検査薬は生理予定日が過ぎてから、いつからいつまで妊娠しているかを調べることができるのでしょうか。
使用可能な期間を見ていきましょう。
妊娠検査薬で判断に必要な「hCG」は、体温が高い9日目前後で分泌量が増えてきますから、体温が高い9日目に妊娠検査薬を使ってみると陽性とでることがあります。
基礎体温の記録をつけていない方や生理が不規則な方は、日数の数え違いもあります。
ですので体温の高い日が続いたときは継続して検査薬の記録をつけましょう。
また、いつまで「陽性」がでるかというと妊娠10週までは、陽性反応を確認することができます。
それ以降は「hCG」の濃度が少なくなっていきますので目安としてください。
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高温期20日目:体温が下がった⁈
高温期を維持していた体温が下がると「どうして?」と心配になりますね。
体温が下がる症状には、いくつか理由がありますので見ていきましょう。
妊娠、20日目はまだ初期ですので、一時的に体調や情緒が不安手なこともあり体温が下がることがあります。
「つわり」や妊娠したことによる「心の変化」で体温に変動が起こります。
また、季節により寒い時期など気温の変化でも体温は変わります。
万が一、「流産」であったとしても、原因は赤ちゃん側にあるんですよ。
お腹に授かった新しい命はとても嬉しいですね。
その赤ちゃんが「流産」となればママは、ご自身の配慮が何か足りなかったのではないかと責めてしまうのではないでしょうか?
「体を冷やしすぎた?」「運動がわりに散歩しすぎちゃた?」などと考えてしまうことでしょう。
それらは、何も関係はありません。
妊婦さんが心配するのは「流産」でしょう。
しかし「流産」だからすぐに体温が下がることはありません。
ただし、体温が下がったことで「流産」することは絶対にないとは言えませんし、「流産」を避けることもできません。
一週間ほどは体温が高い場合もあるので、体温が下がっていないか、出血や下腹部の痛みがないか確認してください。
出血や下腹部の痛みを感じた場合は、自己判断をせずにすぐに病院へ行ってくださいね。
高温期20日目:出血
出血には生理だと思ってしまうものがあります。
心配のないものがほとんどですが「流産」の心配が全くないとは言えません。
判断に迷い不安になったりしないように妊娠初期にどのような出血が起こるのかを見ていきましょう。
「着床時出血」というものがあります。
これは受精卵が子宮内膜に着床するときにでる出血です。
出血の量は微量なことが多いです。
出血2日~3日で止まりますが、生理のように出血があることもあり「生理?」と思い違いをしてしまうことがあるので、心配なことが起きたら病院へ電話をして症状を伝えて指示に従いましょう。
「絨毛膜下出腫」というものがあります。
これは受精卵が子宮内膜に着床したあとに「絨毛」が伸びて胎盤を作り始めるときにです出血です。
こちらも出血の量が多いことがあります。
「着床時出血」と違うのは、血腫ができてしまうことです。
小さいものは特に問題はないのですが出血が、多くて血腫も大きくなると「流産」の可能性もでてきますので、病院へ電話をして症状を伝え指示に従い安静を保ちましょう。
「子宮外妊娠」というものがあります。
これは、受精卵が卵巣または卵管で着床してしまうために出血します。
体温は下がることがありませんのでご自身では確認するのが難しいです。
また、子宮外では赤ちゃんは成長できませんし、受精卵は細胞分裂を繰り返しますのでほっておくと卵管が破裂して大出血になる可能性が高くなり、母体に危険がおよびます。
「子宮外妊娠」は出血と腹部の強い痛みが続くので、生理がきたと思いこみ鎮痛剤を飲んだりせずに病院へ電話をして必要であれば早めに受診をしてください。
また、「子宮外妊娠」は投薬、手術の必要となることが多いです。
高温期20日目:薄い陽性
判定窓に出る線が妊娠検査薬の使用説明書通りではなく、色が薄かったりすることはよくあります。
でも、色が薄いとどう判断したらいいか困ってしまいますよね。
判定線の色が薄くなる原因を見ていきましょう。