②元々の性格が原因
一般的に、酒乱の人は普段は性格が良い人が多いですが、元々の性格が暴力的な人、攻撃的な人もいるようです。お酒によって、元々の性格が出てきて、酒乱になってしまうのでしょう。
さらに気が強くなって抑えが効かなくなるので、最悪の事態になってしまう人も多いとか…。道端で大喧嘩してしまう、なんてことにならないように気を付けましょう。
③遺伝が原因
遺伝性の病気が子供に遺伝するように、親が酒乱だと、子供も酒乱になりやすいという意見もあります。
アルコールを分解する能力は遺伝子で決まる部分もあることから、酒乱は遺伝する場合があるというのです。必ず遺伝するというわけではありませんが、父親か母親が酒乱という人は、お酒の飲み方に気をつけた方が良いでしょう。
脳の働きと酒乱の関係
酒乱になる原因には、脳も大きく関係しています。お酒を飲むと、脳が麻痺してしまうことは、よく知られていることですね。お酒を飲むことによって、どのように脳が変化するのか、簡単に説明しましょう。
お酒を飲むと、まずは脳の前頭葉が麻痺を起こします。それは、どういうことを意味しているのかというと、前頭葉には、理性を働かせたり、我慢したり、認識するなどの働きがあるので、お酒を飲むと、理性が働かなくなったり、我慢ができなくなったりする他、酔っているということを認識できなくなるのです。
だから、飲み過ぎて酒乱となってしまうわけですね。
また、お酒を飲むと血行が良くなり、血圧が上昇しますね。これは、お酒によって交感神経が活発になったということを意味しています。
交感神経は、緊張している時やストレスを感じている時に働き、アドレナリンやノルアドレナリンというホルモンを分泌します。
人間は、この2つのホルモンが分泌されると、不安や恐怖、怒り、イライラなどを感じやすくなってしまうのです。
だから、お酒を飲みすぎると、感情的になる人が多いですね。おまけに、その感情をコントロールする脳の前頭葉が働いていませんから、感情が全て表に出てしまうのです。
酒乱の治し方!どうすればいい?
酒乱の治し方は、まずは、自分が酒乱であるということを認識することから始めなければなりません。
酒乱の人の多くは、自分が酒乱かもしれないと思いつつ、そんなはずはないと、否定しているところがあるので、回りの人に動画を撮ってもらうなどして、酒乱であることを認識しましょう。認識することが、一番効果のある治し方です。
お酒を飲む量をコントロールしよう!
まずは、お酒を飲む量をコントロールするようにしましょう。酒乱になる人は、お酒に強い人なので、ついつい飲み過ぎてしまいます。少し酔ってきたかな?ぐらいで、飲むのは止めるようにしましょう。
もっと飲みたいという気持ちが起こったら、酒乱で周りの人の信頼を失っていく未来を思い描いてみてください。酒乱で失敗を繰り返し、大切な人を失ってしまうのですか?
普段はのあなたなら、それはしてはいけないことだと分かるはず。脳が麻痺する前に、ノンアルコールに切り替えましょう。
酒乱の結末を知ろう
最近は、女性でも酒乱の人が増えたと言われています。それは、昔と違って、バリバリ仕事をする女性が増加し、それだけストレスをため込んでいるからでしょう。
お酒が強い人は、女性でもストレスを解消するためにお酒に逃げ込みやすいですよね。それが、酒乱の大きな原因であることを認識しましょう。
酒乱になると、回りの人に迷惑をかけるだけではなく、信用も失います。そうなると、仕事にも差し支えることが起こってきますので、酒乱を避けたいなら、お酒を飲まないことです。これが究極の、酒乱の治し方と言って良いでしょう。
少しだけと思っても、ついつい飲み過ぎてしまうので、いっそのこと飲まないようにする治し方の方が確実に酒乱を抑えることができます。
酒乱の人は、お酒が好きで、しかも強いですが、アルコール依存症の病気ではないので、お酒も飲まないでいられるはずです。
どうしてもお酒が止められないというなら、それは病気かもしれませんので、病院で受診した方が良いですね。
特に、ひどい酒乱の人、人を殴ったり、物を壊すといった行動をとってしまう人は、そのままだと家族や友人も失くします。
酒乱を続けるということは、大切な人を失うということを意味しているということを理解して、早めの断酒をおすすめします。
身近な友人、家族、知人が酒乱だったときの対処法!
酒乱と思われる人と一緒にお酒の席に居た場合、自分がどう対処すべきなのか。親しければ親しいほど、どうにかしてあげたいと思いますよね。
酒乱の人だって、お酒で身を持ち崩した例はいくらでも知っているはずです。だからこそ、親しい人をそんな目に合わせたくありませんよね。あなたが出来ることは何なのでしょうか。