまれ、バレンタインデーの時にプレゼントとして贈られます。
そんなアンスリウムの花言葉は「恋にもだえる心」「煩悩」という恋に悩む女性を連想させる言葉が付けられています。鮮やかなハート型の花姿が恋い焦がれる心情を表しているように見えることが由来です。
・センニチコウ:色褪せぬ愛
センニチコウは熱帯アメリカ、熱帯アフリカが原産のヒユ科の多年草です。種類が豊富で、100品種以上と言われています。7月から11月にかけて鮮やかな花を咲かせます。
暑さや乾燥に強いことから日本の夏でも長期間咲き続けることが出来ます。花色が色褪せにくいのでドライフラワーとしても人気です。
そんなセンニチコウの花言葉は「色褪せぬ愛」「不朽」です。この花言葉はドライフラワーにしても色褪せず、長い間花を咲かせることにちなみます。
・ブライダルベール:願い続ける
ブライダルベールはメキシコが原産地のツユクサ科の多年草です。4月から11月にかけて可愛らしい小ぶりの白い花を咲かせます。ブライダルベールという花名は白いベールをまとう花嫁のような花姿が由来です。
日本には昭和50年頃から出回り始めました。名前がロマンチックで、育てやすいため大変人気が高いです。
そんなブライダルベールの花言葉は「幸福」「願い続ける」という片想いともとれる言葉が付けられています。