律を含んだ名前をつけたい!
「律」は「法律」「規律」など、日常でも使う漢字ですよね。「のり」「りつ」「りち」などの読み方ができますが、人名読みでは以下のような読み方もあります。
・おと
・ただし
・ただす
・たて
・みち
このように「律」にはさまざまな読み方があり、この漢字を使った名前は可愛らしいものからかっこいいものまで数多くあります。
「律」は女の子の名前にも男の子の名前にも使うことができ、一文字で「律(りつ)」という名前はどちらにも人気の高い名前です。
「律」を含む名前をご紹介する前に、まずは「律」の漢字の意味や由来、イメージを解説しますので、ぜひ名づけの参考にしてみてくださいね。
律の漢字の意味・由来
「律」という漢字は、人が進む道を表す「彳」と、書道の筆を手に持つ様子を表す「聿」から成っています。
このことから「律」は「人が進むべき正しい道が記されたもの」、つまり掟や定めという意味があります。「法律」「規律」に使われていることからもわかりますね。
さらに決められた掟や定めを守ることから「手本」、「旋律」「調律」といった言葉に使われるように、音楽で基準になる「音階・リズム」といった意味も持っています。まとめると、「律」には以下のような意味があります。
・掟、定め
・物事の法則
・手本
・音楽の調子、音階
・漢詩の一体
・測る
・仏教における修行僧の規律、信者が守るべき規則
律の漢字のイメージ
「法律」「規律」のように、「律」には定められた決まりをきちんと守ることから、真面目で知的なイメージがありますね。
「人としてルールや決まりを守ることに加え、強い意志で自分を律することができる人に」「自分で決めたこと、目標に向かって行動できる強い精神力の持ち主に」といった思いを込めることができます。
また「律」に「手本」の意味があるように、「正しい行動をして周りの人の手本になれるように」という願いを名前に込めることもできます。
「旋律」などに使われるように、「律」には音楽や芸術のイメージもあります。このようなイメージから、「音楽や芸術の才能に恵まれるように」「音楽で成功できるように」といった願いを込めることができます。
また音楽に限らず、「律」を使った名前には「豊かな想像力を持ってほしい」といった広い意味を持たせることもできます。
◆関連記事:漢字の意味から子供の名前を考えよう!
律を含んだ女の子の名前26選
ではさっそく、「律」を含む女の子の名前をご紹介します。一文字の「律(りつ)」という名前は響きも可愛らしいため女の子に人気の名前です。ここでは、「律」を使った二文字、三文字の名前をご紹介していきます。
「律」を使った二文字の女の子の名前
二文字の女の子の名前では、「律」を「りつ」と読むほかにも、「りっ」「おと」「のり」という可愛らしい読み方があります。小さい「っ」を使った「りっ」という読み方をすると、明るく活発な印象になります。
・律子(りつこ)
・律香(りつか)
・律歌(りっか、りつか)
・律希(りつき)
・律美(りみ、のりみ)
・律奈(りな、りつな)
・律沙(りさ)
・律来(りく)
・律世(りせ)
・律茉(りま)
・律夏(のりか、りつか)
・律栄(のりえ、りえ)
・律音(おとね)
・律花(おとは)
・奈津(なつ)
・笑律(えり)
・友律(ゆり)
「律」を含む二文字の女の子の名前には、「美しい心と強い精神力を持った人に」という願いのほか、「自分で未来を切り開いていってほしい」「明るい未来が訪れるように」という思いを込めるパパ・ママが多いですよ。
また、「香」「歌」「花」など、女の子らしい漢字と組み合わせて、才能や美しさに恵まれるようにと願うパパ・ママもいます。
「律」を使った三文字の女の子の名前
「律」を使った三文字の名前もたくさんあります。三文字の女の子の名前には「律」を「り」と読んだ可愛らしい響きの名前が多いですが、「律」を入れることで知的な雰囲気も出ますよ。
・律沙子(りさこ)
・絵律菜(えりな)
・友律恵(ゆりえ)
・恵律香(えりか)
・優律花(ゆりか)
・有律沙(ありさ)
・沙友律(さゆり)
・詩音律(しおり)
・陽花律(ひかり)
・有花律(あかり)
「津」を使った三文字の女の子の名前には、「優しく思いやりのある人に」という願いを込めるパパ・ママが多いようです。
また、「花」と組み合わせて存在感や華やかさ、美意識といった意味を持たせたり、「詩」「音」など音楽や芸術に関する漢字と組み合わせて、「芸術の才能に恵まれるように」という思いを込めるパパ・ママもいます。
◆関連記事:女の子の名付け方法をチェック!