記事の目次
- 1.生存バイアスと認知バイアスの違いを探る!
- 2.1.認知バイアスとは?
- 3.2.具体的な事例は?
- 4.- なぜ、認知バイアスが起こるのか?
- 5.3.生存バイアスとは?
- 6.- 現実は違う
- 7.4.生存バイアスって、雑学なの?
- 8.- 親が子どもに無理強いするのも生存バイアス?
- 9.5.徳川家康と生存バイアスのつながり
- 10.- 石田三成は生存バイアスによって、悪者に?
- 11.6.生存バイアスを生活にどう活かすか?
- 12.- 生存バイアスを元に宝くじを買う
- 13.- 生存バイアスと的確な情報の違い
- 14.- スマホにも生存バイアスが!?
- 15.- Android製品もそこそこいい
- 16.7.googleの検索結果と生存バイアス
- 17.- 生存バイアスに惑わされない検索方法とは!?
- 18.まとめ
客観的な見方は親では難しいですが、アイドルグループのオーディションなどに参加してみるのがいいでしょう。
オーディションで最終選考まで残れば、可能性はあります。
なぜなら、最終選考までいくと、応募者側のレベルは、相当に高いものです。
あとは、運と選考委員の好みによるものでしょう。
- スマホにも生存バイアスが!?
スマホにも生存バイアスは応用できます。
日本の2017年第一四半期のスマホのシェア(IDC Japan調べ)は、Apple(iPhone)が50パーセントを占めています。
日本のユーザーは世界的に見て、iPhoneのシェアが非常に高いという特徴があります。
iPhoneは値段が他のスマホと比べて高いのに、どうして半分もシェアをとっているのでしょうか。
これも、生存バイアスで説明できます。
iPhoneは値段が高いものの性能が優れています。また、優れたアプリも多いです。
実際に画面をタップしたときの感度は優れていますし、自社でアプリの承認審査をしていますので、iPhoneの画面解像度に適した基準をアプリ制作会社に要求することができます。
そのため、Android製品(京セラやソニーなど)に比べると見た目もキレイです。スマホの価格が高いので当然と言えば当然です。
- Android製品もそこそこいい
iPhoneほどでないにしろ、そこそこの性能を持ったAndroid製品も販売されています。しかも、iPhoneの半分ほどの値段で変えたりします。
しかし、ドコモ、au、ソフトバンクのキャリア全てがiPhoneを扱っている日本では、圧倒的にiPhoneが購入されやすくなります。
これが生存バイアスです。
実際にiPhoneには追加で容量を増やせなかったり、SIMカードは1つしか入れられないなどの欠点もあります。また、iPhoneの初期ロットは不具合が出やすいです。
ところが、生存バイアスによってiPhoneでなければ、スマホではないような風潮が日本にあり、多くのスマホユーザーが大金をはたいて、iPhoneを購入しています。
7.googleの検索結果と生存バイアス
生存バイアスはgoogleの検索結果にも反映されます。
多くの人はgoogleにある検索オプションを知らないでしょう。検索オプションを使うと1年以内、1ヶ月以内などにアップされた情報のみを抽出して、検索結果を表示させることができます。
ところが、皮肉にも多くの人が、検索オプションの機能を知らなかったり、使っていないので、SEOに優れたサイトが上位に表示されます。2ページ目の検索結果は、ほとんどの人が見ません。
例えば、電車の遅延情報は新しい方がいいです。
しかし、普通に調べるとうまく探せません。人によっては、twitterの方が便利という人もいます。
ところが、検索オプションで「1時間以内」という設定に変えるだけで、同じキーワードでも異なる検索結果が表示されます。これが、電車の遅延情報に関する的確なニュースの可能性が高いです。
google検索のちょっとした雑学です。
- 生存バイアスに惑わされない検索方法とは!?
歴史上の人物に関する情報は、より詳しい情報が好まれます。最近、アップされた情報よりも内容の濃い、ちょっとした雑学も書いてあるサイトを探したいところです。
この場合も単純に「徳川家康」というキーワードで調べたら、生存バイアスによって生き残った情報しかでてきません。
「徳川家康」に、幼名(子どもの頃の名前)の「竹千代」というキーワードを足して、「徳川家康 竹千代」と検索すると、より正確で詳しい情報を見つけることができます。
このようにgoogle検索でも単純なキーワードではなく、その道に詳しい人しか知らない雑学的なキーワードをプラスすることで、生存バイアスにとらわれない検索結果を表示することができるのです。