本気で人を愛してしまうと、裏切られたときのショックに耐えられない…。裏切られるかもしれない不安から、回避依存症の人は人を愛するのが怖くてできません。
特定の人を好きだと思う気持ちはあっても、のめり込むうちに最悪の未来を想像して怖くなってしまうため、関係が深くなるにつれて自分から遠ざけようとしてしまいます。
恋愛で回避依存症の人との接し方は?
回避依存症の人を好きになった、恋人として付き合いたい、結婚したいという方に向けて、適切な接し方を紹介します。相手のペースを尊重して信頼関係を築きつつも、上から支配されないよう対等に接することがポイントです。
しつこく連絡せず相手のペースに合わせて安心させる
回避依存症の相手を好きだからと、しつこく連絡するのはNG。「この人は干渉してくる」と感じて連絡をシャットアウトされてしまう可能性が…。
連絡のペースは相手に合わせ、「○時に××するね」と約束したならそのとおりに行動して、「干渉したり裏切ったりしない人だ」と安心させます。信頼関係の積み重ねで、次第に心を開いてくれるでしょう。
本命になりたい人は相手に上に立たれないよう対等に接する
回避依存症の人の本命になりたいときに、気をつけたいのが相手に支配されないようにすること。モラハラや試し行為で振り回されるのは辛いものがあります。
理不尽なことを言われても真に受けずに受け流し、楽しめる時間は一緒に楽しんで、終始対等に接することを心がけてください。誠意ある言動にのみ誠意をもって返すことで、健全な信頼関係を築きます。
別れた後復縁したいと思ってもまず自分を見つめなおして
回避依存症の人と別れて復縁を考えている方は、まずは自分自身を見つめ直してみましょう。自分も相手に依存していないか、共依存に陥ってはいなかったか、よく考えて振り返ってみます。
相手に振り回されることでドキドキ感を感じていたのかもしれません。また、「この人には私がいないとダメなんだ」としがみついていると共倒れになることもあります。辛い恋からは脱出を。
回避依存症の人と結婚する前によく考えて
回避依存症の特有の行動が見られる相手と結婚しても、浮気癖や家に帰ってこないなど、辛いことが多いかもしれません。それでも支え合っていけるかどうかは、よく考えたいところ。
「結婚して自分が相手の性格を変えて幸せにする」という考え方もいったん踏みとどまって。干渉だと見なされ、避けられてしまいます。ありのままを受け入れて幸せに過ごせそうかどうかがポイントです。
回避依存症は克服できる?治し方が知りたい
「自分は回避依存症かも」と思った方、どうしたら克服できるか気になりますよね。過去のことは仕方ない、と蓋をしているとますます苦しい状態に。まずは自己診断をしてみて、プロのカウンセラーによるカウンセリングでトラウマと向き合うことがカギになります。
まず回避依存症診断で自分を知る
回避依存症診断をやってみて、自分が回避依存症なのかしっかり知る手がかりにしましょう。当てはまる要因が少ないものの恋愛や人間関係で悩んでいるなら、別の原因が考えられます。
自分の行動や考え方の傾向を振り返ることで、自分への向き合い方もわかってきます。どんな行動をしがちなのか振り返り、回避依存症であるなら診断で注意点まで目を通してみるのも手がかりになります。
カウンセリングを受ける
回避依存症で恋愛や人間関係が苦しいのだとわかったなら、カウンセリングを受けるのが改善していく一つの手段です。専門の心理カウンセラーに悩みを話すだけでも、心の荷が降りるもの。
カウンセリングの中で回避依存症になった原因を探ったり、ネガティブな過去もそうでない形に認識し直してトラウマを軽減させたりすることができます。