記事の目次
- 1.【はじめに】『短絡的』の意味とは?
- 2.短絡的な人の性格①考え方が単純
- 3.短絡的な人の性格②せっかち
- 4.短絡的な人の性格③自信家で傲慢
- 5.短絡的な人の性格④人の話を聞かない
- 6.短絡的な人の性格⑤おっちょこちょい
- 7.短絡的な人の性格⑥鈍感でKY
- 8.『短絡的思考』治す方法はある?
- 9.短絡的思考を治す方法①考えを文字にしてみる
- 10.短絡的思考を治す方法②納期の緩やかな仕事をやらせる
- 11.短絡的思考を治す方法③手本を見せる
- 12.短絡的思考を治す方法④『教育ディベート』をやってみる
- 13.短絡的思考を治す方法⑤時間を与える
- 14.短絡的思考を治す方法⑥口に出して教える
- 15.【まとめ】短絡的なままでいると?
営業の仕事でも、顧客のニーズ『何が不満で何を説明して欲しいか』など頭をフル回転させて臨まないと、やがて客に底の薄さを見透かされるようになるからです。
傲慢の対義語は、『謙虚』です。でも、自信家の人が好調に成果をあげているときに、その傲慢さを指摘し、謙虚さを求めても無意味です。スランプになり、落ち込んだときに初めて『このやり方じゃダメなのかな?』と気づくのでしょう。
短絡的な人の性格④人の話を聞かない
自信家で傲慢な人も、他人の忠告を聞かない傾向がありますが、それとは別の理由で人の話を聞き流す癖がある人がいます。
なぜでしょうか?
このタイプの短絡的な人は、子供の頃によく大人に説教をされた人が多いようです。
子供にとって、親や教師の説教など、念仏のようなもの。大人しく聞くふりをして、ひたすら早く終わるのを待っているだけです
こういう性格の人がそのまま大人になると、他人の意見を聞いて自分の言動を改めるということができなくなります。上司や先輩が、どれだけタメになる話をしてくれても、口うるさい説教にしか聞こえないからです。
元々、自分の中でいく通りものやり方を検討して最善を導き出す習慣も、能力もない上に、他人のアドバイスを最初から無意味と決めつけ、シャットアウトしていては、よい仕事ができるはずありません。
聞き流しの対義語に、『傾聴』という言葉があります。人の言葉に耳を傾け、意味を理解しようとすることなのですが、自力で解決できない人ほど、この傾聴できていない。これでは、どれだけ長く働いていても、評価されたり、重要な仕事を任されることはないでしょうね。
短絡的な人の性格⑤おっちょこちょい
行動に落ち着きがなく、小さなミスを頻繁に繰り返す性格の人。おっちょこちょいと呼ばれますが、こんな特徴を持つ人も、短絡的思考になりがちです。
おっちょこちょいキャラの人は、失敗をしても笑ってごまかすなどしてあまり深く反省することがなく、また周囲も元々そういうキャラと見ているため『またかよ』とため息をついておしまい。責任を追及したり、厳しく叱責したりすることがありません。
この性格の人は、何かを始める時に考えなしに行き当たりばったりで着手するのが特徴。そのため、後になって綻びが生じてバタバタします。でもそれはそれで何とかなってしまうので、深く考えるより楽なのです。
おっちょこちょいの対義語は、『沈着冷静』でしょうか。でもこの性格、子供の頃から続いていることが多く、本人もあまり不都合を感じていないため、治すのは簡単ではないかもしれませんね。
■参考記事:不器用な人に向いている仕事ってあるの?コチラも参照!
短絡的な人の性格⑥鈍感でKY
短絡的思考を避けるためには、仕事を着手する前に、やり方をいく通りも検討し、ベストなやり方を選ぶこと。
でもその『いく通りものやり方』がひとつしか思い浮かばなかったら、どうでしょうか?
どんな人でも発想力に限界があります。そんな時、周囲の人のさりげない発言や反応から、新しい発想が降りてくることがあります。ところが鈍感で空気が読めない人には、これを感知することができない。すると、自分ひとりの考えで進めるしかなくなり、結果として短絡的思考に陥りがちです。
鈍感の対義語は、言うまでもなく『敏感』です。どんな仕事をするにも、ひとりの世界に閉じこもらず、まわりの人の動きや反応を敏感に察知することはとても大切なのですが、これもまた、その人の性格、特徴に関わる問題。心がけひとつで改善できるものではなさそうです。