記事の目次
- 1.9歳の壁とは?乗り越えるために保護者ができることは?
- 2.9歳の壁にぶつかる理由や心理1【抽象的思考が育ち始める】
- 3.9歳の壁にぶつかる理由や心理2【自分を客観視し始める】
- 4.9歳の壁にぶつかる理由や心理3【ギャングエイジ】
- 5.9歳の壁にぶつかる理由や心理4【第二次性徴が始まる】
- 6.9歳の壁にぶつかった時の具体例1【勉強についていけなくなる】
- 7.9歳の壁にぶつかった時の具体例2【自信をなくす】
- 8.9歳の壁にぶつかった時の具体例3【社会性に乏しくなる】
- 9.9歳の壁にぶつかった時の具体例4【他者への劣等感が強くなる】
- 10.9歳の壁を乗り越える!保護者ができること1【ほめる】
- 11.9歳の壁を乗り越える!保護者ができること2【親離れさせる】
- 12.9歳の壁を乗り越える!保護者ができること3【自分で考える力をつけさせる】
- 13.9歳の壁を乗り越える!保護者ができること4【そっと見守る】
- 14.9歳の壁を乗り越える!保護者ができること5【勉強の楽しさを伝える】
- 15.9歳の壁を乗り越える!保護者ができること6【とことん遊ぶ】
- 16.9歳の壁を乗り越える!保護者ができること7【子供の話を聴く】
- 17.9歳の壁を乗り越えることで、子供の可能性を開いて行こう!
具体例としては、「あの子は勉強ができるのに、自分はいつもさえない成績…」「アイツは運動神経抜群でうらやましい」といったことです。
一度ドツボにはまると、発達障害や引きこもり状態になることも…。劣等感もまた、9歳という年齢に与えられた試練なのです。
9歳の壁を乗り越える!保護者ができること1【ほめる】
学校の宿題を時間をかけてやっても、公文教室に通っても、学習の成果がすぐに出ないことがあります。それどころか、あまりにも成果が出ずに、「自分は何をやってもダメなんだ…」と、自分の殻に閉じこもってしまう恐れもあります。
「発達障害かしら?」と疑う前に、子供が頑張っている姿をくみとり、ほめてあげるようにしましょう。
「結果が出ないとほめてもらえない」と子供が思ってしまうと、失敗や挫折に対して、過度の恐れを抱くようになってしまいます。
失敗や挫折は、大きく成長するためにはとても大切なことです。それは子育てにおいて、保護者自身も実感していることではないでしょうか?
同じように、「失敗することは怖くない」ということを、子供にもきちんと伝えてあげましょう。そうすれば、子供は自然と失敗しても乗り越えていける強さを身につけてくれますよ。
9歳の壁を乗り越える!保護者ができること2【親離れさせる】
9歳ともなると、自然と親や家族よりも友達との付き合いを優先させるようになります。つまり、親離れが始まるのです。
友達関係も今までと違ったタイプの子供たちと仲良くすることもあり、保護者としては心理的に戸惑いを隠せないことも多々出てくることと思います。
よかれと思って口出ししているのに、子供が反抗しているようにしか見えないこともあるでしょう。
ですが、そこで子供のすること為すことを押さえつけてしまってはいけません。いつまで経っても、子供に自主性が育たなくなってしまいます。
心理的に寂しく感じるのはわかりますが、子供のやることに口出しするのは、極力控えるようにしましょう。子供が親離れするには、まず親が子離れすることが大切です。
子離れできれば、子育てはどんどん楽になっていきますよ。
9歳の壁を乗り越える!保護者ができること3【自分で考える力をつけさせる】
子供より何十年も先に人生を歩んでいる親としては、子育てにおいて子供が悩んでいること、ぶち当たっている物事に関して、つい口出ししたくなることもあるでしょう。
時には、「なんでこんな簡単なこともわからないの?」「やり方はアレしかないに決まってるじゃない!」と思うこともしばしばです。さらに、自分の考えを言わない子供を発達障害だと疑い始めることすらあるかもしれません。
でも、そこは公文教育のように、子供を信じてあげましょう。まずは自分で考えさせるのです。そうすることで、将来何か問題が起こっても、他人任せにすることはなくなります。
何より、自分でかみ砕いて理解したことは、大きな達成感や充実感を感じさせてくれます。子供が問題解決できないようなら、公文でも行われているように、まずはヒントや具体例を与えてあげるといいでしょう。
これは自主性を引き出すためのトレーニングになりますよ。なんなら、公文式に通わせることも考えてみるといいかもしれませんね。
9歳の壁を乗り越える!保護者ができること4【そっと見守る】
子育てをする中で、世間の目が気になるシーンは多々あると思います。「子供がテストや公文の問題が解けないのはカッコ悪い。だからすぐに答えてを教える」など、子供につい手を差し出してしまうのは、当然の親心と言えます。
でも、何でもかんでも手を差し出していては、子供の自立心を奪い、自ら発達障害にさせてしまう元です。また何かあると、すぐに逃げ出すクセがついてしまいます。
「失敗は成功の母」です。そして、失敗をたくさん経験させてあげられるのも、子育ての醍醐味です。
保護者がすべきことは、先回りして失敗させないようにするのではなく、温かい目でそっと見守ることです。大切なのは、「自分は何があってもあなたの味方である」と、子供にわかってもらうことです。
何があっても子供の一番の味方、理解者として、子育てを楽しんでみましょう。自身の肩の力も抜けますよ。