記事の目次
- 1.生存バイアスと認知バイアスの違いを探る!
- 2.1.認知バイアスとは?
- 3.2.具体的な事例は?
- 4.- なぜ、認知バイアスが起こるのか?
- 5.3.生存バイアスとは?
- 6.- 現実は違う
- 7.4.生存バイアスって、雑学なの?
- 8.- 親が子どもに無理強いするのも生存バイアス?
- 9.5.徳川家康と生存バイアスのつながり
- 10.- 石田三成は生存バイアスによって、悪者に?
- 11.6.生存バイアスを生活にどう活かすか?
- 12.- 生存バイアスを元に宝くじを買う
- 13.- 生存バイアスと的確な情報の違い
- 14.- スマホにも生存バイアスが!?
- 15.- Android製品もそこそこいい
- 16.7.googleの検索結果と生存バイアス
- 17.- 生存バイアスに惑わされない検索方法とは!?
- 18.まとめ
生存バイアスと認知バイアスの違いを探る!
googleで生存バイアスと調べると10万件以上の検索結果や雑学のサイトが出てきます。では、生存バイアスやバイアスとは、どういった意味なのでしょうか。
生存バイアスと関連して、認知バイアスという言葉もあります。これは雑学なのでしょうか。
ここでは、生存バイアスと認知バイアスの違いを捉えて、実際の生活でどのように生存バイアスを活かしていくかをアドバイスしていきます。
1.認知バイアスとは?
認知バイアスの意味を紹介する前に「バイアス」という言葉について、雑学を深めておきます。
バイアスとは訳すと「偏り」、「直流電圧」、「バイアステープの略」と、バイアスには大きく3つの意味があります。
歌詞でも使われるバイアスという言葉は、「偏見」や「偏り」といった意味で使われることが多いです。
ここで言う認知バイアスのバイアスも同じ偏見という意味です。
そもそも認知バイアスとは心理学の専門用語なので、一般にはあまり知られていません。具体的には、ある特徴や文言に対して、偏見などが加わり、歪んだ情報が特徴化してしまうことです。
バイアスを「偏見」と言葉を置き換えて、読んでみてもいいでしょう。
2.具体的な事例は?
想像して下さい。
例えば、明日、友達と河川敷でバーベキューをする約束をしていたとします。バーベキューですから、天気のいい方が都合がいいです。
この時点で、あなたの頭の中には「明日は晴れであってほしい」というバイアスがかかっています。
誰も大雨の中、バーベキューをやりたいという人はいないので、当然でしょう。
そこで、テレビやインターネットなどで気になる明日の天気予報をチェックすることでしょう。
一つ目はテレビです。予報は雨でした。
二つ目はインターネットです。こちらも予報は雨でした。
三つ目は、地元の友達の情報です。そうすると曇りという情報が得られました。
認知バイアスに陥っているあなたは、たった一人の友達の「明日は曇り」という情報を信じようとします。それは、明日バーベキューを予定しているあなたにとって、都合のいい天気だからです。
これが認知バイアスです。
- なぜ、認知バイアスが起こるのか?
客観的に見て、テレビやインターネットの天気予報の方が情報の精度が高いです。なぜなら、気象衛星や過去の天気などを参考に気象予報士が予報しているからです。
あくまでも、予報にすぎませんが、一人の友達の情報より、よほど信頼度が高いです。
しかし、「明日は晴れてほしい」という認知バイアスがかかっているあなたは、「気象予報士の言っていることも予報にすぎないから、外れることもあるだろう。」と自分に都合のいいように判断し、地元の友達の言葉を信じてしまうのです。
3.生存バイアスとは?
生存バイアスの意味は認知バイアスと少し異なります。
生存、つまり残っている優秀な人や物、実績などを大々的にとりあげて、あたかも全ての人が成功するかのようなバイアスに陥ることを言います。