お月見とは
お月見というと、思い浮かべるのは満月、すすき、月見団子にうさぎのもちつきでしょうか。ざっくりとしたイメージしか持っていないという方のほうが多いことでしょう。日本古来の風習ではありますが、実際にご家庭でお月見を楽しむことは少なくなっていますね。しかし、せっかく素敵で風流な風習を絶やすのはもったいないです。
日本古来の風習ではありますが、いったいいつから行われるようになったのでしょう。
歴史は古く、由来としては平安時代からお月見の風習があったとされています。空気の澄んだ秋、美しい月を眺める宴として浸透し、江戸時代になると収穫祭として更に広く民に浸透していったと言われています。
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2017年のお月見はいつすればいい?
いざお月見をしようとしても、いつすればいいかわからないという方。2017年の中秋の名月は10月4日になります。何月かもわからなかった方も、せめて何月何日なのかわかれば今から準備ができますね。
中秋の名月というのは、俗にいう十五夜の事です。十三夜、十日夜というものもありますが、一般的に十五夜にお月見を楽しみますよね。2017年はそれぞれの楽しみ方で由来や意味を思い浮かべながらお月見を楽しみましょう。
十五夜が近づくと、お店はうさぎのグッズが並び始めます。何月くらいから並び始めるかは店によりますが、9月に入るとたくさん並びますよね。そして月でうさぎが餅つきをしている様子のものが多いですね。穏やかであたたかいグッズが多く、それらはお月見をグッと引き立ててくれます。家でお月見というのも、大人のデートには最適です。是非試してみてはいかがでしょう。
お月見をする意味とは
江戸時代から収穫祭として行われてきたことは冒頭で話しましたが、ちょっと掘り下げてみましょう。
月の満ち欠けは、人々の暮らしに大きく関わってきました。月が満ちることと生命を繋げて考え、満月には祖先を敬う風習ができたのです。そして収穫物に対しても、無事収穫ができたことを祖先に報告し、祖先に対し生きていることの感謝を述べたとされています。
お月見をいつどこで楽しむ?
いつどこで誰と楽しむか
お子さんがいるご家庭では、是非お月見を一年のイベントに組み込んでほしいものです。何月であってもイベントは何かしらあるものですが、子供の頃から日本の風習に触れあえることはとても幸せなことです。デジタル社会化し、日本古来のものや風習が薄れてきている時代だからこそ、それを残すのは大人の手にかかっています。お月見は次世代に残してあげたい風習ですので、2017年は子どもたちと共にお月見を楽しんでみてください。
子どもたちとのお月見は、楽しみ方がたくさんありますね。縁側や窓辺に月見団子を飾るだけでもお月見気分になりますし、すすきを採りに行くことも楽しみ方のひとつでしょう。うさぎの絵を描いたり、部屋に飾りを作ってみたり、楽しみ方はたくさんあります。月見団子をお子さんと一緒に作ってみるのも楽しみ方のひとつですね。お月見が済んでも、何月になっても記憶に残るのではないでしょうか。