愛情不足の子供の特徴とサイン11選!そんな子に大人はどう接すればいいの?

愛情不足の子供の特徴とサイン11選!そんな子に大人はどう接すればいいの?

子供時代の愛情不足は後々大人になってからその人の人生に暗い影を落とします。親の愛情は子供にとって体への栄養と同じ、心の栄養です。今から親になる人、そして親の愛情不足が原因で今苦しい生き方をしている人に、愛情不足の子供についてお話します。

記事の目次

  1. 1.【愛情不足の子供】愛情不足は子供を苦しめる
  2. 2.【愛情不足の子供】愛情不足の子供が出すサイン
  3. 3.【愛情不足の子供】愛されず育った大人はどうなるのか
  4. 4.【愛情不足の子供】ママが大好きだというメッセージ
  5. 5.【愛情不足の子供】子供への愛情の伝え方
  6. 6.【愛情不足の子供まとめ】ただ抱きしめるということ

【愛情不足の子供】サイン⑥大人に甘える

「ママが大好き」でも、親に甘えられない子供は、周りの大人に甘えるようになります。祖父母だったり、幼稚園の先生だったり。信頼できる大人、自分を保護してくれる存在を求めているのです。必要以上に他人の大人に懐く性格の子供は愛情不足の場合が多いようです。

もし、自分の子供が近所の大人にすごくなついていたり、幼稚園の先生にべったりなのに、親にはそこまで甘えてこないとしたら、自分の愛情不足を感じてください。子供が改善すべき問題を抱えています。

ママが大好きで、ママには嫌われたくないから性格の良い子でいる。でも、甘えたい欲求は消えることがないから、他の場所で埋めようとする。そんな状態なのかもしれません。

【愛情不足の子供】サイン⑦爪噛み

爪噛み、また指しゃぶりという特徴も愛情不足が原因と言われています。爪噛みをしている子供全てが愛情不足というわけではありませんが、ずっと続けていてやめる気配がなければ愛情不足かもしれません。

子供の精神状態にストレスがかかっている状態になると爪噛みや指しゃぶりを始める子供が多いので、愛情不足以外にも親の過干渉、親が喧嘩しているという場合に見られます。

爪噛みや、指しゃぶりといった特徴は「苦しい気持ち」を表しているため、子育てにおいて自分が子供にストレスを与えているのかもしれないという自覚を持ってください。親の方には子供を傷つける気持ちがなくても、繊細な子供は傷ついている場合があるのです。

爪噛みを見つけたら「やめなさい」と注意する前に、「一緒にあそぼっか」と一緒に過ごす時間を作ってあげる事が改善の一歩です。

【愛情不足の子供】サイン⑧おねしょ

おねしょも愛情不足や、ストレスが強くかかっている時にしてしまいます。特にその日、ものすごく怖く怒鳴られた、怖い思いをした、など緊張状態だった場合によく子供はおねしょをします。

おねしょは大きくなると自然におさまりますが、小学生高学年になってもおねしょを繰り返す場合は病院で診てもらいましょう。単発でおねしょをする場合は、子供のストレスを疑うべきです。

最近夫婦仲が悪い、忙しくてつい子供に当たってしまう。ワガママが多いからつい怒鳴ってしまった。子供がおねしょをした日は、「もう!」と文句を言う前に自分の最近の行動を振り返ってみましょう。

おねしょは無意識にしてしまうのですから、怒ったところでなくなるものではありません。それよりも、どうしておねしょをしてしまったのか、子供の心を感じる事が大切です。

【愛情不足の子供】サイン⑨無表情

「子供」という言葉からイメージするのは「楽しそうに笑っている顔」「うわーんと泣いちゃってる顔」そんな感情がはっきりと表れている顔ではありませんか?子供は自分の感情に蓋をしません。そんな必要もありません。

子供は社会性を学ぶ上でだんだんと感情をコントロールする術を身に着けていくのです。でも愛情不足の子供はだんだんと感情が顔から抜けていきます。最初は癇癪を起して、泣いていた子供も、「感情的になると怒られる」と感情に蓋をするようになります。

またサイレントベビーといって、ネグレクトやそこまでいかなくても、親がテレビやスマホに夢中になって子育て中にあまり子供に手をかけないでいると赤ちゃんから表情がなくなっていくそうです。感情の受け取り手がいないから、感情を表すことを諦めた状態です。

これは、危険。成長するうえで周りの子供とコミュニケーションをとれなくなり、健康的な社会生活を送れなくなります。「手がかからない子供」は大人にとって理想的かもしれませんが、良い事とは限りません。

親とのコミュニケーションが取れて初めて、子供は外の世界と安心してつながることができるのです。

【愛情不足の子供】サイン⑩強い自立心

親から十分に愛情をもらえなかった子供は早い時期から自立しようとします。いわば「親を見限った状態」です。早く自立するなんてしっかりしているわね。とはいきません。

自分の支度も、学校の用意も何もかも、手がかからない。という事は、親に何の期待もしていないという事。甘えられないのです。下に兄弟がいる場合も早くから自分で何でもできるようになりますが、それはお母さんが子育てで忙しいと分かっているから。

長男長女は甘え下手と言いますが、こちらは愛情不足ではないのでご安心を。問題なのは、何もかも自分でやって親を頼らない(甘えないとは違う)こと。こうなると、親も子供から距離感を感じるでしょう。思春期になる前に子供から壁を感じるのは危険サインです。

【愛情不足の子供】サイン⑪乏しい自尊心

愛情不足で育った子供は、自尊心が乏しくなります。何をしても褒めてもらったことがなければ、自尊心など育つわけがありません。自尊心がないという事は、自分に自信がないという事。

厳しい愛情をもって子育てをしていると豪語する人がいますが、もしその厳しい愛情が「褒めない」ことなら今すぐ改善するべきです。褒めるに優る子育て方法はありません。

自分に自信のない子供は自立するどころか、いつも大人の顔色を窺って、自分の意見を持てません。オドオドし、自分が悪くない事でも謝ってしまう。気が弱い性格ではありません。性格はある程度環境から作られるものです。

自尊心のない子供は、自傷行為を繰り返すこともあります。1人では自尊心は育てられません、周りの人が認めてあげて初めて自尊心は育つもの。

【愛情不足の子供】愛されず育った大人はどうなるのか

愛情不足の子供がそのまま大人になるといろいろな弊害が出てきます。親の愛情を欲するという事は人間の基本的な欲求です。その基本的な欲求を否定されることがどれほど子供の心と体の健康をむしばんでいるのか、周りの大人は気づかなければいけません。

子育ては簡単ではありません、親もストレスがたまることがあるでしょう。でも、子供はストレスのはけ口ではないし、親がなんでもしていい所有物でもありません。

子供の人格を認めて、愛情をかけてあげないと、子供時代だけでなく大人になってからもその子は苦しみ続けることになるのです。ここでは子育て中に親から十分な愛情をもらえなかった人がどんな大人になるのか、特徴を紹介していきます。

【愛情不足の子供】特徴①他人との距離感が分からない

愛情不足で育った子供は、大人になってからも「人との距離感」が分かりません。どこまで心を許していいのか分からないでしょうし、受け入れてもらえたと思ったら、急になれなれしくなることもあります。

コミュニケーションの取り方がよく分からない特徴があるので、初対面の人でもプライベートな事をベラベラ喋ったり、それで変な顔をされると急にその人を遠ざけてしまったり。とにかくちょうど良い距離感が分からず苦労します。

コミュニケーションは一方的に自分の気持ちを伝えようとすることでも、理解できないからといって遠ざけることでもありませんよね。こんな事が繰り返されるとさらに自信を失い、1人でいるようになったり、殻に閉じこもるようになってしまいます。

次のページ

【愛情不足の子供】ママが大好きだというメッセージ

Related article /

関連記事

Ranking /

人気の記事
Copyright (C) Lovely