未知の可能性をたくさん秘めている赤ちゃんの名前に、希望や未来をイメージする漢字をのせるのも人気の命名方法です。
●希望・未来のイメージや意味の漢字●
開・希・志・進・創・拓・展・歩・望・夢・明・誉・叶・萌・萠・暁・翔など
●男の子の名前●
蒼翔(あおと)、明春(あきはる)、明慧(あきさと)、明尭(あきたか)、叶太(かなた)、叶杜(かなと)、翔心(しょうご)、展吉(のぶよし)、光起(みつき)
●女の子の名前●
逢叶(あいか)、望来(みらい)、望結(みゆ)、由望(ゆみ)、望侑(みゆ)、夢(ゆめ)、夢希(むつき)、明希(あき)、希(のぞみ)
人を助ける・役に立つイメージや意味を持つ漢字
人を助けるイメージの漢字には、人を敬う気持ちや思いやりの心などを表します。そして助けるという漢字は『助』ですが、他にも『丞』や『輔』も助けるいう意味の漢字です。
●人を助ける・役に立つイメージや意味の漢字●
寛・協・恵・慶・敬・護・厚・孝・賛・情・譲・泰・忠・篤・睦・悠・容・輔・佑など
●男の子の名前●
明敬(あきたか)、一敬(いちたか)、和敬(かずのり)、仁敬(きみのり)、愛助(あいすけ)、大輔(だいすけ)、輔(たすく)、晃丞(あきつぐ)、佑丞(ゆうすけ)
●女の子の名前●
丞実(つぐみ)、敬都(けいと)、敬乃(たかの)、敬乃(ゆきの)、祉恵(しえ)、汰恵(たえ)、共(とも)、支咲(つかさ)、支織(しおり)
名前に使いやすい漢字とその意味
明治安田生命は毎年赤ちゃんの人気名前ランキングを発表しますが、その中から赤ちゃんの名前に使いやすい漢字とその意味をまとめました。
特に名前に使用するのに人気のある漢字を厳選し、男女それぞれ3つずつ紹介するので、イメージに合う漢字に組み合わせる漢字を悩まれたときに使ってみてください。
【悠】
『悠』 ユウ・ユ 名前として用いる場合は(ちか、ちかし、なが、はるか、ひさ、ひさし)と読むことができます。
悠は『悠久』という熟語に使われている通り、『遠くはるか』『ゆったりとしている様』を表します。穏やかで自然の雄大さを表現する漢字としても人気。
自分のペースで人生を歩んでいってほしい、おおらかな気持ちでどっしり構えられる人になってほしいという気持ちが込められます。男女ともに使えますが、男の子に特に人気の高い漢字です。
【斗】
『斗』ト 名前として用いる場合は(け、とう、はかる、ほし、ます)と読ませることができます。
『斗』の意味は一斗升と言われるように10升を1つにした容量の単位です。また柄杓を表すこともあり、柄杓型の北斗七星の名前に使われています。
量りの単位や柄杓というと名前としてはピンと来ないかもしれません。しかし名付けにおいては『北斗七星』のイメージをとり、星や星の輝きをイメージする漢字として人気があります。
【翔】
『翔』 ショウ、かけ(る)、と(ぶ)
翔は『飛翔』という熟語に表されるように、空高く飛ぶという意味があります。空高く飛び上がる躍動感あふれるイメージから『成功してほしい』『自由な人生を送ってほしい』という意味を込められます。
最近は、はやと・けいとなど最後を『と』で終わらせる名前がトレンドです。そのため『翔』という漢字も『ショウ』ではなく『ト』にあてる漢字として多く用いられる傾向がみられます。
【花】
『花』 はな、カ 名前として元居る場合は(はる、もと)と読ませることができます。
女の子に人気の『花』の意味は、そのまま植物の花ですが日本の花の代表である『桜』は花を使って表現することも可能です。
彩り豊かな美しい花のイメージから女の子に人気で、『花』の一文字の名前も増えてきました。
名前に用いる場合には、花が咲くように美しく成長してほしい、また人生に大輪の花を咲かせられるようにという願いを込められます。
【菜】
『菜』 な、サイ 名前として用いる場合は(な、よし)と読ませることができます。
『菜』は葉物野菜を表す漢字です。また野菜から転じて総菜(そうざい)のようにおかずという意味もあります。
ただし名前に使う場合には、おかずや葉物野菜という意味ではなく『菜の花』の可愛らしいイメージを用います。そこから5月ころまでの春生まれさんに使われることも多いようです。
【莉】
『莉』 リ、レイ
『莉』は日常ではあまり使うことのない漢字ですが、これも先に紹介した2つの漢字と同じように花を表します。
莉はジャスミンに使われる漢字で、『茉莉(まつり)』と読みます。名前に使う時はジャスミンのイメージから、花のように美しく…や、香り高く素敵な女性に育ってほしいという意味を込めます。